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2015年7月23日 ザイ編集部

この先1カ月の日経平均株価はこう動く!
ネット証券4社のエースアナリストが
予想する今後のシナリオとは?

梅雨明けと同時に気温も大きく上昇し、猛暑が始まったが、日本株も同じように梅雨明けとなり、株価の上昇が始まるのか。ネット証券のエースアナリスト4人に、今後1カ月間の日本株予測を聞いた。

第1四半期決算は為替差益などで上振れ!
お盆までは株価の上昇トレンドが継続へ

 ギリシャ国民が緊縮策にノーの意思表示をした後、ギリシャとユーロは歩み寄りを見せているが、これでは結局のところ問題に先の伸ばしにしかならない。

 加えて、中国株暴落に端を発したアジア株全面安で、日経平均株価が2万円を大きく下回るなど、日本株は7月上旬に試練の時を迎えたが、その後日経平均株価は急回復を見せている。

 そして7月下旬からは、いよいよ3月期末企業の第1四半期決算発表が始まる。

 「4~6月の実勢為替レートの平均値は121円33銭。自動車セクターの期初想定為替レートは概ね115円だったので、為替差益が上乗せされた業績となる可能性も高い」

 こう指摘するのは、カブドットコム証券の河合達憲さんだ。

カブドットコム証券 投資ストラテジスト 河合達憲さんの日経平均予想。第1決算好感で高値更新お盆で微調整後は反発へ。米国株がやや軟調に転じる展開を想定すべきで、日本株も“つれ安”するが、さほど深くはなく、2万200円程度が下値。お盆休みの8月上旬は実質開店休業で微調整だが、その後は戻り歩調で2万500円へ。

SBI証券の鈴木英之さんも、「企業業績の上振れをテコに、8月上旬までは堅調な相場」と予想。

SBI証券 シニアマーケットアナリスト 鈴木英之さんの日経平均予想。企業業績の上振れを確認8月上旬まで堅調に推移。9月が有力な米国の利上げが視野に入り始めることや、8月20日のギリシャによるEUへの支払期限が話題になっている可能性もあり、日経平均は調整も想定される。

楽天証券の土信田雅之さんも「水準自体は外部環境の状況に左右されやすい」とクギを刺すが、良好な内部環境を背景に、堅調に推移することをメインシナリオに。その点は河合さん、鈴木さんも然りだ。ただ3人とも時間軸には若干のズレがあるものの、閑散相場となるお盆の前後は弱含むと見ている。

楽天証券経済研究所 シニア・マーケットアナリスト 土信田雅之さんの日経平均予想。外部の影響を受けやすい政権の支持率にも要注意。TPPの議論に進展があれば上値にトライする展開もありそうだが、季節柄かつての戦争が意識される時期。可能性は高くないが、政権支持率に悪影響が出て、売りに押される展開には注意したい。

 唯一、やや右肩下がりの弱気な展開を想定するのは松井証券の窪田朋一郎さん。

 「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の日本株配分比率見直しは峠を越え、秋・冬に予想される米国の利上げを控えて乱高下する」と読む。

松井証券 シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎さんの日経平均予想。GPIFの買いは減少へ株価の乱高下もありうる。日経平均は、引き続き日銀や個人が下値で買いを入れるものの、GPIF(※)の日本株配分比率見直しは峠を越えており、秋から冬に予想される米国の利上げを控え、乱高下を予想する。