IPO株の銘柄分析&予想
2016年2月5日 ザイ・オンライン編集部

「フィット」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他の住宅販売・太陽光発電施設販売企業との比較や予想まで解説!

[2016年3月17日 情報更新]

会社名 フィット
市場・コード/業種 東証マザーズ・1436/建設業
上場日 3月11日
申込期間(BB期間) 2月24日~3月1日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ

 

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

フィットのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

 

■スケジュール
仮条件提示 2月22日
ブックビルディング(抽選申込)期間 2月24日~3月1日
公開価格決定 3月2日
購入申込期間 3月4日~3月9日
払込日 3月10日
上場日 3月11日

フィットのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

 

■取り扱い証券会社(2016年2月24日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短2日で口座開設可能]
86.3
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短5日で口座開設可能]
4.6
公式サイトはこちら!
みずほ証券 4.6  
SMBCフレンド証券 0.9  
極東証券 0.9  
東洋証券 0.9  
日本アジア証券 0.9  
水戸証券 0.9  

フィットのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

 

■価格情報
仮条件 1750~1890円
公募価格 1890円
初値 1741円
初値騰落率 -7.88%
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

 

■レンジ予想(2016年3月2日時点)
想定仮条件レンジ
[予想PER]

倍~倍]
予想トレーディングレンジ(※)
[予想PER]
1500~2500
倍~倍]
※期間は上場後1年を想定。

フィットの発行株数・単元数・公開規模は?

 

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時)  427万株(予定)
公開株式数 公募107万株(オーバーアロットメントによる売出10万株)
想定公開規模 20.5億円~21.6億円(OA含む)

フィットは住宅・太陽光関連のマザーズ案件

 規格住宅や規格戸建賃貸住宅の販売及び太陽光発電施設の販売を手掛ける。四国地方を中心に事業展開し、住宅事業において規格住宅の主要な商品として「IETERRACE」「Solar Rich House」「FIT CELL」「FIT CELL Solarich」を、エナジー事業において「コンパクトソーラー発電所」を販売している。

 公開規模がマザーズ上場案件としてはやや大きく、初値の伸びを抑える要因となる。また、事業内容もIPO人気が高まりやすいとは言いづらく、売上高の6割超を占めるエナジー事業では再生可能エネルギーを巡る政策変更の影響を受ける可能性がある。

 公開規模については20億円強となる見込み。ただ、公開株式以外の市場流通株は少ないとみられる。また、3月は需給環境がタイトになりつつあるが、同日上場の企業はない。

 

◆「フィット」IPOに申し込める おすすめ証券会社◆
SBI証券
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

フィットの業績データ

 

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2012/3 1,748(―) ▲ 55(―) ▲ 34(―)
2013/3 2,190(25.3%) 123( 74(
2014/3 5,135(134.4%) 625(407.5%) 373(400.6%)
2015/3 7,033(37.0%) 1,091(74.6%) 714(91.2%)
2016/3予 8,500(20.9%) 1,200(10.0%) 780(9.2%)
2015/12 3Q 5,536(―%) 1,040(―%) 674(―%)
予想EPS/配当 単独:182.67円(上場時発行済株式数で試算)/-円

フィットの業績コメント

 2016年3月期の業績は、売上高が前期比20.9%増の85億円、経常利益が同10.0%増の12億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元の住宅業界においては、政府による消費税増税の反動減の緩和策として、住宅取得促進政策が施行され、引き続き緩やかな回復傾向にある。また、エナジー事業においては、前期に発生した電力会社による再生可能エネルギー発電設備の接続申込に対する回答保留や接続検討の期間が長引く等の影響は解消されている。

 このような状況下、同社は「第2の住宅産業を創る」をテーマに業容の拡大に努め、引き続き関東エリアでの事業拡大を進めている。住宅事業では販売棟数は87棟、エナジー事業では販売数は167.25区画となった(いずれも2015年12月末時点)。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高55.3億円で65.1%、経常利益10.4億円で86.7%となっている。

フィットの詳細情報

 

■基本情報
所在地 徳島県徳島市川内町加賀須野1069番地23
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 鈴江 崇文(昭和48年12月8日生)
設立 平成21年4月1日
資本金 4761万円(平成28年2月5日現在)
従業員数 63人(平成27年12月31日現在)
事業内容 規格住宅や規格戸建賃貸住宅の販売及び太陽光発電施設の販売

 

■売上高構成比率(2015/3期  実績)
品目 金額 比率
住宅事業 2,590 百万円 36.8%
エナジー事業 4,274 百万円 60.8%
報告セグメント計 6,865 百万円 97.6%
その他 168 百万円 2.4%
合計 7,033 百万円 100.0%

 

■大株主上位3位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 (株)エフピーライフ 240万株 74.31%
2 鈴江 崇文 64万株 19.82%
3 尾﨑 昌宏 16万株 4.96%
合計   320万株 99.09%

 

■その他情報
手取金の使途 社内管理システム及びフランチャイズ支援システムの開発投資、住宅事業及びエナジー事業における販売用不動産の仕入資金に充当予定。
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2013年12月30日
割当先 鈴江 崇文、尾﨑 昌宏
発行価格 44円※株式分割を考慮済み

 

◆「フィット」IPOに申し込める おすすめ証券会社◆
SBI証券
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

