IPO株の銘柄分析&予想

「雨風太陽(アメカゼタイヨウ)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の食材のCtoCプラットフォーム提供企業との比較や予想まで解説![2023年12月25日 情報更新]

2023年11月14日公開(2023年12月25日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 雨風太陽(アメカゼタイヨウ)
市場・コード/業種 グロース・5616/情報・通信業
上場日 12月18日
申込期間(BB期間) 12月1日~12月7日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券マネックス証券岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1320円(+26.44%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

雨風太陽が12月18日にIPO(新規上場)!

「雨風太陽」の公式サイトより

 雨風太陽は、2023年11月13日、東京証券取引所に上場承認され、2023年12月18日にIPO(新規上場)することが決定した。

 雨風太陽は2015年2月10日に設立された。2013年NPO法人東北開墾を立ち上げ、食材付き情報誌「東北食べる通信」により、生産現場の裏側を直接消費者に届ける仕組みに手応えを感じ、一般社団法人日本食べる通信リーグを創設し、「食べる通信」のモデルを日本全国へ展開。2016年から生産者から直接購入できるCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の運営を行っている。「ポケットマルシェ」は、生産者と消費者が直接コミュニケーションできる顔の見えるECプラットフォームとなっている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

雨風太陽のIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月30
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月1日~12月7日
公開価格決定 12月8日
購入申込期間 12月11日~12月14日
払込日 12月15日
上場日 12月18日

雨風太陽のIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2023年12月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
92.9
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
2.7
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
1.8
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
岡三証券 0.9  
丸三証券 0.9  
東洋証券 0.9  

雨風太陽のIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 840
仮条件
[予想PER(※2)
840~870円
倍~倍]
公募価格 1044円
初値 1320円
初値騰落率 +26.44%
予想トレーディングレンジ(※3) 400~2100
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2023年11月28日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】
クックパッド<2193> 倍(連)
オイシックス<3182> 13.5倍(連)
農業総研<3541> 259.6倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を比較できない

雨風太陽の発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 235万3050株(予定)
公開株式数 公募44万6300株  売出9万株
(オーバーアロットメントによる売出6万2500株)
想定公開規模(※1) 5.0億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

雨風太陽はNPO創業からの上場は日本初

 CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」運営、生産者の販路拡大等を目的とした自治体向け支援サービス、生産者のもとで学ぶ地方留学プログラムの提供等を行う。元岩手県議会議員を務めた現代表取締役髙橋博之氏が東日本大震災をきっかけに起業。ポケットマルシェは2023年9月時点で全国各地の7900人以上の生産者、70万人以上のユーザーが登録。

 元議員の着眼点を活かし、地方創生につながるサービスを生み出しているユニークさは注目されやすいだろう。ただ、年々売上が拡大しているとはいえ、初期投資がかさみ赤字続きな業績は警戒されそうだ。

 公開規模については5億円前後となる見込み。「日本初のNPOとして創業した企業が上場するインパクトIPO」としてどの程度注目を集められるかがカギとなりそうだ。

◆「雨風太陽」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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雨風太陽の業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2019/12 28
(313.1%)
▲ 135
(―)
▲ 136
(―)
2020/12 279
(890.4%)
▲ 434
▲ 457
2021/12 445
(59.5%)
▲ 564
▲ 568
2022/12 635
(42.8%)
▲ 321
▲ 322
2023/12予 955
(50.2%)
▲ 181
▲ 185
2023/9 3Q 593
(―)
▲ 170
(―)
▲ 171
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

雨風太陽の業績コメント

 2023年12月期の業績は、売上高が前期比50.2%増の9.5億円、経常損失が1.8億円(前期は3.2億円)と増収・赤字幅縮小の見通しとなっている。

 同社はCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」を中心としつつ、他サービスも含めて継続的な成長を遂げている。具体的には、行政における新年度が4月から開始することに伴い、行政からの受託案件も徐々に増加し、今期の取引自治体数は9月時点で36自治体となっている。また、昨年より開始したサブスクリプションサービスも順調にラインナップを拡充している。

 CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」においては、登録ユーザー数が70万人を超え、順調に拡大を続けている。また、ふるさと納税については、総務省の制度改正に伴う駆け込み需要があり、9月は見込みを大幅に超えた。さらには、サブスクリプションサービスとして、7月に「ぶどうの最旬リレー定期便」、8月に「秋の味覚フルーツ定期便」、9月に「りんごのコンプリート定期便」といった定期便サービス、8月に「夏の魚介・贅沢セット」といった詰め合わせ商品の販売を行うなど、全国各地の生産者ネットワークを活用した商品開発も積極的に展開した。

