ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」を運営するアイモバイルは、2023年7月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2022年9月7日の15時に発表した。これにより、アイモバイルの配当利回り(予想)は2.58%⇒2.95%にアップした。
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アイモバイルが発表した2022年7月期の決算短信によると、2023年7月期の予想配当は「1株あたり40円」となっている。なお、アイモバイルは期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。
アイモバイルの2022年7月期の配当は「1株あたり38円」だったので、前期比で「2円」の増配となる。また、2022年7月期の配当についても、前回予想の「1株あたり35円」から「1株あたり38円」に増配されている。今回の一連の増配発表によって、アイモバイルの配当利回り(予想)は2.58%⇒2.95%にアップすることとなった。
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アイモバイルは今回、「増配」とともに「業績予想」も発表しており、2023年7月期は前期比で「増収・増益」の業績予想となっている。また、アイモバイルは株主還元について、「配当性向30%およびDOE5%を目安とした安定的・継続的な配当の実施に、自己株式の取得を柔軟に加えた、総還元による株主還元を実施していく」としていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
ちなみに、「増配」などが発表されたものの、アイモバイルの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2022年9月7日)の終値1352円より84円安い円(-6.21%)を記録している。
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アイモバイルの過去10期の配当の推移は?
■アイモバイル(6535)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
― | ― | 2020/7 | 0円 | |
2017/7 | 0円 | 2021/7 | 100円 | |
2018/7 | 0円 | 2022/7 | 38円 | |
2019/7 | 0円 | 2023/7 | 40円 (予想) |
アイモバイルは2022年7月期に前期比で「減配」しているものの、2023年7月期の配当予想「1株あたり40円」が予想通りに実施されれば、再び前期比で「増配」となる見通しだ。なお、2021年7月期の配当には「1株あたり70円」の「上場5周年記念配当」が含まれているため、普通配当のみで見れば初配以来、”連続増配”ということになる。
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また、アイモバイルの配当額の伸び具合も確認しておきたい。前期にあたる2022年7月期から2023年7月期までの1年間で、アイモバイルの年間配当額は「1株あたり38円」から「1株あたり40円」まで、5.2%増加している。
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参考として、アイモバイルの株価も確認しておこう。アイモバイルの株価は、約1年前にあたる2021年9月の終値1454円から発表当日(2022年9月7日)の終値1352円まで、7.0%下落した水準で推移している。
■アイモバイル(6535)の株価チャート/月足・上場日~発表当日
アイモバイルの配当利回りは?
アイモバイルの2022年9月7日時点の株価(終値)は1352円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※アイモバイルの配当利回り】
株価:1352円
年間配当額:40円
配当利回り:40円÷1352円×100=2.95%
アイモバイルの配当利回りは2.95%。2022年8月の東証プライムの平均利回りは2.30%(配当実施企業のみ)なので、アイモバイルの配当利回りは「やや高め」と言える。なお、アイモバイルは株主優待を実施していない。
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アイモバイルは、「i-mobile Ad Network」などの広告配信サービスを手掛ける会社。ふるさと納税のポータルサイト「ふるなび」を中心とした「ふるさと納税事業」が安定成長に入り、利益に貢献している。2023年7月期(通期)の連結業績予想は、売上高14.8%増、営業利益1.5%増、経常利益1.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益1.0%増と堅調(すべて前期比)。
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■アイモバイル | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
サービス業 | 6535 | 東証プライム | 40円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1352円 | 100株 | 13万5200円 | 2.95% |
※株価などのデータは2022年9月7日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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