フィットの銘柄紹介

 徳島県など四国を中心に規格住宅や規格戸建賃貸住宅の建築請負(住宅事業)、太陽光発電施設の販売(エナジー事業)、その他不動産に関連する事業(その他の事業)を行っている。主な事業は次のとおり。

(1)住宅事業

 徳島県など四国エリアを中心に、規格住宅や規格戸建賃貸住宅の建築請負(土地及び建物のセット販売)を行っている。また、「いえとち本舗フランチャイズ本部」として加盟店に対して、建築資材の共同購買システムを提供しているほか、同社が事業展開をしていく中で得られた経験をもとに土地・建物のセット販売の独自の事業ノウハウの提供を行っている。

 コンパクトな規格住宅「IETERRACE(イエテラス)」、規格戸建賃貸住宅「FIT CELL(フィットセル)」、及び太陽光発電設備を搭載した規格住宅「Solar Rich House(ソーラーリッチハウス)」、規格戸建賃貸住宅「FIT CELL Solarich(フィットセルソラリッチ)」を販売している。

 同社商品の特徴でもある「規格化」とは、「熟練の職人に頼らなくても、標準的に良い家が建てられる」ということを意味している。同社は設計から施工まで品質に徹底的にこだわり、長く安心して暮らせる家づくりを目指しているが、同時に「規格化」の採用により、顧客に低価格で商品を提供している。

 いえとち本舗フランチャイズ本部は、「日本の高すぎる家をもっと安く!そして、大変な家探しをもっと楽に!」をコンセプトに、「いえとち本舗」1カ所で土地も建物も選べて、かつ相談もできる仕組みを顧客に提供している。

 いえとち本舗フランチャイズ本部では、フランチャイズ加盟店に対して独自の事業ノウハウや建築資材の共同購買システムの提供をしている。一方、フランチャイズ加盟店を運営する会社は「いえとち本舗」の統一ブランド・統一イメージのもと、その地域のコンパクト住宅市場で最有力企業を目指して活動している。このような加盟店が2015年12月31日時点で全国に27店舗(22社)ある。

(2)エナジー事業

 2012年10月より、主に個人向け(投資家や会社員等)の投資商品として「コンパクトソーラー発電所(小型太陽光発電施設)」の販売を行っている。また、自社でもメガソーラー(大型太陽光発電施設)やコンパクトソーラー発電所を保有する。発電所の設置にあたっては、独自の不動産情報ネットワークを活用し、企業や個人の遊休地を安価な賃料で借り上げている。

 また、エナジー事業に関連する顧客への一つの窓口として、「投資の窓口」のフランチャイズ展開を行っている。同社は、「投資の窓口」に加盟する企業等に対し、ソーラーパネル等の材料の販売や、研修会を通じた情報の提供等を行っている。また、このような加盟店が2015年12月31日時点で全国に19店舗(19社)ある。

(3)その他の事業

 その他の事業として不動産賃貸管理業務やサブリース業務を行っている。賃貸住宅経営は、手間がかかり専門知識も必要になる。そのため不動産賃貸管理業務として、戸建賃貸物件等の所有者(不動産オーナー)から賃貸管理を受託している。また、サブリース業務は、不動産オーナーから不動産物件を借り上げ、同社が貸主となって入居者に対し賃貸を行っている。

フィットの投資のポイント

 公開規模がマザーズ上場案件としてはやや大きく、初値の伸びを抑える要因となる。2015年にマザーズへ上場した公開規模20億円~30億円の案件では、日本郵政グループ上場後のIPO人気に乗りインベスターズクラウド<1435>が公開価格比+93.3%の初値となったものの、日本スキー場開発<6040>は同+9.9%、リンクバル<6046>は同+27.9%とマザーズ平均を大きく下回る。また、事業内容もIPO人気が高まりやすいとは言いづらく、売上高の6割超を占めるエナジー事業では、グリーン投資減税の変更や廃止が見込まれているほか、再生可能エネルギーを巡る政策変更の影響を受ける可能性がある。

 同社は、本社がある徳島県を含む四国地方を中心に事業展開する。住宅事業において規格住宅の主要な商品として「IETERRACE(イエテラス)」「Solar Rich House(ソーラーリッチハウス)」「FIT CELL(フィットセル)」「FIT CELL Solarich(フィットセルソラリッチ)」を、エナジー事業において「コンパクトソーラー発電所(小型太陽光発電施設)」を販売している。

 業績面について、2016年3月期は売上高が前期比20.9%増の85億円、経常利益が同10.0%増の12億円と増収増益の見通しとなっている。直近数期は業績の伸びが継続しており、今期第3四半期までの進捗も順調と言える。想定仮条件水準の今期予想PERは9~10倍程度で、建設・不動産関連銘柄としては妥当な水準だろう。

 公開規模については20億円強となる見込み。ただ、鈴江社長とその関連会社が発行済株式の大半を保有しており、ベンチャーキャピタル保有株がないため、公開株式以外の市場流通株は少ないとみられる。また、3月の新規上場企業が18社まで増え、需給環境がタイトになりつつあるが、3/11は同日上場の企業がない。

 

◆「フィット」IPOに申し込める おすすめ証券会社◆
SBI証券
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

[データ提供・銘柄分析]フィスコ