【2019年度版】
1万円の寄付で10kg以上の「お米」がもらえるのは当たり前!
「ふるさと納税」で、各地のブランド米をお得に手に入れよう!
「お米」は毎日のように食べるからこそ、できるだけ安くておいしいものを手に入れたいところだ。とはいえ、おいしそうなブランド米はそれなりに値が張ってしまうだろう。そこで、おすすめなのが「ふるさと納税」を活用すること。
というのも「ふるさと納税」を活用すれば「コシヒカリ」や「あきたこまち」のなど、全国の自治体が誇るブランド米はもちろん、地元だけでしか流通しないような希少なお米もお得に手に入れることができるからだ。
そこで、ザイ・オンライン編集部では「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体を徹底的に調査! 今回は“寄付金額1万円以下”の申し込みやすい返礼品に限定し、“寄付金額に対して、どれだけ多くのお米がもらえるか”を基準にランキング化した(玄米やパックライスは除く)。
なお、2019年6月から「返礼品の還元率を寄付金額の3割以下に抑えなかった自治体は、ふるさと納税の控除対象から除外する」という新制度が始まったが、今回紹介する自治体はすべて「ふるさと納税」の控除対象になっている自治体となっているので安心してほしい。
それでは、さっそく2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表しよう! お得にお米をもらえる自治体が一目瞭然なので、ぜひ、2019年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
「コシヒカリ」を含む4種のお米を
3kgずつ食べ比べできる「茨城県境町」!
2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」は、「1万円の寄付でお米12kg」がもらえる2自治体が同率1位という結果になった。まずは、その2自治体の中から「茨城県境町」の返礼品を紹介しよう。
【※関連記事はこちら!】
⇒【茨城県境町】ふるさと納税の返礼品ランキング!「ふるさと納税」の受入件数が全国17位の境町で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表!
関東平野の中心に位置している「境町」は、肥沃な大地と利根川の恵みを受けて、農業が活発に行われている町。また、2019年4月には、新国立競技場のデザイン担当者でもある隈研吾(くまけんご)氏が設計したレストランが「道の駅さかい」にオープンし、「境町」自慢の旬の食材を満喫できるようになった。
そんな「境町」に1万円の寄付をすると「【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋)」がもらえる。この返礼品は「コシヒカリ3kg」に加えて、「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ゆめひたち」「あさひの夢」「チヨニシキ」「ふくまる」「一番星」「ミルキークイーン」の中から、自治体が選んだ3種類を3kgずつもらえるセットになっている。
なお、今回のランキングは「寄付金額1万円以下の申し込みやすい返礼品」だけに絞っているので、ランキングには入らなかったが、「境町」に1万5000円を寄付すると「【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ20kgセット(5kg×4袋)」がもらえる。こちらのほうがコストパフォーマンスは高いので、よりお得に大量のお米をゲットしたい人は、この返礼品もチェックしてみよう。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
それぞれのお米の長所を最大限に引き出した
独自配合のブレンド米がもらえる「長野県阿南町」!
同率1位の自治体2つ目は「長野県阿南町(あなんちょう)」。
南アルプスと中央アルプスの間にある「阿南町」は、夏が来ればホタルが飛び交うほか、「アマゴ」という川魚の養殖もしているなど、水質がきれいな町。また、農業も盛んで、和合地区という小さな集落で作られている「鈴ヶ沢なす」や「鈴ヶ沢うり」は“信州の伝統野菜”として名高い。
そんな「阿南町」に1万円の寄付をすると「あなんの誉12kg(6kg×2袋)」がもらえる。この「あなんの誉」は、「コシヒカリ」をベースに「天竜乙女」と「風さやか」という長野県のオリジナル米をブレンドした銘柄で、「ふるさと納税」でしか入手できない逸品。「ブレンド米」というと、安価なお米をイメージする人も多いだろうが、この「あなんの誉」の場合は、それぞれのお米の長所を引き出せるように、あえて配合しているそうだ。複数の銘柄のいいとこ取りをした「ブレンド米」の味を「ふるさと納税」で確かめてみてはいかがだろうか。
ちなみに「あなんの誉」がもらえるのは、寄付金の活用方法として「農業支援」を指定した場合のみ。「農業支援」ではなく「一般(ふるさとの父母兄弟のための福祉に関する事業など)」を選んだ場合は、1万円の寄付で「阿南育ち信州黄金シャモ」などの別の特産品がもらえるので、気になる人はこちらも要チェックだ。
【同率3位】9000円の寄付でお米10kg!(=1万円で約11.1kg)
「コシヒカリ」の子孫である「ヒノヒカリ」や
「森のくまさん」がもらえる「熊本県長洲町」!
