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2017年7月5日 ザイ編集部

米ドル/円は年末に向けて1米ドル=95円の円高に!?
スゴ腕のFXトレーダー3人による為替市場の予測は、
1米ドル=95円から120円まで意見が真っ二つに!

2017年後半、日本の株式市場にも大きな影響を与える「米ドル/円」相場はどう動く? 3人のスゴ腕FXトレーダーが米ドル/円レートの行方を予測!

ダイヤモンド・ザイ8月号では、世界的なFXトレード大会で優勝したバカラ村さん、勝率9割以上を誇る女性トレーダーのpolorinさん、脱サラトレーダーとしておなじみのひろぴーさんが実践する「FXトレードの掟」を掲載している。

今回は特集の一部を抜粋し、3人が予測する「2017年下期の米ドル/円レート」と「注目の通貨ペア」を公開。2017年前半は米・トランプ大統領の言動や北朝鮮や中東の地政学リスクが為替市場に影響を与えたが、果たして2017年後半の「米ドル/円」相場はどうなるのか? 3人のスゴ腕FXトレーダーの予測を参考に、2017年後半の投資プランを検討しよう!

2017年下期の米ドル円、バカラ村さんは「円安方向」と予測!

 FXのカリスマ個人投資家であるバカラ村さん、polorinさん、ひろぴーさんの3人には、それぞれ「2017年の米ドル/円レートはどうなるのか?」「米ドル/円レートの高値・安値は?」「ほかに注目の通貨ペアは?」という3つの質問に回答してもらっている。

 まずは、バカラ村さんの回答から紹介していこう。

 バカラ村さんは、2017年下期の米ドル/円レートを「円安方向」と予測。

 「トランプ政権の目玉とされるのが大型減税。議会の通過は来年にずれ込みそうですが、為替市場は先々を織り込んでいく。今年後半、11月頃から大型減税を先取りして米ドルが買われそう。直近では米ドルを買う理由が乏しいため、夏場に1米ドル=105円程度まで調整し、年末に向けて120円方向を予想します。10年ごとに起こっている金融ショックが少し気がかり」(バカラ村さん)

 その他の注目の通貨ペアは「ユーロ/円」という回答。

 「長期的に見ると買われやすいのがユーロ。金融緩和から引き締めへと政策転換の節目にあるためです。ただ、対ドルではどちらも金融政策が引締め方向でやりにくい。わかりやすいのは、金融緩和を継続中の対円との通貨ペア。ターゲットは130円です」

polorinさんの読みは「円高方向」。まだまだトランプリスクは続く

 続いては、polorinさんはどう予測しているのだろうか。

 2017年下期の米ドル/円レートに関しては、バカラ村さんとは反対で「円高方向」と予測する。

 「中長期的に下落トレンドの中、トランプ大統領のロシアゲートなど、政治不安から米ドルは買われにくい状況が続きます。108円台に強い支持線も、トランプ次第で流れが変わり、割り込むと105円方向へ。利上げが年内1回でなく2回でも同じ展開に。反発しても戻り高値は次第に切り下がっており、9~10月は109円がせいぜい。年末は105円の予想です」(polorinさん)

 polorinさんが注目している通貨ペアは、バカラ村さんと同じく「ユーロ/円」

 「米ドルを取り巻く情勢がネックなものの、下のほうの水準に大きな窓が空いた状態であるユーロ/円相場の展開が気になるところ。米ドル円につられて窓埋めへ向かう可能性もありますが、1ユーロ=116円近辺は押し目買いのチャンスで、中期的には上昇トレンドへ」(polorinさん)

ひろぴーさんは「ポンド/円」に注目。英国経済は軟調に?

 最後に、ひろぴーさんの予測を紹介していこう。

 2017年下期の米ドル/円レートについては、「円高方向」を予測。

 「これまで米国の利上げは順調でしたが、経済政策が進まず、米ドル高にはなりませんでした。今後もトランプ大統領のスキャンダルや弾劾の可能性など、リスクオフを誘うニュースが多発。米国の自動車と住宅市場は悪化傾向で、6月の利上げが最後の可能性も。米ドル円は年末に向け下落して100円を割るイメージで、一時的に戻っても夏場に116円程度でしょう」(ひろぴーさん)

 また、注目の通貨ペアは、バカラ村さん、polorinさんとは異なり、「ポンド/円」を挙げる。

 「英国のEU離脱決定後、この1年は通貨安で経済は好調でしたが、その恩恵を受けなくなるのがこの7月の経済指標からです。ここで指標が悪化すると英国経済は徐々に危うくなり、パリティ(1ポンド100円)への動きが出るのではと注目しています」(ひろぴーさん)

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