【日本株】個人投資家に人気の5銘柄の「第3四半期決算発表後の投資判断」を公開！
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の巻頭特集は「最新決算でわかった！【強い株24】」！ この特集では、3月期決算企業の第3四半期決算の結果をアナリストが分析。それに基づき、個人投資家に人気の銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価している。さらに、アナリストのおすすめ銘柄も紹介しているので、投資の参考になるはずだ。
今回はこの特集から、個人投資家に人気の5銘柄に対する、最新決算に基づいた投資判断を公開！
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3月期決算企業の第3四半期決算から、人気株の今後を分析！
オリエンタルランドや話題の塩野義製薬の投資判断は「強気」
3月期決算企業の第3四半期決算が発表シーズンを迎えた。決算で材料が出ると、株価に方向感が出る。
そこで、今回は最新決算の結果を踏まえて、ラカンリチェルカの村瀬智一さんに、投資家に人気の5銘柄について、投資判断をしてもらった。なお、投資判断は「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で、今から3カ月先までの見通し（※株価などのデータはすべて2月3日時点）。
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最新決算からわかった「人気5銘柄」の投資判断を公開！ |
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| 投資判断 | 進捗率 | 増益率 | 通期予想 | PER（PBR） | 最低投資額 （2/3時点） |
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| ◆味の素（東P・2802） | ||||||
| 強気 | 89.6％ | 10.0％ | 10.0％ | 25.7倍（2.83倍） | 39万9700円 | |
| 【分析コメント】調味料・食品は内食需要の反動や、原材料の増加が負担になったが、コスト増を値上げでカバー。冷凍食品は業務用の復調や単価上昇で大幅増収へ。また海外販売と、医薬用や食品用アミノ酸など、ヘルスケア関連の好調が目立つ。通期計画の上ブレ余地が見込める。 | ||||||
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| ◆信越化学工業（東P・4063） | ||||||
| 強気 | 81.2％ | 68.3％ | 47.1％ | 10.9倍（1.97倍） | 192万円 | |
| 【分析コメント】主力の塩化ビニル樹脂など、生活環境基盤材料事業を中心に好調な推移を見込み、通期計画を上方修正。米国で総額1兆ドル（約113兆円）のインフラ投資法案が成立し、インフラ整備需要が長期で期待できる。3月末に1株を5株にする株式分割を発表し、流動性向上も注目。 | ||||||
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| ◆塩野義製薬（東P・4507） | ||||||
| 強気 | 99.6％ | 142.4％ | 33.3％ | 10.7倍（1.73倍） | 62万700円 | |
| 【分析コメント】英ヴィーブ社のHIVフランチャイズが大きく伸長、ロイヤリティー収入と受取配当金が従来予想を大きく上回った。コロナ関連製品は承認取得時期など不透明だが、会社見通しは保守的で、計画上ブレの可能性も。第3四半期の営業利益はすでに通期計画水準で、上ブレそう。 | ||||||
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| ◆オリエンタルランド（東P・4661） | ||||||
| 強気 | 88.0％ | 黒字転換 | 1158.8％ | 104.0倍（8.77倍） | 216万3500円 | |
| 【分析コメント】第3四半期は営業黒字に転換、通期予想を上方修正。期間限定イベントが好調なほか、政府の旅行支援策も追い風。東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」のオ ープン時期は23年度から24年春へ延期。強気な値上げにも入園者数が減らない人気を評価。 | ||||||
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| ◆Zホールディングス（東P・4689） | ||||||
| 強気 | ー | 64.4％ | ー | ー（1.08倍） | 4万2010円 | |
| 【分析コメント】LINE、ヤフーのメディア事業が売上収益の4割を占める。2023年度中をメドに同社とヤフ ー、LINEの3社合併を発表、これまで融合が進まず目立った効果がなかったが、サービスの付加価値向上につながりそう。PayPayの早期黒字化への期待も高まる。 | ||||||
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| ※株価などのデータは2月3日時点のもの。進捗率は2023年3月期通期計画に対する第3四半期の実績。1年の4分の3が経過し75％超が望ましい。増益率と通期通期見通しは前年比。いずれも営業利益（味の素は事業利益）。 | ||||||
今回取り上げたのは、業種のバラバラな5銘柄。いずれも投資判断が「強気」になった点は共通している。また、第3四半期決算の時点で、進捗率が通期計画の75％に達していれば順調と言えるが、上記の銘柄のほとんどは、進捗率が75％を大幅に上回っている点も特徴的だ。
なお、コロナ禍が収束しつつある中で、脱コロナ株のオリエンタルランド（4661）の勢いが増しており、「入園料を値上げしても入園者数が減っておらず、人気ぶりが評価できます」と、村瀬さんも高評価。
ただ、第3四半期決算を見ても、脱コロナ株のすべてが好調とは言えないので、テーマ株をチェックするときは、きちんと業績をチェックすべきだろう。
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