2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第3位には「寄付金額1万円あたり約11.1kgのお米」がもらえる2自治体が同率でランクインした。まずは、その同率3位の自治体の中から「熊本県長洲町(ながすまち)」を紹介しよう。
有明海に面している「長洲町」は、「あみ漬け」と呼ばれるエビの塩辛を筆頭に、海苔やアサリといった海産物が有名な町。これらは「長洲町」の「ふるさと納税」の返礼品にもラインナップされているので、ご飯に合うおかずを探している人は見逃せないだろう。
そんな「長洲町」に9000円の寄付をすると「令和元年産★熊本県産ヒノヒカリ10kg」「令和元年産★熊本県産 森のくまさん10kg」などがもらえる。「ヒノヒカリ」は「コシヒカリ」を父に持つ品種で、「コシヒカリ」よりも小粒かつ食感がもっちりしているという人気のお米。そして「森のくまさん」は、「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」を配合した熊本県の奨励品種で、強い粘り気を楽しめるそうだ。
また、前述のとおり「長洲町」では、1万1000円の寄付で「有明海の幸3点セット 内野海産」として「あみ漬け320g」「あみの味噌漬け320g」「海苔の佃煮320g」のセットがもらえる返礼品も用意している。ご飯のお供にはもちろん、お酒のつまみにもピッタリなので、ぜひ、こちらもチェックしてみてほしい。
【同率3位】9000円の寄付でお米10kg!(=1万円あたり約11.1kg)
「コシヒカリ」よりも高評価だった
「よさ恋美人」などのお米がもらえる「高知県田野町」!
2つ目の同率3位の自治体は「高知県田野町」だ。
四国でもっとも面積が小さい「田野町」は、ジャガイモやオクラといった野菜の栽培や「うなぎ」の養殖などに力を入れている、人口2600人ほどの町。11~2月の寒い時期には、太陽が水平線に沈む瞬間、光の屈折によって太陽が2つあるように見える“だるま夕日”という現象を観測できることもあるという。
そんな「田野町」に9000円の寄付をすると「令和元年産 田野米10kg」がもらえる。「田野米」の中身は「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」「にこまる」「よさ恋美人」「黄金錦」のいずれかで、このうち「よさ恋美人」は、2017年に高知県の奨励品種になったばかりのお米。「コシヒカリ」との食べ比べアンケートを実施した際に「よさ恋美人」のほうが高評価を獲得したこともあるそうで、まさに新進気鋭の品種だといえるだろう。
しかし、残念ながら、この返礼品はすでに“品切れ”となってしまっている。ただし、新たに受け付けを再開する可能性もあるので、どうしても「田野町」のお米を味わってみたい人は、こまめに自治体の「ふるさと納税」ページをチェックしてみよう。
【同率5位】1万円の寄付でお米11kg!
北海道トップクラスの米どころで作られた
北海道米を食べ比べできる「北海道当麻町」!
