会社名 | キャリア |
市場・コード/業種 | 東証マザーズ・6198/サービス業 |
上場日 | 6月27日 |
申込期間(BB期間) | 6月10日~6月16日 |
おすすめ証券会社 | SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、岩井コスモ証券、マネックス証券 |
フィスコ分析による 市場の注目度 |
★★★(最高★5つ) |
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?
▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント
キャリアのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)
■スケジュール | ||||||
仮条件提示 | 6月9日 | |||||
ブックビルディング(抽選申込)期間 | 6月10日~6月16日 | |||||
公開価格決定 | 6月17日 | |||||
購入申込期間 | 6月20日~6月23日 | |||||
払込日 | 6月24日 | |||||
上場日 | 6月27日 |
キャリアのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)
■取り扱い証券会社(2016年6月13日時点。割当は変更になる場合があります) | ||||||
証券会社名 (※青文字はクリックで詳細ページへ) |
引受シェア | 口座開設 | ||||
SMBC日興証券(主幹事証券) [最短5日で口座開設可能] |
88.7% | |||||
大和証券 | 2.6% | |||||
SBI証券 [最短2日で口座開設可能] |
1.7% | |||||
岩井コスモ証券 [最短4日で口座開設可能] |
0.9% | |||||
マネックス証券 | 0.9% | |||||
みずほ証券 | 4.3% | |||||
エース証券 | 0.9% |
キャリアのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
■価格情報 | ||||||
仮条件 [予想PER(※1)] |
1850~1950円 [16.2倍~17.0倍] |
|||||
公募価格 | 1950円 | |||||
初値 | 3870円 | |||||
初値騰落率 | +98.46% | |||||
予想トレーディングレンジ(※2) | 1500円~5000円 | |||||
最新チャート | 【クリックで最新チャートへ】 | |||||
※1 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※2 期間は上場後1年を想定。 |
■類似会社3社の予想PER(2016年6月7日終値の株価と会社側予想から計算) | ||||||
会社名 ※クリックで最新チャートへ | 予想PER | |||||
【3社平均】 | 23.9倍 | |||||
エスエムエス<2175> | 35.3倍(連) | |||||
テンプHD<2181> | 22.2倍(連) | |||||
エスプール<2471> | 14.1倍(連) |
予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より若干割安と判断できる。
キャリアの発行株数・単元数・公開規模は?
■株数などに関する情報 | ||||||
発行済株式数(上場時) | 215万株(予定) | |||||
公開株式数 | 公募15万株 売出34万5000株 (オーバーアロットメントによる売出7万4200株) |
|||||
想定公開規模 | 10.2億円~10.8億円(OA含む) |
キャリアは高齢化社会型人材サービスを展開
高齢化社会型人材サービス(シニア人材の活用コンサルティング・派遣・紹介及び介護施設等への看護師や介護士の派遣・紹介)を展開する。現在、東京都内及び地方の主要都市を中心に全国20拠点で事業を行っている。
好業績のマザーズ上場案件として評価が期待される一方、公開規模には特段の軽量感はない。IPOラッシュで買い疲れ感の台頭も予想され、小型案件のように初日値付かずとなることは想定しにくい。ただ、政府が掲げる高齢者雇用の促進に沿った政策関連のテーマ性で人気化する可能性はある。
公開規模については10億円強となる見込みで、マザーズ上場案件としては中規模に位置付けられる。ただ、ベンチャーキャピタル保有株はなく、同日上場となる企業もない。前述のとおり、今後テーマ関連との位置付けが高まるか注視したい。
◆「キャリア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社 | ||||||
SMBC日興証券 | ||||||
大和証券 | ||||||
SBI証券 | ||||||
岩井コスモ証券 | ||||||
マネックス証券 | ||||||
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら! |
キャリアの業績データ
■業績推移(単位:百万円・% ) | ||||||
決算期 | 売上高 (伸び率) |
経常利益 (伸び率) |
純利益 (伸び率) |
|||
2012/9 | 1,821 (―) |
188 (―) |
125 (―) |
|||
2013/9 | 2,583 (41.8%) |
