2024年4月に権利が確定する銘柄の
「配当利回りランキング」を公開!
約4000社ある上場企業のうち、2024年4月に「配当」の権利が確定するのは「4月決算会社(期末配当)」か「10月決算会社(中間配当)」のいずれかで、該当する企業は約100社も存在する。これでは配当の権利が確定する銘柄や、その銘柄の配当金、配当利回りなどを調べて、どの銘柄に投資するのがお得なのかを把握しておくのは非常に困難だ。
そこで、ザイ・オンラインでは2024年4月に配当の権利が確定する銘柄について、年間配当額や配当利回り、増配の有無などを調査し、「配当利回り」の高さでランキングを作成! その中で、調査時点の配当利回りが2024年2月の東証プライムの平均利回り(2.06%、配当実施企業のみ)を上回る「高配当株」上位15銘柄を紹介していく(なお、配当利回りや最低投資額などのデータは2024年3月22日の終値で算出)。
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ただし、何らかの要因で株価が急落して「高配当」になっている銘柄などもある可能性には要注意。念のため、今回のランキングでは「配当額>純利益」で「配当性向が100%」を超えていたり、「純利益がマイナス(赤字)」となっていたりする銘柄は除外しているが、「配当利回りの高さ」だけでなく、直近の業績予想や開示情報にも目を通すようにしよう。
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⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
なお、このランキング表のあとに「前期比『増配予想』株の配当利回りランキング!」も掲載しているのでお見逃しなく!
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■4月に権利が確定する高配当株ランキング! ベスト15
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配当利回り (予想) |
1株あたり 年額(予想)配当金 (4月確定額) |
増減配 (予想、前期比) |
株主優待 | 権利付き 最終日 |
最低投資額 | |
1位 | ヤガミ(名M・7488) | |||||
4.12% | 124円(124円) | 減配 | ― | 4/17 | 30万500円 | |
2位 | アールエイジ(東S・3248) | |||||
3.90% | 33円(15円) | 横ばい | ― | 4/25 | 8万4600円 | |
3位 | ファースト住建(東S・8917) | |||||
3.79% | 43円(21円) | 横ばい | 有 | 4/25 | 11万3400円 | |
4位 | ナレルグループ(東G・9163) | |||||
3.68% | 110円(50円) | 増配 | ― | 4/25 | 29万8500円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒ナレルグループ(9163)、「増配」を発表して、配当利回り4.3%にアップ! 年間配当は1年で15%増加、2024年10月期は前期比15円増の「1株あたり110円」 |
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5位 | クミアイ化学工業(東P・4996) | |||||
3.40% | 28円(10円) | 減配 | ― | 4/25 | 8万2200円 | |
6位 | ナトコ(東S・4627) | |||||
3.26% | 50円(25円) | 横ばい | ― | 4/25 | 15万3300円 | |
7位 | ナ・デックス(東S・7435) | |||||
3.24% | 35円(24円) | 減配 | ― | 4/25 | 10万7700円 | |
8位 | アゼアス(東S・3161) | |||||
3.19% | 23円(23円) | 増配 | ― | 4/25 | 7万2000円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒アゼアス(3161)、2期連続となる「増配」を発表し、配当利回り3.59%に! 配当額は2年で1.1倍に増加、2024年4月期は前期比1円増の「1株あたり23円」に! |
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9位 | 萩原工業(東P・7856) | |||||
3.15% | 50円(25円) | 横ばい | 有 | 4/25 | 15万8500円 | |
10位 | サンオータス(東S・7623) | |||||
3.10% | 19円(19円) | 増配 | ― | 4/25 | 6万1200円 | |
配当利回り (予想) |
1株あたり 年額(予想)配当金 (4月確定額) |
増減配 (予想、前期比) |
株主優待 | 権利付き 最終日 |
最低投資額 | |
11位 | 学情(東P・2301) | |||||
2.98% | 52円(26円) | 増配 | 有 | 4/25 | 17万4200円 | |
12位 | 日東製網(東S、名P・3524) | |||||
2.96% | 50円(50円) | 横ばい | ― | 4/25 | 16万8800円 | |
13位 | 柿安本店(東P・2294) | |||||
2.89% | 85円(85円) | 横ばい | 有 | 4/25 | 29万4100円 | |
14位 | 巴工業(東P・6309) | |||||
2.84% | 120円(60円) | 増配 | 有 | 4/25 | 42万1500円 | |
15位 | 神島化学工業(東S・4026) | |||||
2.83% | 42円(21円) | 増配 | ― | 4/25 | 14万8000円 | |
※株価などのデータは2024年3月22日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
「4月に権利が確定する株」の中で、配当利回りが2024年2月の東証プライムの平均利回り(2.06%、配当実施企業のみ)を上回る上位15銘柄の「高配当株」は上記の通りだ。ただし、今回のランキングでは配当性向での足切りこそしているものの、「高配当株」は「将来の減配」といったリスクが比較的高めであるのもまた事実。
そこで、「4月に権利が確定する株」の中で、「前期比で増配予想」となっている銘柄の配当利回りランキングも作成! さきほどの「4月に権利が確定する高配当株ランキング」と比べて配当利回りは全体的に低くなるが、その分、リスクは抑えられていると考えていいだろう。
また、表には年間の「配当回数」も記載した。「配当回数」が「年1回」の銘柄は、「4月の権利確定分」がそのまま「年間配当額」となるため、効率的に配当がもらえると言える。それではさっそく見ていこう!