第5位には「寄付金額1万円あたりお米11kg」がもらえる3自治体が同率で並んだ。今回は、その3自治体の中から、ザイ・オンライン編集部が注目する「北海道当麻町(とうまちょう)」を紹介しよう。
「当麻町」は、「北海道農協米対策本部」が定める北海道米ランキングにおいて、12年連続で最高位ランクを獲得した実績を持っている、北海道トップクラスの米どころ。また、皮が黒くてユニークな「でんすけすいか」の産地でもあり、2019年6月の初競りでは、1玉75万円もの高値がついたというから驚きだ。
そんな「当麻町」に1万円の寄付をするともらえるのが「お米のセット2種食べ比べ(合計11kg)」。この返礼品に申し込むと、北海道で開発された品種「ほしのゆめ5kg」と「きたくりん5kg」に加えて、「ほしのゆめ無洗米1kg」のセットがもらえる。
「ほしのゆめ」は、ほどよい粘り気があり、食感は柔らかめで、「きたくりん」は、ほのかな甘みとあっさりとした食味が特徴なのだとか。この2種類の北海道米を味わってみたい人は「当麻町」の「お米のセット2種食べ比べ」に申し込んでみては?
なお、本記事の最後には「当麻町」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。おいしいお米を届けるための秘訣や、お米と同時に申し込むべきおすすめの返礼品についても聞いたので、ぜひ、最後まで読んでみてほしい。
さて、改めて今回紹介した自治体のランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
※同じ自治体の同じような返礼品でも「ふるさと納税サイト」ごとに自治体が支払う手数料が異なり、返礼品の内容量や寄付額が違う場合もあるので、このランキングで返礼品を上手に選ぼう!
◆2019年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2019年9月13日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 茨城県境町 | |||
・1万円⇒【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋) (コシヒカリ3kg、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめひたち、 あさひの夢、チヨニシキ、ふくまる、一番星、ミルキークイーンの 中から3種類×3kg) ・1万円⇒低温製法米パックライス180g×40個【茨城県境町産コシヒカリ使用】 ・1万円⇒新鮮野菜を盛り沢山&茨城県産コシヒカリ5kgセット (コシヒカリ5kg、野菜10品以上) ・1万円⇒さかいの卵かけご飯セット (たまご30個とパックライス10個) (低温製法米パックライス180g×10個、卵10個、 低温製法米パックライス180g×40個) |
ほか、1万円で「すずきやさんのお惣菜 ごはんの友『旨辛野菜』5袋セット」などがある | |||
【寄付金の使い道】教育文化の向上に関する事業/住民福祉の増進に関する事業/都市基盤と生活環境施設の整備に関する事業/農業振興と商工業の育成に関する事業/指定なし/被災の復旧に関する事業 など | ||||
【関連記事】【茨城県境町】ふるさと納税の返礼品ランキング!「ふるさと納税」の受入件数が全国17位の境町で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表! | ||||
1位 | 長野県阿南町 | |||
・1万円⇒お米12kg(あなんの誉12kg) | ほか、1万円で「フルタヤ椎茸の原木干し椎茸セット」(信州どんこ90g×1袋、信州椎茸45g×3袋、割れ欠け椎茸110g×1袋、レシピ集)などがある | |||
【寄付金の使い道】農業振興への支援に特化した「農業支援ふるさと納税」/農業支援以外への支援を目的とした「一般ふるさと納税」 | ||||
3位 | 熊本県長洲町 | |||
≪1万円換算/11.1kg≫ ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産ヒノヒカリ 10kg ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産ヒノヒカリ<無洗米> 10kg (ヒノヒカリ無洗米5kg×2袋) ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産 森のくまさん 10kg ・1万円⇒平成30年度産★熊本県産くまさんの力 大容量11kg (くまさんの力10kg×1袋、1kg×1袋) |
