IPO株の銘柄分析&予想

「タイミー」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のアルバイトサービス企業との比較や予想まで解説![2024年8月1日 情報更新]

2024年6月21日公開(2024年8月1日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 タイミー
市場・コード/業種 グロース・215A/サービス業
上場日 7月26日
申込期間(BB期間) 7月9日~7月17日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券楽天証券大和コネクト証券(旧:CONNECT)auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1850円(+27.59%)
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その他のIPO銘柄の情報はこちら!

タイミーが7月26日にIPO(新規上場)!

「タイミー」の公式サイトより

 タイミーは、2024年6月21日、東京証券取引所に上場承認され、2024年7月26日にIPO(新規上場)することが決定した。

 タイミーは2017年8月23日に設立された。「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を有料職業紹介事業として展開している。従来の求人媒体型サービスと異なり、「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

タイミーのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 7月9
ブックビルディング(抽選申込)期間 7月9日~7月17日
売出価格決定 7月18日
購入申込期間 7月19日~7月24日
払込日 -月-日
上場日 7月26日

タイミーのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2024年7月19日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.3
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
0.1
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短翌日に取引可能]
0.04
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.04%
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
大和証券(主幹事証券) 18.3  
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
(主幹事証券)
3.9  
モルガン・スタンレーMUFG証券
(主幹事証券)
1.6  
野村證券 0.4  
みずほ証券 0.3  
水戸証券 0.04%  
岡三証券 0.04%  
海外 75.0%  

タイミーのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定仮条件の平均価格(※1) 1330
仮条件
[予想PER(※2)
1350~1450円
57.0倍~61.2倍]
売出価格 1450円
初値 1850円
初値騰落率 +27.59%
予想トレーディングレンジ(※3) 500~2000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2024年7月4日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 30.4倍
ディップ<2379> 16.9倍(連)
メルカリ<4385> 31.4倍(連)
リクルート<6098> 42.9倍(連)
ダイブ<151A> 30.3倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割高と判断できる。

タイミーの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 9513万9000株(予定)
公開株式数 公募-株  売出3224万5400株
(オーバーアロットメントによる売出483万6800株)
想定公開規模(※1) 493.2億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

タイミーはスキマバイトサービス最大手

 「タイミー」の運営等を行う。「タイミー」は、有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスである。2024年4月末現在、登録ワーカー数は約770万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点であり、ワーカーの観点ではサービス利用率、クライアントの観点では求人掲載数に基づき、本邦No.1のスキマバイトプラットフォームとなっている。

 TVコマーシャルなどで世間ではよく知られており、7月IPOの目玉的存在となろう。通常では投資家受けのしづらいファンドの出口案件であるが、知名度の高さや好調な業績推移から投資家の需要が取り込めるかが注目される。

 公開規模は500億円前後と今年最大の大きさとなる見込み。

◆「タイミー」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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タイミーの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2020/10 461
(455.3%)
▲ 1,196
(―)
▲ 1,201
(―)
2021/10 1,299
(181.6%)
▲ 1,387
▲ 1,393
2022/10 6,216
(378.5%)
114
256
2023/10 16,144
(159.7%)
1,924
1573.4%
1,802
602.1%
2024/10予 27,556
(70.7%)
3,623
88.3%
2,253
25.0%
2024/4 2Q 12,450
(―)
1,617
(―)
964
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:23.68円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

タイミーの業績コメント

 2024年10月期の業績は、売上高が前期比70.7%増の275.5億円、経常利益が同88.3%増の36.2億円と増収増益の見通しとなっている。

 第2四半期累計期間(2023年11月~2024年4月)については、大型マス広告やデジタル広告をはじめとしたマーケティング活動による登録ワーカー数の大幅増加及びコアワーカー率を上昇させたこと、他業種展開を実現させたことによる登録クライアント事業所数の拡大により売上高は順調に拡大している。ウィズコロナの新たな段階への移行が進められる中、人材不足が顕在化し、飲食業や小売業を中心としたクライアント数が引き続き増加している。

