チャートで探せ!上がる株
【第31回】 2013年3月15日 ザイ・オンライン編集部

日本電産(6594)はレンジ相場を脱したのか!?
ボリンジャーバンドの「幅の変化」に注目せよ!の巻

「標準偏差」を利用したユニークなトレンド系指標

今回からボリンジャーバンド編がスタート。みんなが大嫌い(?)な標準偏差の考え方を用いて、過去の値動きから「これからはどの程度まで変動する?」かをチャート上に帯で示すテクニカル指標だ。その極めてユニークなビジュアルも相まって投資家の間で大人気のこの指標に、愚かモノが挑む!

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MACDは最強のオシレーター系なのか? 日経平均と新日鉄住金(5401)で確認するぜの巻

登場人物

福永博之さん

テクニカル分析の第一人者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。インベストラストが提供するアイチャートでもボリンジャーバンドが表示可能。多彩なチャートソフトになっている。

ハラダ

チャートの(チャートも)愚かモノ。株など投資関連の編集に携わって10数年だが損してばかり。今回出てくるボリンジャーバンドは高校で教わる準偏差を活用したテクニカル指標だが、「標準偏差なんて言葉を聞くのはウン十年ぶりだなあ~。いや~、懐かしいね。そうそう、標準偏差ね、あったあった……で、何でしたっけ、それ?」ダメだ、こりゃ。

ハラダが苦手の「ヒョージュンヘンサ」で
株価の行く末がわかるんだって!

 センセイ、MACDもカンペキに攻略したことだし、今度こそオレさまはチャートのすべてをマスターしたわけだよな! エッヘン!

 エッヘンなんて、いまどきすっかり死語の威張り方ですね。その自惚れぶりも相変わらずですが、まだまだ知っておくべき指標はたくさんありますよ。たとえば、ボリンジャーバンドも投資家の間で非常に人気の高いトレンド系指標です。

 おー、なんか聞いたことはあるな。で、何なの? その、宇宙探査船みたいな名前のヤツは?

過去の株価の値動きから標準偏差を算出し、今後はどの水準までどの程度の確率で到達するのかを示した指標です。標準偏差とは、高校の数学などでお馴染みのアレですよ。

 げーっ! 標準偏差かよー! 数学赤点ギリギリだったオレがイチバン思い出したくない言葉じゃん。聞いただけでも難しそうだぜ。なら、ボリンジャーはパスっていうことで……。

 まあまあ、知っておいて損はないというか、絶対に得するから。計算式を説明すると余計にアレルギー反応を示しそうなので、それは避けておきましょう。しかしながら、ボリンジャーバンドはビジュアル的にとてもわかりやすい指標ですよ。まずは日経平均株価のチャートを示します。最初がフツーの、移動平均線を描いたもので、次ページに示したのがボリンジャーバンドを描いたものです。あ、ちなみに、ボリンジャーバンドはローソク足と同じ画面に描かれます。この点が、ストキャスティクスやMACDといったオシレーター系指標とは大きく異なる点です。

日経平均株価 2012年10月1日~13年3月15日前場・日足 チャート:アイチャート チャート提供:インベストラスト 以下同