ほか、1万円で「有明海産 焼き海苔 全型100枚入り」などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとを担う子どもたちの人材育成・確保/健康づくり・福祉の充実/文化を創造し個性あふれる人づくり | ||||
3位 | 高知県田野町 | |||
≪1万円換算/11.1kg≫ ・9000円⇒予約受付中【四国一小さな町の新米】令和元年産 田野米 10kg (田野米5kg×2袋) ・5000円⇒予約受付中【四国一小さな町の新米】令和元年産 田野米 5kg ・9000円⇒予約受付中【四国一小さな町のもち米】令和元年産もち米 8kg ・1万円⇒【四国一小さなまち】田野屋塩二郎の塩ごはーん 4袋セット(無洗米) (塩ごはーん無洗米324g×4袋、天日塩) |
ほか、1万1000円で「ご飯がすすむセット【ふるさとチョイス限定】」(万能おかず生姜130g×2個、ちりめんじゃこ70g×3パック、さんまのみりん干し4枚、あじの干物2枚)などがある | |||
【寄付金の使い道】産業の振興に関する事業/教育、文化の振興に関する事業/医療、福祉の充実に関する事業/田野町を応援するため | ||||
5位 | 北海道当麻町 | |||
・1万円⇒お米のセット 2種食べ比べ(ほしのゆめ5kg、きたくりん5kg、 ほしのゆめ無洗米1kg) ・1万円⇒【新米予約】お米のセット2種食べ比べ(ほしのゆめ5kg、 きたくりん5kg、ほしのゆめ無洗米1kg) ・1万円⇒無洗米セット(きたくりん)(きたくりん5㎏×2袋、1kg×1袋) ・1万円⇒お米・トマトジュース「朝もぎ一番」セット(ほしのゆめ5kg、 トマトジュース「朝もぎ一番」1L×3本) |
ほか、1万円で「トマトカレーとお米(ゆめぴりか)のセット」(ゆめぴりか1kg、トマトカレー3個)などがある | |||
【寄付金の使い道】安全・安心な農産物の生産供給等農業振興に関する事業/環境の保全に資する森林整備、水源かん養、環境緑化等に関する事業/未来を担う子どもの育成支援に関する事業/事業を指定しない | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2019年度版)人気の「お米」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表! |
今回、紹介しきれなかった同率5位の自治体は「佐賀県上峰町」と「北海道当別町」となっており、「上峰町」では「さがびより」、「北海道当別町」では「ななつぼし」「おぼろづき」「ゆきひかり」と、それぞれの地域に根ざしたお米がもらえる。特に「上峰町」に1万円を寄付するともらえる「令和元年産 新米さがびより11kg」は、ふるさと納税サイト「ふるなび」の「米・パンの人気返礼品ランキング」で第1位に輝くほどの人気返礼品なので、こちらも要チェックだ(2019年10月時点)。
【※関連記事はこちら!】
⇒「ふるさと納税」で人気の「お米」ランキング!2019年10月に「ふるなび」掲載中の返礼品の中から、みんなに人気の「お米ランキング」トップ10を発表!
また、第8位以下の自治体もまとめた「【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2019年度版)」も公開中なので、こちらの記事も参考にしながら、自分の食べてみたい品種を探してほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ、下記のメールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」同率5位の
「北海道当麻町」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
今回、ザイ・オンライン編集部では、2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」同率5位にランクインした「北海道当麻町」のふるさと納税担当者・塚田さんにインタビューを敢行した。
まず、「当麻町」に1万円の寄付をするともらえる「お米のセット2種食べ比べ」について話を聞いてみよう。前述したように、もらえるお米は「ほしのゆめ」と「きたくりん」の2品種だが、これらのお米は「今摺米(いまずりまい)」というブランド米でもあるそうだ。
「JA当麻が栽培している『今摺米』は、稲を刈り取ったあとに、お米を籾の状態のまま低温で貯蔵するという一手間を加えているんです。注文を受けてから、発送する直前に籾殻を取り除いて精米しているので、いつでも新鮮な状態のお米をお届けできるんです。しかも、JA当麻は、昨年、全国の単一農協では初めて『精米HACCP(ハサップ)』の認定を受けるという快挙を成し遂げたんですよ」
