ザイスポ!
【第56回】 2012年10月17日 ザイ・オンライン編集部

ADSLならネットと固定電話が実質月500円!?
「光」VS「ADSL」VS「モバイル通信」、本当にお得なのは?

『光』 VS 『ADSL』 VS 『無線通信』 本当にお得なのはどれだ!?

 とある日、自宅マンションに帰宅後、友人から送られてきた大量の写真データをダウンロードしようとするも、待ち時間の表示は何と「10時間」!? 自宅に引いている回線は回線速度上り下り最大100Mbpsを誇る光回線の筈なのに……。速度をチェックしたところ10Mbps以下というADSLと同等の速度しか出ていないことが判明! これならば高い回線料を支払ってまで光回線を使用する意味がない――こんな状況で、値段的にも安いADSL回線を使用したほうがコストパフォーマンスが良いのではないかと、考えたことがある方も少なくないはず。

各社からさまざまな通信回線が用意されており、どれが得なのか分かりにくい 撮影/A4studio

 現在、インターネット用の回線には回線数増加の一途を辿るKDDIの『auひかり』やNTTの『フレッツ光』などの光回線、電話回線を使用する『Yahoo!BB』などのADSL、『UQ WiMAX』や『イーモバイル』が提供するモバイル通信があるが、一体どの回線がコストパフォーマンスに優れているのだろうか?

 そこでネット回線事情に詳しいICT総研の斉藤和アナリストに話を伺ってきたぞ!

光回線は速度が著しく低下することも

 「光回線はマンションタイプで契約している場合、マンションの他の住人と回線を共有しているので、他の住人も回線を利用している際はトラフィックが食われてしまって回線速度が著しく低下することがあります。特に平日の夜20時から24時は回線が遅くなることが多いようですね。まぁそれでもADSLなどと比べれば、回線速度は安定している方ではありますが。ちなみに光回線の中でのオススメは『auひかり』ですね。今は家族みんながスマホという家庭も珍しくないはず。auのスマホを利用してパケット定額サービスに加入している場合、『auスマートバリュー』というサービスが適応し、一台あたり月額から1480円の割引を受けることが可能です。もちろん各種の縛りがあって固定電話の契約もあわせて必要になりますけどね」(斉藤氏)

 auのスマホでの最安プランが『プランZシンプル980円』なので、パケット定額サービスの『ISフラット5460円』に加入しているならば合計6440円だ。ここから1480円割引されるならば4960円

 スマホが5000円を切る月額で使用できるなら確かにメリットはある。だが『auひかり』のマンションタイプの使用料は月額約3990円。そうなると携帯電話とネット回線の使用料併せて合計約9000円。なかなかの出費であるようにも感じられる。

 「スマホデビューがしたくて回線速度にこだわらないならば、NEC BIGLOBEが提供している『MEDIAS for BIGLOBE』というサービスがオススメ。これはなかなか優秀ですね。夜の20時から深夜2時までの間は使用できなくなってしまいます月額1980円でスマホ本体代も含めて利用可能。テザリングも使用可能で回線速度も下り14Mbpsとそれなりの速度です。しかし、これは通話ができない『ほぼスマホ』という形なので通話手段は別の形で用意するべきでしょう」

 それには以前、ザイスポでご紹介させていただいた「携帯料金を劇的に安くする方法」を参考にしてほしい。しかし月額1980円ならば検討も可能だ。

[参考記事]

「携帯電話料金を月額2000円以下に!ガラケ―+スマホで実現する低料金のワザ公開!」

「携帯電話料金は月額1260円まで下げられる! 固定電話にも掛けられるスマホアプリ徹底活用法!」

 「NTTドコモの『Xi』やauなどで提供しているいわゆるLTEには回線速度で劣りますが、あちらには7GBまでのデータ容量制限があってそれを超えると回線速度が128kbpsまで落ちてしまいます。以降は2GB使用するごとに2625円払わなければ通信速度が遅くなる。私は以前仕事をしながらデータ容量を計測したことがあるのですが、一日で1GBまで達してしまったこともありましたよ」