東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場でのハイテク株高を背景に、日経平均は262円高の37,081円と続伸で寄り付きました。値がさ株の半導体株が指数を牽引し、朝方は堅調な推移となりました。9時28分に507円高の37,326円をつけ本日の高値を更新しました。その後は伸び悩み、354円高の37,173円と上げ幅を縮めて前引けとなりました。
後場は一段と上げ幅を縮小する展開となりました。日銀の植田総裁が参院財政金融委員会に出席し、「賃金上昇率の強い姿が続く」といった発言をし、市場では先行きにおける政策金利の利上げが意識され、ドル円相場が円高に推移したことが株式市場には重石となりました。大引けにかけて、前日の終値である36,819円付近でもみ合いとなるも最終的には29円安の36,790円と反落で取引を終えました。
新興市場では、東証グロース250指数が4日ぶりに反落、0.2%安となりました。
2.個別銘柄等
アドバンテスト(6857)は3.7%高の7,830円をつけ反発となりました。前日の米国市場にて、半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.5%高となる等、ハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、日本市場でも半導体関連銘柄に買いが入りました。ディスコ(6146)は5.2%高、レーザーテック(6920)は0.2%高で取引を終えています。
東日本旅客鉄道(9020)は3.0%高の3,058円をつけ、6日ぶりに反発となりました。国内証券が、同社の投資判断と目標株価を引き上げたことが買い材料となりました。アナリストからは「利益拡大を踏まえると割安感が強い」といった評価がされています。
任天堂(7974)は0.2%高の10,180円をつけ、小幅に3日続伸となりました。出資先である米ナイアンティックが「ポケモンGO」を手掛けるゲーム部門の大半の売却を柱とする事業再編を発表しました。ナイアンティックの事業売却により、株主である同社の利益を押し上げるといった公算から買いが集まりました。
日産化学(4021)は0.6%安の4,529円をつけ、7日ぶりに反落で取引を終えました。国内証券が同社の目標株価を従来の6,600円から5,800円に引き下げたことが売り材料となりました。
ゼンショーホールディングス(7550)は3.1%高の8,302円をつけ、続伸となりました。傘下の牛丼チェーンである「すき家」にて約5割のメニューを18日から値上げすると発表し、値上げにより収益が拡大するとの見方から買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
米ハイテク株高の流れを引き継ぐ一方で、
もっともPPIについては今回の結果も勿論重要であるものの、米政権の関税影響によって、より先行きでインフレが強まっていくとの見方が優勢であり、今回の結果による市場の影響は限定的と考えられます。メジャーSQはボラティリティの上昇を伴うもので、相場の急変可能性に注意が必要でしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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