「精米HACCP」の認定は、お米の製造・加工の段階で金属混入などが発生しないように、厳格な管理をしている事業者しか取得できない。つまり、JA当麻のお米は、それだけ安全かつ高品質だというわけだ。
そんな「お米のセット2種食べ比べ」には、どれほどの申し込みがあるのだろうか。
「2019年度の申し込み件数は、9月末時点で237件となっており、予想していたよりは多いですね。ただ、『当麻町』の『ふるさと納税』では、『無洗米セット(きたくりん)』という返礼品もご用意しているのですが、どちらかといえば、こちらのほうが人気かもしれません」
塚田さんが言う「無洗米セット(きたくりん)」とは、1万円の寄付で「きたくりん無洗米11kg」がもらえる返礼品のこと。より手軽にお米を炊きたい人は、この返礼品に申し込むといいだろう。
次に、「当麻町」の自慢のお米と合う、おすすめの返礼品についても聞いてみた。
「1万円の寄付でお申し込みいただける『山本精肉店のジンギスカン(合計2.3kg)』がおすすめです! 生姜が効いていて、かなり濃い目の味つけなのですが、これが非常にご飯とマッチするんですよ。ジンギスカンはビールのお供にもなりますし、ご家族で楽しんでいただけることでしょう」
たしかに、北海道のソウルフードであるジンギスカンは、ご飯との相性がピッタリだ。「当麻町」のお米を手に入れるなら、塚田さんがおすすめする「山本精肉店のジンギスカン」への申し込みも検討してみよう。
続いて、「当麻町」の「ふるさと納税」の寄付状況を教えてもらった。
「2019年度は、8月下旬時点で寄付件数は7019件、寄付金額は1億2115万2000円となっており、これは当初の想定額の倍に近いペースです。『当麻町』では、もともと返礼品が15種類ほどしかありませんでしたが、総務省による“還元率3割規制”の関係などで、昨年10月に『ふるさと納税』の返礼品を見直した際に、60種類以上に拡充したのが要因かと思います。また、今年の冬から、公式のInstagramやFacebookを使ったPRにも取り組んでおります」
そういった努力が実り、「当麻町」には順調に寄付金が集まっているようだ。では、その寄付金はどのように活用しているのだろうか。
「寄付者の方々には、『安全・安心な農産物の生産供給等農業振興に関する事業』『環境の保全に資する森林整備、水源かん養、環境緑化等に関する事業』『未来を担う子どもの育成支援に関する事業』の3つから使途を選んでいただいているのですが、この中でもっとも指定が多いのは『未来を担う子どもの育成支援に関する事業』ですね。『当麻町』では、食育の一環で『田んぼの学校』という事業を行なっており、子どもたちが自ら田植え・稲刈りをして、そのお米を給食で食べています。また、小学生までの子どもたちには、毎年、町から誕生日プレゼントとして絵本を贈っており、それらの事業に『ふるさと納税』の寄付金を活用させていただいているんです」
「ふるさと納税」の寄付金が子どもたちへの教育に役立っているというのは、寄付者としても嬉しい限りだろう。
最後に、塚田さんは、「当麻町」が「ふるさと納税」にかける思いについて、こう話した。
「これまで、寄付者の皆様から『お米がおいしかったので、また申し込みます』といった心温まるメッセージをたくさんいただいてきました。寄付してくれた方々には、今後も継続して『当麻町』のファンでいてほしいですし、『いつか当麻町に訪れてみたいな』と思ってもらえたら幸いです。そして、寄付金をうまく活用することで、『当麻町』に住む人々にも、全国からこんなに応援されていることを知ってもらえたら嬉しいですね」
「ふるさと納税」を活用すれば、全国の特産品をお得に味わえるうえに、それがそのまま自治体への支援にもなる。そして、返礼品が気に入ったら、実際に寄付した町に訪れてみるのも一興だ。今回の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を参考にしつつ、自治体にとっても自分にとっても有意義な「ふるさと納税」をしてほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒ふるさと納税の8大サイトの特徴やメリットを比較!最も便利なサイトはどこ?取扱い自治体数や特典は?ザイがおすすめする「ふるさと納税サイト」を紹介!
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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