世界投資へのパスポート

12月のFOMCでアメリカの利上げの可能性が急浮上!
毎年11月から1月の米国市場が強い時期に
個人投資家はどんなスタンスを取るべきか?

【第390回】 2015年11月3日公開(2017年11月17日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

<今回のまとめ>
1.次回FOMCの会合で利上げされる可能性が浮上
2.米国の第3四半期GDPの中身は、見かけほど悪くはなかった
3.アップルの決算では、来期のiPhoneの売れ行きに太鼓判が押された
4.つまり、利上げはもう避けられないが、それは「この世の終わり」ではない
5.今は強気のスタンスを崩すな

連邦公開市場委員会の声明文で
次回の利上げの可能性について言及

 先週水曜日に連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が出ました。政策金利に変更はありませんでした。

 しかし声明文の中に、「次回の会合で利上げが適切かどうか決断する」という表現がありました。わざわざ“next meeting”と明言したことは、極めて異例です。これで、次回12月16日のFOMCで利上げが行われる可能性が、俄然、高まりました。

 そのことは、CMEで取引されている米国の政策金利、フェデラルファンズ・レートの先物価格から逆算される利上げ確率にもハッキリ現れています。

 上のグラフの横軸は、フェデラルファンズ・レートの金利です。現行のレートは0〜0.25%のレンジとなっています。つまり0.50%以上の部分が利上げシナリオということになるのです。

 そこで0.50%の箇所に注目すると、確率が29.2%から46.5%へ一気にジャンプしています。つまり先物市場のトレーダー達は、12月の利上げを視野に入れ始めたのです。

米国の第3四半期GDPは一見鈍化しているが
中身は見かけほど悪くない

 これとは別に先週、米国の第3四半期GDPが発表されました。+1.5%でした。

 一見すると、今回の数字は第2四半期の+3.9%から大幅に鈍化したように見えます。しかし、これは在庫の取り崩しと石油セクターの生産調整が足を引っ張った結果であり、全体としては悪くありませんでした。

 事実、消費は+3.2%と底堅く、とりわけ耐久財消費は好調な自動車販売を反映して+6.7%と強い数字でした。

 これらのことから、今回のGDPの数字が連邦準備制度理事会(FRB)に利上げを思いとどまらせる可能性は低いと思います。

アップルのティム・クックCEOのコメントにより
決算発表も大きな山場を越えた

 現在、米国は決算発表シーズンなのですが、この面でも先週は大きな山場を越えました。それはアップル(ティッカーシンボル:AAPL)の決算です。アップルは、一株当たり利益(EPS)、売上高ともに予想を上回ったのですが、今回も前回同様、iPhoneの販売台数(4,805万台)が僅かに予想に届きませんでした。

 しかし決算後のカンファレンスコールで、ティム・クックCEOが「来期のiPhone販売台数は心配しないで欲しい。かならず前年の実績を上回るから」と太鼓判を押しました。

 来期とは2016年1Qを指します。現在、下のグラフで去年の1QのiPhone販売台数を確認すると、7,447万台と数字が突出していることがわかります。これは新製品が発売された直後の四半期であることと、クリスマス商戦期間が重なっていることが要因です。

 つまり、アップルの年間の業績は、第1四半期でほぼ決まってしまうと言っても良いのです。だからこそ、次の四半期でアップルがずっこけないことが極めて大切になります。

 とりわけ2015年1Qは、アップルにとって記念すべき素晴らしい四半期だったので、「2016年1Qは、その記録をひょっとすると下回るのではないか?」という不安が投資家の間にありました。アップルがいかに優良株とはいえ、業績が前年割れするようではやっぱり上値をどんどん買い進みにくいわけです。

 それが、今回、ティム・クックCEOから自信満々のコメントが出たので、投資家は「それじゃあ、買っていいんですね?」と急に元気が出たわけです。

 アップルは皆さんも知っての通り、世界で最も時価総額の大きい会社で、81兆円もあります。そのアップルがオッケーであることが確認されたことで、今回の決算発表シーズンは事実上、無事終了したのです。

利上げによりマーケットはギクシャクするが、
あくまでもそれは一過性の悪材料

 過去に米国が利上げに転じた場合、その前後は利上げに敬意を表する形で一度はマーケットがギクシャクするのが常でした。しかし、それは相場が終わってしまうことを意味しません。一度利上げを織り込んでしまえば、後はまるで何も無かったかのようにラリーが続くのです。だから、利上げを「この世の終わりだ」と早とちりしないで下さい。

 いつも書いているように、毎年11月から1月にかけては米国の株式市場がとりわけ強い時期です。だからこの上昇局面において、「取れる時にしっかり取っておく」ということが重要なのです。

【2019年9月1日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆サクソバンク証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
5900銘柄以上 約定代金の0.2%
※最低手数料5米ドル、上限手数料15米ドル
【サクソバンク証券のおすすめポイント】
米国株は、取扱数が約6000銘柄と圧倒的に多いうえに、売買手数料が0.2%と業界最低水準なのが魅力。さらに、イギリス株が約1000銘柄、ドイツ株が約600銘柄、フランス株が約800銘柄と、他社では扱いの少ない欧州株に強いのも大きな特長だ。さらにCFDを使うことで外国株の売りポジションを取れるのもサクソバンク証券ならではの強み。外国株式もCFDもひとつのトレードツールで一元管理できるのも便利だ。外国株投資に力を入れたい個人投資家であれば、口座を開いておきたい証券会社だろう。
【関連記事】
◆【サクソバンク証券おすすめのポイントは?】海外株式に強みをもつ証券会社。米国株の売買手数料が0.2%と業界最低水準!
【米国株投資おすすめ証券会社】サクソバンク証券の公式サイトはこちら
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3400銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「ゼロETF」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2100銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2000銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード じぶん銀行住宅ローン SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強日本株76
サラリーマンの
副業トレード術

10月号8月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

最強日本株/サラリーマンの副業トレード術

配当利回り4%超ゴロゴロ!最強日本株
・「10万円株の乱北の達人 VS オリンパスほか
・「
高配当株の陣ソフトバンク VS JTほか
・「
大型株の変ソニー VS 村田製作所ほか
世界景気は底打ち! 2019年秋以降に反転し、
日本株は買い場
株主優待の神桐谷さん推す株主優待

●忙しいサラリーマンの副業トレード
会社員が勝つためのキモは時間の上手な使い方 
・「2〜3カ月に一度の売買」は売り時を逃さない指値注文がカギ
株仲間を作ろう! 東京、大阪、名古屋、ほか
全国9カ所の「
株のオフ会」突撃取材! 

●そろそろ仮想通貨をはじめよう
●毎月分配型投信100本の本当の利回り
老後のおかねの設計図を作ろう
●自腹でガチンコ投資! AKB48「株」ガチバトル
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
元手0円で投資家デビュー! ポイント運用&投資
・6つのポイントの貯めワザ&増やし方! 

定期購読を申し込むと500円の図書カードをプレゼントキャンペーン開催中!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


【重要なお知らせ】
>>定期購読の価格改定について


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2019】 クレジットカードの専門家が選んだ 2019年おすすめ「法人カード」を発表! 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報