個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2016年5月31日 ザイ・オンライン編集部

個人投資家が初めて買った株のベスト20を発表!
過去1年間にネット証券に口座を開設した人は
みずほFGやイオン、レバレッジETFを買っていた!

2015年4月から2016年3月までの間に、ネット証券に口座を開いた人が最初に買ったのは、株なのか、それとも投資信託なのか。その答えは株が7割超で投資信託が3割弱。なんと4人のうち約3人が株式を選んでいるという結果となった。それでは、そうした人がまず買った株とは?

  データ提供:SBI証券、楽天証券

この1年で投資を始めた人が買ったのは
人気の高配当株や株主優待株だった!

SBI証券楽天証券松井証券のデータから2015年4月~2016年3月に投資を始めた人が買った株を見てみると、上位には利回りの高い高配当株や、人気の株主優待株が名を連ねる結果になった。

 高配当株としては1位のみずほフィナンシャルグループ(8411)や3位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)といった銀行株、7位のトヨタ自動車(7203)、13位に入った三井物産(8031)が挙げられる。

  銀行株はビギナー投資家に限らず、もともと安定した業績と高い配当利回りで人気を集めていたが、2016年1月に発表されたマイナス金利の導入で、収益基 盤が脅かされる懸念が広がって、株価は大きく下落。その分、利回りが一気に上昇した。みずほフィナンシャルグループ(8411)が5%近くに、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は3%超になっており、高利回り狙いの買いが続いていることがわかる。また、この2銘柄に共通しているのが、どちらも5万円以下で買えるということだ。初めて買うことに加えて、色々な株を買いたいとなると、こうした少額で買えるというのも大きなポイントとなる。

 一方で、日本を代表する企業であるトヨタ自動車(7203)は、もともと円安による好業績と2%台半ばの配当利回りで人気だった。だが今では、景気の先行きへの不安や、円高が進んだことで株価は下落している。しかし、長期でみると株価は右肩上がりとなっているのも事実で、こうした局面で買って利益をあげている人もいる。

三井物産(8031)は、資源安による業績への懸念から、株価が下落した。16年3月期は赤字で、2017年3月期の反転を狙うが、いまだに株価は低く、利回りは4%近くもある。不安要素が出尽くしたと判断するなら、反騰狙い、高配当狙いともによい買い場とも言えるだろう。

 株主優待株からは、2位にイオン(8267)、11位にANAホールディングス(9202)、12位にオリエンタルランド(4661)がランクインした。

イオン(8267)の株主になれば、買い物の際にキャッシュバックを受けられたり、株主専用ラウンジが利用できる。ANAホールディングス(9202)は普通運賃が50%割引にな る株主優待券がもらえる。オリエンタルランド(4661)は、いわずと知れた東京ディズニーリゾートを運営する会社。株主優待では「東京ディズニーランド」か「東京ディズニーシー」のどちらかで使える1デーパスポートがもらえる。さらに2015年9月からは、株を長期で保有する株主への優遇がスタート。2015年 度から35周年の2018年度までと、2018年度から40周年の23年度の間に保有を続けると、追加で1デーパスポートをもらえる仕組みだ。この仕組みが始まる2015年9月までに、長期保有を意識した買いが集まったといえる。

 こうした、人気の株主優待株は株主優待ほしさに保有している個人投資家は株を売らないため、相場全体の下落に強い傾向があると言える。

  また、2015年後半の目玉ともいえる11月に上場したばかりの日本郵政(6178)ゆうちょ銀行(7182)も上位に入った。2016年3月期は期末配当 のみだが、今期からは中間と期末をあわせて3%を超える配当利回りが期待できる。マイナス金利の導入で、収益への懸念から株価は下落しているが、例えば日本郵政は2016年3月期の期末配当を予定よりも増やすなど、株主還元の意欲は強い。安定した配当狙いの投資は吉と出るのか注目したいところだ。

■ネット証券で初めて買った株ベスト20
順位 銘柄名(コード) 配当利回り いくら必要? 株主優待
あり
最新株価
チャート
1位  みずほフィナンシャル・
グループ(8411)
4.67% 1万6000円  −
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2位  イオン(8267) 1.87% 16万円  ◯
ネット証券で初めて買った株ベスト20イオン(8267)
3位  三菱UFJフィナンシャル・
グループ(8306)
3.65% 4万9000円  ◯
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4位  NF日経レバレッジETF(1570) 1万510円  −
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5位  新日鐵住金(5401) 2.02% 22万2000円  ◯
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6位  東京電力(9501) 0.54% 5万4000円  −
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7位  トヨタ自動車(7203) 3.83% 54万8000円  −
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8位  東芝(6502) 21万5000円  −
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9位  日本電信電話(NTT)(9432) 2.24% 49万円  −
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10位  シャープ(6753) 12万9000円  −
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順位 銘柄名(コード) 配当利回り いくら必要? 株主優待
あり
最新株価
チャート
11位  ANAホールディングス(9202) 1.84% 32万6000円   ◯
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12位  オリエンタルランド(4661) 0.48% 78万8000円  ◯
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13位  三井物産(8031) 4.91% 13万円  −
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14位  ゆうちょ銀行(7182) 1.91% 13万円
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15位  吉野家ホールディングス(9861) 1.46% 13万7000円  ◯
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16位  日本郵政(6178) 1.62% 14万2000円
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17位  ビックカメラ(3048) 0.94% 10万6000円   ◯
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18位  TOPIX連動型上場投資信託
(1306)
1.71% 1万3450円
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19位  ソニー(6758) 0.39% 25万6000円  ◯
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20位  パナソニック(6752) 1.63% 9万2000円  −
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 データ:SBI証券、楽天証券、松井証券のデータより編集部が作成 ※トヨタ自動車の配当利回りはアナリスト予想で算出

 

 過去1年間にネット証券に口座開設をして初めて買った株を紹介したが、株を買ったことがない人に加え、株を買っている人も銘柄選びの参考にしてみてほしい。