闇株新聞[2018年]

「パナマ文書」に安倍政権も戦々恐々!? 日本人リストを握る朝日新聞の動向は?闇株新聞が考察する「パナマ文書」の今後

2016年4月15日公開(2026年3月19日更新)
闇株新聞編集部
facebook-share
x-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

タックスヘイブン(租税回避地)で現地法人の設立・運営・管理をしていたパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から漏洩した、いわゆる「パナマ文書」がいま世界を震撼させています。税金逃れのため設立された現地会社の所有者の実名やその活動内容など、絶対に明るみに出ないはずだった機密情報が2.6テラバイト(すべて誌面に印刷するとなんとトラック1000台分!)も流出してしまったのです。

その中には中国の習近平主席の親族、ロシアのプーチン大統領の周辺、英国のキャメロン首相の亡父ほか、世界各国の首脳・閣僚等、重要人物あるいはその関係者の名前も多数、あるようです。いったい誰が、何のために暴いたのか!? 日本への影響は!? 政治・経済・金融の闇を解説させたら右に出るところはない刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」でも、もちろんこの問題を詳細に記事にしています。今回はその一部をご紹介しましょう。

これは正義に駆られたジャーナリストの
勇気ある行動などでは断じてない!

 「パナマ文書」について、日本では相変わらず通り一遍の報道しかなされていません。このまま待っていても「本当に重要な部分」が世間に伝えられることは、絶対にないでしょう。

 2013年にエドワード・スノーデンが持ち出して最終的にロシアに渡った米国諜報活動に関する機密情報が、あるいは2015年に令完成が米国に持ち出した中国共産党に関する機密情報が、その後どのように「活用」されたのか、どんな「取引の材料」に使われたのか一切漏れ伝わってこないのと同じです。

 つまり、「パナマ文書」の本当に重要な部分は、それを漏洩させた誰か(あるいはどの部分をどのタイミングでどのように公にするかを決められる誰か)により恣意的に利用されるはずです。

 少なくともこれは「正義に駆られたジャーナリストによる勇気ある行動」などでは決してありません。そこを理解しておかないと、ますます混沌としていく世界の政治・経済・金融がますます読めなくなり、これからやってくるであろう衝撃に翻弄されてしまうでしょう。

 本紙は「明確な事実だけを積み上げて相場の見解などを引き出すアプローチ」を信条としており、憶測に基づいた安直な相場予想は厳に慎んでいますが、こと「パナマ文書」に関しては憶測を加えなければ予想がつきません。その点をあらかじめご承知おき下さい。

 「パナマ文書」が漏洩したきっかけは、2015年8月に「南ドイツ新聞」に寄せられた1通の匿名メールで、暗号を使って全文を受け取ったため今も誰が送ったのかわからないというのです。

 そんな「子供だまし」のような説明を信じるわけにはいきません。恐らくはどこかの国家の意を受けた諜報機関によるハッキング行為で強奪されたものでしょうが、それではさすがに国際的な事件になってしまうため、「ジャーナリズム」を前面に出して“正義色”を強調しているのでしょう。

「パナマ文書」は諜報機関により強奪された!?
ドイツ連邦情報庁の仕業とするには違和感も…

 では、「パナマ文書」を強奪したのはどこの諜報機関か……送られた先が「南ドイツ新聞」であったことを考えれば、ドイツ政府の意を受けたBND(ドイツ連邦情報庁)が最初に思い当たります。

 BNDとは東西冷戦時、対東独・東欧・ソ連の諜報活動の最前線だった組織で、現在も7000人もの職員を抱えます。歴史的背景からロシアやプーチン大統領を狙い撃つためのものだったと考えれば、一応は筋が通ります。

 ただ、単純にBNDによる工作と結論付けるには違和感も残ります。それは「パナマ文書」を受け取った南ドイツ新聞が、それをすぐにワシントンDCにある「ICIJ」(国際調査報道ジャーナリスト連合)に提供しているところです。

 ICIJの「正体」はよくわかりませんが、純粋なジャーナリスト組織であるはずがありません。ICIJとドイツ(あるいはBND)は大変に違和感のある組み合わせです。

 さらにICIJの呼びかけでイギリス「BBC」「ガーディアン」フランス「ルモンド」など世界100以上の報道機関に所属する400人近いジャーナリストが分析に関わったとされていますが、米国の「ニューヨークタイムズ」「ワシントンポスト」「ウォールストリートジャーナル」「ニューズウィーク」などにはほとんど呼びかけていなかったようです。

 事前に情報が「どこか」に漏れることを恐れたためでしょう。

日本人に関わる情報は朝日と共同が握る
彼らは情報を、どう「使う」だろうか?

 日本では共同通信の澤康臣記者と、朝日新聞の奥山俊宏編集委員が分析に加わったとされています。これが本当だとすれば「パナマ文書」に出てくる日本人に関わる情報は、すべてこの2人が握っていることになります。

 繰り返しになりますが「パナマ文書」に関しては、その情報を握っている人物が、どの部分を、どのタイミングで、どのように公にするかを恣意的に利用できます。

 これから6月の伊勢志摩サミット、7月の参院選、そして「消費税延期」を問う衆参ダブル選挙も視野に入れる安倍政権にとって、何かと批判的な朝日新聞に「パナマ文書」の情報が握られていることは、ますます不気味です。

 先週の本連載「安倍政権は消費増税再延期で衆参同日選挙を決意!? 首相vs旧大蔵省の壮絶なバトルが始まる」とも合わせ、安倍首相およびその周辺に「なぜこの時期に?」と思われるような事件の発覚や強制捜査があるかもしれません。

米諜報機関がオバマ抜きで仕組んだ!?
これから何が出てくるか…目が離せない!

 さて、今回のテーマ「誰がパナマ文書を暴露したのか」ですが、本紙は「オバマではない米国当局」つまり軍部や諜報機関・外交関連を含む行政機関ではないかと考えています。つまりオバマ大統領がまったく知らないところでこれらの機関が動いた可能性です。

 米国大統領は各行政機関の最高責任者ですが、任期切れが近いためあまり気にせずに動いているのでしょう。オバマ大統領在任中に徹底的に弱体化した米国を何とか立て直し、米国の存在感を取り戻そうと考える勢力がいるからです。

 まもなくもっと明らかになる「パナマ文書」の情報を、最も有効活用できるのは米国の諜報機関や外交関連の行政機関であり、オバマ大統領は蚊帳の外だったと考えるとしっくりくるからです。

 もちろんこれは結論ではありません。「パナマ文書」が引き起こし得る問題については、今後も金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」で継続して追っていくことになりそうです。
 

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 


今日の注目株&相場見通し!!
年200万円利用で高級ホテル宿泊券がもらえる!最強ゴールドカードを検証! ダイヤモンド・ZAi無料会員登録はコチラから 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
みずほ楽天カードの公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
みずほ楽天カードの公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

株で1億円を作るワザ
家計を救う!株主優待
iDeCo入門


12月号10月21日発売
定価950円(税込)
楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[株で1億円を作るワザ]
◎巻頭インタビュー
橘玲が教える!「プアジャパン」時代のお金の守り方・増やし方
◎巻頭企画
ZAiの最新理論株価で判明!
増益割安&高配当の2大割安株ランキング

●人気20銘柄の最新割安度・割高度を公開
●割安株ランキング&プロの注目銘柄

◎第1特集
30代で達成も!最高10億円!
株で1億円を作るワザ

●[手法1]株ノートに記録
リョウジさん/株億太郎さん
●[手法2]高配当株に投資
配当君さん/かげやまさん
●[手法3]投信・優待株を売買
株_熱中症さん
●[手法4]割安・成長株を売買
のぶのぶ野郎さん/シンさん
●[手法5]順バリスイング
りんたんさん
●[Column]達人3人の座談会
ちょる子さん・桶井道さん・たぱぞうさんは
AI・半導体株にどう向き合う!?

◎第2特集
プロがガチ選出!
家計を救う!株主優待ベスト72

●優待名人・桐谷さんが力説!株主優待の底力
「ドン底の私を救ったのは株主優待でした」

●おトクで儲かる!株主優待神7
●予算別 インフレに勝てる!最強の優待株
●どんどん利回りアップ!長期で増える優待株
●新設優待利回りランキング

◎第3特集
保有株の見直し・余った枠の使い方など
NISAの年末駆け込み"ToDoやることリスト"

●保有株と投信は必要に応じて売却・乗換えを
●余剰資金があるなら株を購入&積立を増額

●金融機関の変更手続きは12月中旬まで
●旧NISAで買った株や投信を整理
●ザイ読者のリアルなNISA年末戦略

◎別冊付録
iDeCo入門第4回
「どこで始める?ネット証券&銀行のサービス比較」

●マンガで理解
口座選びで差がつく!3つのポイントを比較

●iDeCo口座の選び方 ネット証券5社/銀行6行
●口座開設の実践編
マイナカードを手元に総合口座を解説
審査完了後に手続きを開始

◎短期集中連載
株好きアイドル[ラフ×ラフ]高梨結VSザイ部員
スイングトレード株バトル最終回
トレード振り返り!勝敗のターニングポイントは?

◎いつもの連載も充実!​
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.27
「大雨被害にどう備える?」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.22
「細かく積上げるのがスキャル流」
●おカネの本音!VOL.52 西野亮廣さん
「お笑いも映画も舞台も!大きな夢をかなえる“稼ぐ力”のつくり方」
●10倍株を探せ!IPO株研究所2026年9月編
「半導体株が失速する中で中小型株に注目が!」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.120
「国債は満期まで?恋はどこまで!?」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「地価と物価高騰で大打撃!老人ホーム費用が高騰!入居先の選び方と落とし穴」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!
「100本中10本が減配し利回りもダウントレンド!」
●ザイクラブ拡大版!1カ月で1番上がる株を当てろ!
「9月後半はAI・半導体株の復調機運が追い風に!」


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


ザイクラブ・アンケートはこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報