 行政からの受託案件については、従来メインであった、CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」を基盤とした一次産品の販促に係るサービスに加えて、移住や観光分野の新領域でのサービスが増加している。また、新たに宮崎県より県産水産物の販路開拓業務、岩手県より県産農林水産物の販路開拓業務、佐賀県より移住セミナーの企画運営業務等を受託し、実施している。夏に開催した「ポケマルおやこ地方留学」は、北海道・岩手・京都・和歌山・福岡での5箇所で開催され、のべ293名が地方に1999日間滞在した。2022年度夏季の1拠点開催に比較し開催拠点の拡充を行い、順調に推移している。

雨風太陽の詳細情報

■基本情報
所在地 岩手県花巻市大通一丁目1番43-2 花巻駅構内
代表者名(生年月日) 代表取締役 高橋 博之(昭和49年7月31日生)
設立 平成27年2月10日
資本金 3億8150万円(令和5年11月13日現在)
従業員数 39人(令和5年9月30日現在)
事業内容 CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」運営、生産者の販路拡大等を目的とした自治体向け支援サービス、生産者のもとで学ぶ地方留学プログラムの提供等
■売上高構成比率(2022/12期 実績)
品目 金額 比率
個人向け食品関連サービス 529 百万円 83.2%
企業・自治体向けサービス 100 百万円 15.8%
個人向け旅行関連サービス 6 百万円 1.0%
合計 635 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 PNB-INSPiRE Ethical Fund 1投資事業有限責任組合 31万6750株 16.61%
2 小橋工業(株) 24万4500株 12.82%
3 高橋 博之 23万3250株 12.23%
4 (株)丸井グループ 16万6750株 8.75%
5 大塚 泰造 14万1750株 7.43
6 アグリビジネス投資育成(株)(農林中央金庫信託口) 7万7250株 4.05%
7 本間 勇輝 7万5250株 3.95%
8 (株)メルカリ 7万5000株 3.93%
8 (株)ユーグレナ 7万5000株 3.93%
10 (株)電通グループ 3万5500株 1.86%
合計   144万1000株 75.57%
■その他情報
手取金の使途 (1)外部連携システムに係る構築費用、(2)CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」に係る広告宣伝費、(3)営業支援システム利用費用、(4)東京オフィス移転費用に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2023年8月29日
割当先 PNB-INSPiRE Ethical Fund1投資事業有限責任組合
小橋工業(株)
発行価格 1,800円※株式分割を考慮済み
◆「雨風太陽」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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雨風太陽の銘柄紹介

 同社は、関係人口創出事業の単一セグメントで事業運営を行っている。なお、「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉である。関係人口創出事業では、顔の見える生産者から直接食材を購入することのできるサービスとして、CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」を筆頭に、定期的に旬の食材が届くサブスクリプションサービス、食材付き情報誌「食べる通信」、ふるさと納税プラットフォーム「ポケマルふるさと納税」を提供している。

 また、そうしたサービスで築いた基盤を活用して、企業・自治体向けサービスや都市と地方の間の人流を生み出す「ポケマルおやこ地方留学」を展開している。同社は、関係人口創出セグメントの単一セグメントで事業運営を行なっているが、個人向け食品関連サービス、企業・自治体向けサービス、個人向け旅行関連サービスの3種類のサービスに分類することができる。

[個人向け食品関連サービス]

(a)「ポケットマルシェ」

 全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるCtoCプラットフォームとして、2016年9月よりサービスを提供している。生産者にとっては「自由な値付けで、規格外も1個から販売ができる」「全作業がスマホで完結できる」ところが魅力ととらえられ、2023年9月時点で全国各地の約7,900人の生産者が登録している。

(b)サブスクリプションサービス

 全国各地の生産者とのネットワークを利用して、さまざまなテーマを設定し、基本的には毎月食材が届くサブスクリプション型のサービスを展開している。

(c)食材付き情報誌「食べる通信」

 生産者を綿密に取材し、食べ物を作っている人のストーリーと、その人が生産した食材が一緒に届く食材付き情報誌「食べる通信」を発刊している。

(d)「ポケマルふるさと納税」

 契約自治体の域内で生産されたポケマル出品物の「全生産者の全商品」が自動的に返礼品となり、ポケマルでのいつもの買い物がふるさと納税になるプラットフォーム「ポケマルふるさと納税」(特許出願中)を提供している。利用にかかる手数料として自治体からの手数料収入、取引に対する生産者からの販売手数料によって収益を得ている。

