LCC(ローコスト・キャリア/格安航空会社)特集を任され、「せっかくだからLCCに乗ってきてよ!……自腹で」とザイ・オンライン編集部に言われた、私ライター・オオヤマ。「自腹ぁ?……ちぇっ、ケチな編集部!」と思いつつ、元旅行会社社員の私は飛行機大好き、LCCにも興味津々! なので早速乗ってみることに。「LCCは何でも自力でやらなくちゃいけない!」と構えて取り組んだ予約も、意外にスンナリ終了(前回レポート参照)。さぁ準備万端。今回は韓国系LCCのエアプサンと国内系のピーチ・アビエーションを体験することに。
LCCに乗ってみた!
【エアプサンの場合】
いよいよLCCに乗る日が来た。ルートは、成田空港を13時55分に出発する韓国のLCC、エアプサンで釜山に行き、釜山空港を翌朝10時に出発するエアプサンで福岡空港へ。そして福岡空港を13時45分に出発するピーチで関西空港に行くというもの。
釜山の滞在時間は、たったの18時間。「今が旬のカンジャンケジャンを腹一杯食べたい」というダンナを連れて行くことにした。運賃が安いLCCでなきゃ、こういう旅はできないですよ、マジで!
予想に反してサービスがいい!
「しょせんLCCだし……」と思っていたのだけれど、エアプサンは、いい意味で裏切ってくれた。
成田空港の第1ターミナル南ウイングに到着。「LCCは何でも自分で、が基本。チェックインも、自動チェックイン機で自力でやる」と思い込んでいたので、とりあえずエアプサンの自動チェックイン機を探す。ところが、探せども探せども、どこにもない。それもそのはず、既存の航空会社と同じように、カウンターで搭乗手続きをしていたのだ!
ふと横を見ると「i7~10カウンターで搭乗手続きを行ってください」という案内表示があった。せっかくなら、もうちょっとわかりやすいところに出して欲しいなあと……、思いつつ、係員がいるカウンターへ。
カウンターの数は多くないけれど、係員がちゃんと誘導しているのでカウンター前が混乱することもない。おまけにLCCは個人客向けとばかり思い込んでいたのに、団体専用のカウンターまである。ここまでは大手航空会社とあまり変わらない様子。LCCらしからぬ対応に、いきなり拍子抜けした気分だ。
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搭乗ゲートは、南ウイングの端っこ、58ゲートだ。コストの関係でLCCは良い場所に搭乗ゲートを配置してもらえないということなのか? 成田空港には何度も来ているけれど、こんな端っこまで来たのは初めて。でも、窓から貨物置き場が見えた。これは端っこならではの景色。ちょっとユカイだ。
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