124 (-34.2%) |
81 (-35.2%) |
|||
2014/9 | 4,465 (72.8%) |
201 (62.4%) |
127 (57.5%) |
|||
2015/9 | 5,795 (29.8%) |
293 (45.6%) |
192 (50.5%) |
|||
2016/9予 | 7,397 (27.6%) |
400 (36.4%) |
246 (27.9%) |
|||
2016/3 2Q | 3,604 (―) |
197 (―) |
124 (―) |
|||
予想EPS(※) /配当 |
単独:114.42円/0.00円 | |||||
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。 |
キャリアの業績コメント
2016年9月期の業績は、売上高が前期比27.6%増の73.9億円、経常利益が同36.4%増の4.0億円と増収増益の見通しとなっている。
足元では、人材ビジネス業界を取り巻く環境においては、厚生労働省が発表した2016年2月の有効求人倍率は1.28倍と上昇傾向であることに加えて、完全失業率の指数が低水準のまま留まる等、雇用情勢は改善傾向に推移しており、人材需要の高まりが続いている。
このような環境の中、同社は引き続きシニアワーク事業、シニアケア事業の積極拡大に努めている。シニアワーク事業は、主にビルメンテナンス、ベッドメイキング、オフィスワーク、ロジスティックスなどの分野で主にアクティブシニアの人材派遣、人材紹介及び業務請負を行っている。シニアワーク事業においては、引き続き新規顧客の開拓に努めるとともに、前期より開始した建設分野における有資格者人材紹介の拡大を図ってきた。
なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高36.0億円で48.7%、経常利益1.9億円で49.3%となっている。
キャリアの詳細情報
■基本情報 | ||||||
所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号新宿住友ビル | |||||
代表者名(生年月日) | 代表取締役社長 溝部 正太(昭和56年3月11日生) | |||||
設立 | 平成21年4月28日 | |||||
資本金 | 2000万円(平成28年5月23日現在) | |||||
従業員数 | 170人(平成28年4月30日現在) | |||||
事業内容 | 高齢化社会型人材サービス(シニア人材の活用コンサルティング・派遣・紹介及び介護施設等への看護師や介護士の派遣・紹介) |
■売上高構成比率(2015/9期 実績) | ||||||
品目 | 金額 | 比率 | ||||
シニアワーク事業 | 2,237 百万円 | 38.6% | ||||
シニアケア事業 | 3,557 百万円 | 61.4% | ||||
合計 | 5,795 百万円 | 100.0% |
■大株主上位10位 | ||||||
順位 | 株主名 | 保有株数 | 保有シェア | |||
1 | 川嶋 一郎 | 139万5830株 | 69.52% | |||
2 | 溝部 正太 | 29万1010株 | 14.49% | |||
3 | 蒲原 翔太 | 21万9660株 | 10.94% | |||
4 | 島田 忠信 | 4万株 | 1.99% | |||
5 | 髙見澤 幸治 | 1万6000株 | 0.80% | |||
6 | 谷口 誠治 | 1万株 | 0.50% | |||
7 | 本田 剛久 | 8000株 | 0.40% | |||
8 | 小林 周一 | 7000株 | 0.35% | |||
9 | 竹上 雅彦 | 5000株 | 0.25% | |||
10 | 中川 光一郎 | 3000株 | 0.15% | |||
合計 | 199万5500株 | 99.39% |
■その他情報 | ||||||
手取金の使途 | 業務の効率化を目的としたシステム投資、および金融機関からの借入金の返済、残額については、今後の成長に必要な派遣スタッフ募集のための広告宣伝費と充当予定。 | |||||
関係会社 | - | |||||
VC売却可能分(推定) | -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外) | |||||
直近有償第三者割当 | 年月日 | -年-月-日 | ||||
割当先 | - | |||||
発行価格 | - |
◆「キャリア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社 | ||||||
SMBC日興証券 | ||||||
大和証券 | ||||||
SBI証券 | ||||||
岩井コスモ証券 | ||||||
マネックス証券 | ||||||
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら! |
キャリアの銘柄紹介
同社は、「高齢化社会型人材ビジネス」として、高齢化社会に向けたシニア人材の人材派遣、人材紹介、業務請負や介護施設向けの看護師や介護士を主とした有資格者の人材派遣、人材紹介などの人材ビジネスを行っている。
(1)シニアワーク事業
同社では、55歳以上の働く意欲のある人を「アクティブシニア」と定義し、アクティブシニアの積極的な就労機会の開拓を行っている。アクティブシニアは、これまでの人生経験とスキル・ノウハウを活かした仕事を続けつつ、第2の人生を過ごすことを望んでいるものと同社は考えている。