[企業・自治体向けサービス]

(e)企業・自治体向けサービス

・自治体支援サービス

 中央省庁や地方自治体が持つ一次産業振興予算を用い、生産者や消費者を抱えているポケットマルシェ上で、特定商品の送料無料施策や地域プロモーション等を実施している。

・法人向け食材販売

 調理家電と食材をセットにして販売、企業の顧客向けプレゼントキャンペーンや福利厚生サービス、飲食店に食材を提供するなど、他企業との連携にて一定量の食材をまとめて販売することで、食材費や企画費として収益を得ている。

[個人向け旅行関連サービス]

(f)ポケマルおやこ地方留学

 全国に広がる生産者ネットワークを活用し、農業体験や漁業体験を中心とした自然体験を提供し、日本のあらゆる地方を観光資源化するサービスである。ターゲットに合わせた体験プログラムの開発を行い、自社サービスとしては小学生向けの「ポケマルおやこ地方留学」、また自治体等と連携しインバウンド向け観光コンテンツ開発などを行っている。

雨風太陽の投資のポイント

 元議員の着眼点を活かし、地方創生につながるサービスを生み出しているユニークさは注目されやすいだろう。ただ、年々売上が拡大しているとはいえ、初期投資がかさみ赤字続きな業績は警戒されそうだ。社会貢献がテーマのIPOで考えると今年6月に上場したクラダシ<5884>(公開規模19.7億円)も赤字上場だったが、対公開価格比+53.8%となる堅調な初値をつけた。その頃に比べ現在はIPO市場への資金流入が乏しいものの、公開規模には軽量感があるため、過度な警戒感は不要か。

⇒クラダシ<5884>のIPO情報はこちら!

 元岩手県議会議員を務めた現代表取締役髙橋博之氏が東日本大震災をきっかけに起業。同社の収益は、CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」における商品代金に応じた手数料収入に加え、同社が販売主体であるサブスクリプションサービス・自社で発行する「東北食べる通信」「海苔食べる通信」の売上、「日本食べる通信リーグ」に加盟するその他の食べる通信のシステム利用に対するコミッションフィー、ふるさと納税における自治体・生産者からの手数料収入、企業・自治体向けサービスの委託費、「ポケマルおやこ地方留学」の売上等から構成されている。

 ポケットマルシェは2023年9月時点で全国各地の7900人以上の生産者(日本の全1765自治体の85.3%にあたる1505の自治体に分布)、70万人以上のユーザーが登録している。ポケマルおやこ地方留学では、2023年は全国5カ所にて開催し、のべ293名が1999日を地方で滞在した。従業員は39名。

 2023年12月期の業績は、売上高が前期比50.2%増の9.5億円、経常損失が1.8億円(前期は3.2億円)と増収・赤字幅縮小の見通しとなっている。個人向け食品関連サービスは前期比18.7%増の6.2億円、企業・自治体向けサービスは同195.5%増の2.9億円、個人向け旅行関連サービスは同343.2%増の0.2億円を見込んでいる。

 なお、ポケットマルシェの購入者全体に占めるリピート率は約8割、1ヶ月の平均購入回数は約2.5回(2022年継続購入ユーザーの平均値)となっており、継続購入ユーザー数の伸長が売上を下支えしている。赤字業績につき株価評価は難しいが、今年8月に行われた有償第三者割当の発行価額は1800円(株式分割を考慮)となっており、目論見書の想定発行価格も3桁台となっていることから割高感は感じない価格設定だろう。類似企業には産直テック関連を挙げた。

 公開規模については5億円前後となる見込み。株主にはベンチャーキャピタルが散見され、公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除となる株式数が51万9500株(上場時発行済株式総数の22.1%)とやや多い。単独上場となる見通しだが、ブルーイノベーション<5597>が同時上場となる可能性は残っている。「日本初のNPOとして創業した企業が上場するインパクトIPO」としてどの程度注目を集められるかがカギとなりそうだ。

⇒ブルーイノベーション<5597>のIPO情報はこちら!

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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【2024年12月2日時点】


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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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