 販売費および一般管理費については、事業拡大に伴い中途採用による従業員数が増加し人件費が増加したことや、サービスの認知度向上のための広告宣伝費が増加した。ただ、2023年11月・12月・2024年3月に実施したTVCMなどの大型マスプロモーションによる様々な業種領域のクライアントの獲得や、既存クライアントの横展開によって募集人数が増加している。また、広告媒体ごとの広告市況や顧客の反応、CPI(新規ワーカーの一人あたり獲得コスト)を随時モニタリングしながら、効果的かつ効率的なワーカー獲得を企図したマーケティング活動により、登録ワーカー数においても大幅に増加し、稼働率も伸長している。

 なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高124.5億円で45.2%、経常利益16.1億円で44.6%となっている。登録ワーカー数は770万人を超え、また、登録クライアント事業所数は25.4万拠点を超えて、流通総額は419.6億円(前年同期比76.5%増)となった。

タイミーの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都港区東新橋一丁目5番2号
代表者名(生年月日) 代表取締役 小川 嶺(平成9年4月13日生)
設立 平成29年8月23日
資本金 1億725万円(令和6年6月21日現在)
従業員数 917人(令和6年5月31日現在)
事業内容 スキマバイトサービス「タイミー」の運営等
■売上高構成比率(2023/10期 実績)
品目 金額 比率
「タイミー」マッチングサービス 16,128 百万円 99.9%
その他 15 百万円 0.1%
合計 16,144 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 小川 嶺 2403万株 25.26%
2 Keyrock Capital Master Fund, Ltd 795万株 8.36%
3 (株)MIXI 611万7000株 6.43%
4 ジャフコSV6投資事業有限責任組合 470万4000株 4.94%
5 月山特定目的会社 399万9000株 4.20
6 エン・ジャパン(株) 386万7000株 4.06%
7 (株)サイバーエージェント 384万株 4.04%
8 (株)Recolle 361万5000株 3.80%
8 JEC2 Limited 361万5000株 3.80%
10 Woodline Master Fund LP 318万株 3.34%
合計   6491万7000株 68.23%
■その他情報
手取金の使途
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2021年9月15日
割当先 Keyrock Capital Master Fund、Kadensa Master Fund、Seiga Master Fund、Seiga Japan Fund、Seiga Japan Long Opportunities Fund、THE FUND投資事業有限責任組合、伊藤忠商事(株)、KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合
発行価格 277円 ※株式分割を考慮済み
◆「タイミー」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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タイミーの銘柄紹介

 同社の提供する「タイミー」は有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスである。従来の求人媒体型サービスと異なり、「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっている。

 創業者である現代表取締役小川嶺氏が単発アルバイト勤務を繰り返している中で潜在的に感じたフラストレーションを解消させることで事業が構想されており、応募から働くまでの工程削減(履歴書なし・面接なし)や正当な評価(相互レビュー機能)、働いてから入金されるまでの時間短縮(即金性)に受け継がれている。

 働き手(ワーカー)は、働きたい案件を選ぶだけで、履歴書なし・面接なしですぐ働くことができ、勤務終了後すぐに報酬を受け取ることができ、雇用主(クライアント)は、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあったワーカーが自動的にマッチングする。新しい就業機会を得たワーカーにとっては「タイミー」での出会いや経験が就業、起業など人生の可能性を広げる機会となり、クライアントにとっては人手不足が解消されるだけでなく、繁忙期に合わせた採用を行うことで人件費の効率化にも寄与している。

 ワーカーとクライアント双方に支持され続け、2024年4月末現在、登録ワーカー数は770万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点であり、ワーカーの観点ではサービス利用率、クライアントの観点では求人掲載数に基づき、本邦No.1のスキマバイトプラットフォーム(マクロミル調査による同社調べ)となっている。

 「タイミー」のワーカーは、20代から40代までの若い世代が多く(2024年4月末時点で全体の71%)、正社員(同21%)・パート/アルバイト・契約/派遣社員(同33%)・学生(同16%)といった様々な職業の方に性別問わず利用されている。クライアントは、サービス開始以降、物流業界(同44%)や飲食(同26%)・小売業界(同21%)を中心に利用されている。