しかしながら、年齢的な制限や多岐にわたる個人の経験を適切に判断することが難しく、雇用した際のミスマッチも多いため、未だに就労機会を閉ざしている企業が多く存在する。一方で、企業側も若者等の採用が困難となっている場合が多く、シニア人材の活用は労働力不足を補うために必要不可欠な状況であるものと同社は考えている。
同社では、これまでシニアの就業機会のなかった職場であっても、シニアの特性、企業の業務フローを理解したシニア活用コンサルタントが業務分析及び業務フローの改善提案をクライアントに行うことで、シニアでも対応可能な業務の抽出を行ってきた。
新規にクライアントを開拓する際、当初は若年層も含む幅広い年代の人材提供を行うが、業務内容の理解を高めた後は、シニアでも対応可能と考えられる、高度ITスキルが不要な業務、体力負担が少ない業務、視力が十分ではなくても可能な業務等を抽出し、シニアを活用することでメリットを得られるような業務フローの改善を提案することで、クライアントにおけるシニアスタッフの活用を推進している。
同社が扱う主な職種区分のうち、ビルメンテナンス、ベッドメイキング、ロジスティックスの合計で78.2%(2016年3月末時点)とアクティブシニアの高い就業率を実現している。なお、オフィスワークのコールセンターについては、事業を開始して間もないため、アクティブシニアの就業率は21.5%(2016年3月末時点)と低い状態にあり、比率の向上に取り組んでいる。
(2)シニアケア事業
同社では、介護施設を中心に看護師や介護士等の有資格者の人材派遣、人材紹介及び紹介予定派遣を行っている。介護市場としては高齢化社会の進展、要介護者の増加に伴い介護施設は増加傾向にある中で、厚生労働省の「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について」では、2025年に介護の人材は約37.7万人不足すると言われている。
同社では、潜在看護職員推計71万人(厚生労働省:第33回社会保障審議会医療部会資料)に対して、保有している資格を活用できていない潜在看護師の復職や、介護施設において必要とされる介護士の人材派遣、人材紹介及び紹介予定派遣を推進している。
キャリアの投資のポイント
好業績のマザーズ上場案件として評価が期待される一方、公開規模には特段の軽量感はない。最近では3月に上場したPR TIMES<3922>(公開規模11.7億円)が公開価格を59.0%上回る初値を付けたほか、ベネフィットジャパン<3934>(公開規模10.2億円)が同67.2%上回る初値となった。6月15日から始まるIPOラッシュで買い疲れ感の台頭も予想され、小型案件のように初日値付かずとなることは想定しにくい。ただ、政府が5月18日に発表した「骨太の方針」の素案と「ニッポン一億総活躍プラン」では高齢者雇用の促進などが盛り込まれており、同社も政策関連のテーマ性で人気化する可能性はある。
同社は「高齢化社会型人材ビジネス」として、ビルメンテナンス、ベッドメイキング、オフィスワーク、ロジスティックス向けにシニアスタッフの人材派遣、人材紹介、業務請負を行うシニアワーク事業と、介護施設向けに看護師及び介護士の有資格者の人材派遣、人材紹介を行うシニアケア事業を展開している。現在、東京都内及び地方の主要都市を中心に全国20拠点で事業を行っている。
業績面について、2016年9月期は売上高が前期比27.6%増の73.9億円、経常利益が同36.4%増の4.0億円と増収増益の見通しとなっている。厳密な意味で比較対象とできる類似企業は存在しないが、同社の想定仮条件水準の今期予想PERは16倍~17倍程度で、人材サービス各社と比較して特段割高感はない。
公開規模については10億円強となる見込みで、マザーズ上場案件としては中規模に位置付けられる。ただ、ベンチャーキャピタル保有株はなく、株主構成上は需給面の懸念材料はない。また、IPOラッシュとなる6月後半だが、同日上場となる企業はない。前述のとおり、今後テーマ関連との位置付けが高まるか注視したい。
◆「キャリア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社 | ||||||
SMBC日興証券 | ||||||
大和証券 | ||||||
SBI証券 | ||||||
岩井コスモ証券 | ||||||
マネックス証券 | ||||||
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら! |
[データ提供・銘柄分析]フィスコ
■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点】
|
◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
||||
【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実 |
||||
◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
||||
【関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
||||
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |