節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
2019年5月19日 風呂内亜矢

「お金を貯めたい人」が、いますぐ見直すべき「5つの
ポイント」を節約の達人が伝授! 食費や被服費など、
支出を効果的に減らせるポイントをわかりやすく紹介

 前回、新年度は「決済手段」を見直すチャンスという話をしましたが、新年度に見直したいものは「決済手段」にとどまりません。心機一転で身が引き締まりやすい1月や4月は、さまざまな物事の始め時です。新生活にも慣れて浮足立った気分が落ち着いてくる今こそ、面倒で手を付けられていなかったことに手をつけてみてはいかがでしょう。
【※前回の記事はこちら!】
「楽天カード」は新社会人や新大学生にもおすすめのクレジットカード! 高校生やシニアに便利なデビットカードなど、楽天グループの決済手段をまとめて紹介

 そこで、今回は気楽に取り組めて節約にもつながる、ちょっとした見直しポイントを紹介したいと思います。

【見直しポイント①家計簿】
手間を省ける「家計簿アプリ」を使ってみよう!

 まず、トップバッターは「家計簿」です。家計簿が三日坊主になって続かない人や、家計簿をつけたいと思いながらも、面倒で始められない人も多いかもしれません。新年度は就職、転職、部署の異動、子どもの進学、引っ越しなどで家計の状況が変わることも多く、家計簿をつけることで家計を見直すいい機会になります。

 家計簿をつける目的は、「日々の支出の見直し」をすること。何もしなくても貯蓄が順調に増えているなら、家計簿をつける必要はないですが、そうでないならどこかでお金を使いすぎている可能性があります。それを見つけるのが家計簿の役目です。

 ただ、家計簿はある程度の期間は続けないと意味がないので、なるべく手間をかけないのがベター。なかには、手書きで楽しみながら記録している人もいると思いますが、「ラクであることに越したことはない」という人には「家計簿アプリ」をおすすめします。

 いろんな「家計簿アプリ」が出ていますが、銀行口座やクレジットカードなどの情報を登録することで、残高の増減や支出の記録を自動的に反映できるアプリが最も労力を削減できます。その中でも有名なのは「MoneyForward(マネーフォワード)」や「Moneytree(マネーツリー)」「Zaim(ザイム)」など。

 頻繁に入出金がある銀行口座と、クレジットカードや電子マネーなどの決済ツールの情報を登録すれば、自動的に入出金の情報をまとめてくれて、入力する手間はまったくかかりません。あとは内容を確認すればいいだけです。

 実際、家計簿アプリのユーザーは年々増加しています。しかし一方で、家計簿をアプリを使い始めたものの、手間がかからなさすぎてチェックすることすら忘れてしまい、効果を実感できないという人も多いようです。たとえば、週末に必ずチェックすることを習慣づけるなど、定期的に支出を振り返ることを忘れないようにしたいものです。

【見直しポイント②貯蓄のペース】
新年度になって収入が増えたなら、貯蓄のペースを見直そう!

 新年度から収入が増えたり減ったりした人は、場合によって、これまでと貯蓄のペースを変える必要があるでしょう。

 家族構成や住居形態などで異なるものの、一般的な貯蓄の割合の目安は、月収の2割程度です。たとえば、ベースアップがあったにもかかわらず、月々の貯蓄額を変更させないでいると、収入に対して貯蓄に回す金額が少なすぎる状況になるので、必ず見直しを検討してください。
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 ちなみに、今年4月に社会人になった人の場合、入社から1年間は給与から住民税が天引きされません。住民税は、前年の所得に基づいて計算されて徴収額が決まるので、社会人1年目は徴収されず、2年目から前年の所得によって決まった金額が天引きされるのです。

 従って、1年目の手取り金額を元に支出金額や貯蓄額を決めてしまうと、2年目には住民税の天引きで手取り金額が減ってしまい、貯蓄ができなくなる、という可能性もあります。「2年目から住民税の天引きが始まる」とこを考慮して、1年目の支出金額や貯蓄額を決めるようにしましょう。

【見直しポイント③食生活】
消費税の増税で外食は高くなるので「中食派」に切り替えよう

 支出を見直す際、ついでに取り組みたいのが「食費」の見直しです。 2019年10月には消費税の増税がスタート予定ですが、その際に軽減税率が導入される見通しです。

 軽減税率は、食材を買う場合やデリバリー、テイクアウトで食品を購入した場合に適用されて、消費税率は8%に据え置かれます。一方、外食は軽減税率の適用外なので、消費税率は10%と、これまでよりも高くなってしまいます。

 このため、現在の生活で外食することが多い人は、「中食(なかしょく)派」に切り替えることで消費税増税の影響を抑えたほうがいいでしょう。とはいえ、10月から急に生活スタイルを一変させるのは難しいと思うので、今のうちから徐々に変えていくのがおすすめです。
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 また、食費を抑える方法として、「ふるさと納税」を始めてみてはいかがでしょうか。ふるさと納税は、好きな自治体に納税(寄付)をすると、そのお礼として特産品などを贈ってもらえる制度です。特産品を豪華にしすぎる自治体が現れたことで、最近は国の規制が厳しくなっていますが、それでも十分に満足できる特産品を受け取れる場合が多いです。

 特産品としてお米や肉、野菜などの食材や、加工食品を用意している自治体は多いので、食費の節約になること間違いなしです。自分の控除枠を理解したうえで寄付をすれば損をすることはないので、これまで二の足を踏んでいた人も、挑戦してみてはどうでしょうか。
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【見直しポイント④被服費】
買わずにレンタルで済ます、という選択肢も検討しよう!

 新年度を迎えるにあたって、洋服を新調した人も多いかもしれません。ただ、学生や新社会人だと、被服費の負担も軽くはないでしょう。また、実際に着てみると「なんとなく会社(や学校)のカラーと合っていないような……」と、せっかく買った洋服に満足できていない人もいるかもしれません。

 そこで今後、洋服を用意するときにおすすめしたいのは「洋服をレンタルする」という選択肢です。おおむね月額5000円前後は費用がかかりますが、複数の洋服を借りることができ、途中で入れ替えもできるので、あまりお金をかけずにさまざまなファッションを楽しみたい人に向いています。

 主要なレンタルサービスは以下の3つです。

・airCloset(エアークローゼット)
・サスティナ
・着ルダケ

エアークロゼットはコーディネートが苦手な人にも最適なレンタルサービス。エアークロゼットはコーディネートが苦手な人に最適なレンタルサービス。
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 私はこの中で「エアークローゼット」を利用しています。「エアークローゼット」の特長は、スタイリストがコーディネートした服をレンタルできるところで 、自分に似合うものがわからない人や、プロにコーディネートをお任せしたい人にはおすすめです。逆に、自分で服を選んで組み合わせたい人は別のサービスのほうがいいでしょう。

 また、日常的に「スーツ」を着用する人には、「着ルダケ」がお得です。半年以上契約する必要がありますが、月額4800~9800円で、スーツやシャツ、ネクタイを借りることができます。月額6800円のコースの場合、一度にスーツ2着、シャツ5枚、ネクタイ3本が届きます。9800円だとスーツ3着、シャツ10枚、ネクタイ5本です。

 半年契約なので、冬場は厚手のスーツを、夏場はクールビズ仕様のスーツを選ぶことが可能。9800円のコースを選択すると、年間12万円ほどかかりますが、合計でスーツ6着、シャツ20枚、ネクタイ10本を買うのに比べればはるかに安価でしょう。また、「着ルダケ」は老舗アパレルメーカーのレナウンが運営しているので、借りられる「スーツ」の品質にも安心感があります。

 【見直しポイント⑤財布】
決済手段の見直しと同時に、財布の中の無駄なカードの断捨離を!

 「節約」に関する見直しポイントとして、最後にもう一つおすすめしたいのが「財布の見直し」です。前回の「決算手段の見直し」を実践すると持ち歩くカード類が減ったり、前述した「家計簿アプリ」を導入するとレシートを貯め込む必要がなくなったりするので、「財布の見直し」をするのに絶好のタイミングになります。

 キャッシュレス決済の普及に従って、ここ数年は現金を使う機会が確実に減っていると思います。その一方で、財布の中にたくさんのカード類が入っていても、実際に利用しているのは1~2枚だけ、という人も多いのではないでしょうか。

 私自身、以前はまさにその状態でした。カード類がたくさん入っており、財布を折りたたむとパンパンに膨らむのがイヤで、ずっと大きな長財布を持ち歩いていましたが、財布の中を整理すると、実際には使っていないカードがたくさん入っていたことに気が付いたのです。

 そこで、本当に必要なカードを数枚に絞り、薄く小さい財布に買い替えてみたところ、非常に快適になりました。そもそも、私はほとんどすべての決済がキャッシュレスで、プリペイドカードの「LINE Payカード」を主に利用していて、交通系電子マネーはスマホに入っています。「LINE Payカード」があれば、クレジットカードは日常的には使わなくても済むので、持ち歩く必要がなく、自宅に保管しています。
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 消費スタイルにフィットした小さい財布に切り替えたことで、荷物が軽くなって、気分的にも軽快になりました。少し前から小さい財布はちょっとしたブームで、多様なデザインのアイテムが、あらゆるショップで取り扱われるようになっています。新年度に決済手段を見直した人は、財布の見直しも考えてみるといいと思います。

 今回は、さまざまな節約につながるちょっとした「見直しポイント」を取り上げました。新年度が始まり、家計の管理に不安がある人、今年度こそもう少し貯蓄をしたいと考えている人は、できるところからでもいいので挑戦してみてください。

(取材/元山夏香)