■4月に権利が確定する、前期比「増配予想」株の
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配当利回り (予想) |
1株あたり 年額(予想)配当金 (4月確定額) |
配当回数 | 株主優待 | 権利付き 最終日 |
最低投資額 | |
1位 | ナレルグループ(東G・9163) | |||||
3.68% | 110円(50円) | 年2回 | ― | 4/25 | 29万8500円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒ナレルグループ(9163)、「増配」を発表して、配当利回り4.3%にアップ! 年間配当は1年で15%増加、2024年10月期は前期比15円増の「1株あたり110円」 |
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2位 | アゼアス(東S・3161) | |||||
3.19% | 23円(23円) | 年1回 | ― | 4/25 | 7万2000円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒アゼアス(3161)、2期連続となる「増配」を発表し、配当利回り3.59%に! 配当額は2年で1.1倍に増加、2024年4月期は前期比1円増の「1株あたり23円」に! |
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3位 | サンオータス(東S・7623) | |||||
3.10% | 19円(19円) | 年1回 | ― | 4/25 | 6万1200円 | |
4位 | 学情(東P・2301) | |||||
2.98% | 52円(26円) | 年2回 | 有 | 4/25 | 17万4200円 | |
5位 | 巴工業(東P・6309) | |||||
2.84% | 120円(60円) | 年2回 | 有 | 4/25 | 42万1500円 | |
6位 | 神島化学工業(東S・4026) | |||||
2.83% | 42円(21円) | 年2回 | ― | 4/25 | 14万8000円 | |
7位 | グリーンクロス(福・7533) | |||||
2.67% | 33円(33円) | 年1回 | 有 | 4/25 | 12万3200円 | |
8位 | 泉州電業(東P・9824) | |||||
2.55% | 120円(60円) | 年2回 | 有 | 4/25 | 47万500円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒泉州電業(9824)、4期連続となる「増配」を発表し、配当利回り3.7%に! 年間配当は4年で3.4倍に増加、2024年10月期は前期比10円増の「1株あたり120円」 |
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9位 | ハイレックスコーポレーション(東S・7279) | |||||
2.46% | 40円(20円) | 年2回 | ― | 4/25 | 16万2600円 | |
10位 | SCAT(東S・3974) | |||||
2.42% | 12円(6円) | 年2回 | ― | 4/25 | 4万9400円 | |
【※関連記事はこちら!】 ⇒SCAT、「QUOカード」の株主優待を廃止! 100株保有で「QUOカード」がもらえたが、権利確定済みの2023年10月分を最後に廃止、今後は配当に注力の方針に! |
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※株価などのデータは2024年3月22日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
「前期比で増配予想」という条件を付け加えたことで配当利回りは全体的に低くなったが、よく見ると、2位の「アゼアス」や3位の「サンオータス」などは配当が年1回(4月のみ)となっている。そういった銘柄は年2回の配当を実施している銘柄よりも、「4月の権利確定分」の利回りが高い可能性もあるので注目しておきたい。
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⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
2024年4月末が「権利確定日」の銘柄は
4月25日(木)の「権利付き最終日」に保有しておこう!
最後に、2024年4月の「権利確定日」と「権利付き最終日」を忘れずに確認しておこう。「権利確定日」が2024年4月末の場合、「権利付き最終日」は2024年4月25日となるので、4月25日に株を保有しておくようにしよう。なお、4月19日が「権利確定日」の「ヤガミ」は4月17日が「権利付き最終日」になるので要注意!
ちなみに、高配当株には「『権利付き最終日』の翌日の『権利落ち日』に株価が下落」しやすい傾向もあるため、「権利付き最終日」直前に株を購入して配当の権利を得ても、「権利落ち日」に株価が下落して配当以上に損をする可能性もあるので注意しておこう。その傾向を逆手に取って、長期保有する前提であれば「権利落ち日」に購入することも検討してみよう。
【※関連記事はこちら!】
⇒【4月の株主優待の内容&利回りを調査(2024年版)】伊藤園や正栄食品、ヤーマンなどの人気銘柄に加え、優待復活の柿安本店、新設のQUOカード優待株も紹介
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