 近年は人流回復やインバウンド需要の回復に伴い、ホテル・宿泊業界での利用も伸びてくるなど、様々な業界で利用できるサービスとして成長している。なお、クライアントは初期費用、掲載料無料で、「タイミー」に最短1時間の業務時間から求人情報を掲載することができる。クライアントが同社へ支払う手数料は、原則としてワーカーに支払う賃金報酬及び交通費の合計額(賃金報酬等)の30%程度であり、成果報酬型の料金体系を採用している。

 クライアントから選ばれる理由としては、(1)勤務開始時間の直前まで求人を掲載できるため、急な欠員や繁忙期にも高確率でワーカーの採用が可能であるため人件費の効率化に寄与、(2)勤務実績の優れたワーカーから先行公開される仕組みを構築し、教育コストをかけずに勤務実績があり優秀なワーカーのみを採用することが可能、などがあげられる。ワーカーからは好きな時間、好きな場所、好きな職種で最短1時間から働くことのできる自由度の高さや、履歴書・面接なしという手軽さ、報酬が即日入金などといった条件が選好される理由となっている。

タイミーの投資のポイント

 TVコマーシャルなどで世間ではよく知られており、7月IPOの目玉的存在となろう。通常では投資家受けのしづらいファンドの出口案件であるが、知名度の高さや好調な業績推移から投資家の需要が取り込めるかが注目される。株価は成長期待の大きさが相応に盛り込まれている強気な価格設定といった印象。また、公開規模は今年最大規模となる見込み。公募株はなく、現時点で売出株数の約60%を海外売出予定と比較的高めの海外需要を見込んでいる。足元では日経平均、TOPIXの史上最高値更新も意識されてきているが、同社がIPO市況の起爆剤となるか注目したい。

 2017年8月設立。同社の主力サービスである「タイミー」は、有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスである。従来の求人媒体型サービスと異なり、「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっている。

 2024年4月末現在、登録ワーカー数は約770万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点であり、ワーカーの観点ではサービス利用率、クライアントの観点では求人掲載数に基づき、本邦No.1のスキマバイトプラットフォームとなっている。ワーカーの属性は、職業別ではパート・アルバイト契約/派遣社員が最多の33%、正社員21%、学生16%。年代別では、20~40代で71%を占めており、50代以上24%、10代5%。性別では男性52%、女性48%とほぼ半々。クライアントの属性は、物流(単純・簡易作業)が44%と最多、次いで飲食26%、小売21%などとなっている。従業員は917名。

 業績面について、2024年10月期の業績は、売上高が前期比70.7%増の275.5億円、経常利益が同88.3%増の36.2億円と増収増益の見通しとなっている。今期は、TVCM等の大型マスプロモーションによる物流・飲食・小売業界の既存クライアントの横展開のほか、ホテル・宿泊業界及び介護・保育業界など様々な新規業種・領域のクライアント獲得による「AA数」「募集人数」の拡大を前提に70.7%増収を見込んでいる。なお、前期は繰越欠損金により法人税等の負担率が6.3%だったが、今期は37.8%を見込んでいる。

 想定仮条件水準の今期予想PERは51~60倍と高水準。なお、スポットワーク業界は現在、同社が最大手とみられるが、今年3月からメルカリ<4385>が新規参入した。また、秋にはリクルートHD<6098>ディップ<2379>も本格参入予定といい、今後競争激化となる可能性はありそうだ。

⇒メルカリ<4385>のIPO情報はこちら!

 公開規模は500億円前後と今年最大の大きさとなる見込み。ベンチャーキャピタル株主が多く、今回の上場で全株放出するファンドもみられる。上場後も残る株式は180日~5年の価格解除条項のないロックアップがかかっている。

◆「タイミー」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

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IPO株(新規上場株・新規公開株)で儲ける方法!
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IPOスケジュール一覧[2025年]
 IPO株の攻略&裏ワザ情報!
【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで松井証券と並んで第2位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 160万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には54社と全証券会社中で楽天証券と並んで2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 265万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
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◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
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【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 176万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
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