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【第27回】 2012年6月28日 ザイ編集部

7月2日発表の「日銀短観」に注目!
「現状-先行き」がプラスなら株価上昇へ

注目データから読み取る株価と経済の「隠れたサイン」

 今月の注目指標は「日銀短観 業況判断DI」です。

 日銀短観とは、日本銀行が景気の「現状(いま)」と「先行き(これから)」について、約1万社の企業に直接アンケート調査をするもの。数多くの調査項目があるのですが、最も注目されているのが「業況判断DI」です。

「現状」と「先行き」の差で投資チャンスを探る

 これは、企業の業況を「良い」「さほど良くない」「悪い」の3択で聞き、「良い」と「悪い」の回答者割合の差をポイントで表したもの

 たとえば、良いと答えた企業が30%、さほど良くないが50%、悪いが20%だとすると、30%-20%=10%が数値となります。

 業況判断DIは「先行き」も公表されます。

 通常は「先行き」がよければ(グラフが上向きになれば)、株は買いと判断するのが一般的ですが、よりマニアックな見方をするなら「前回の先行きと今回の現状の差」のほうが、先行指数として活用できます。数値だけ見たらマイナスでも、3カ月前に予測していたものより、実際は良くなっているという判断ができるからです。

 たとえば、リーマンショック後の動きを見ても、現状と先行きの差がプラスになった時点で株を買っていれば、大いに儲かったはずです。