東京市場まとめ
1.概況
日経平均は304円高の51,629円と続伸で寄付きました。ドル円相場が円安基調で推移したほか、米アップル[AAPL]などのハイテク企業の好決算を材料に買いが優勢となりました。序盤から上げ幅を拡大して推移し、9時50分に1,065円高の52,391円をつけるまで上昇しました。その後は伸び悩み、上げ幅を縮小し前場は622円高の51,948円で取引を終えました。
後場も堅調で、再び本日の高値を目指しての推移となりました。中ごろまで上げ幅を拡大し、底堅い推移となった日経平均は最終的に1,085円高の52,411円と高値引けとなり、初の52,000円台をつけて連日で最高値を更新し、取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が続伸し、1.0%高となりました。
2.個別銘柄等
オリエンタルランド(4661)は10.0%安の3,120円をつけ大幅反落となりました。30日発表した2026年6月期の中間決算は、営業利益が前年同期比8.0%増の682億円となり、従来予想の618億円(同2.1%減)を上回り増益で着地したものの、通期予想に対する進捗率は42.7%であることなど、一部には決算内容を失望した売りが出ました。
村田製作所(6981)は11.9%高の3,392円をつけ大幅反発となりました。31日14時頃、2026年3月期の営業利益が、従来予想の2,200億円(前期比21.3%減)から一転して増益となる2,800億円を見込むと発表し、増益となるガイダンスを好感した買いが優勢となりました。
日本たばこ産業(2914)は一時10.9%高の5,463円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。30日、2025年12月期(今期)の当期純利益が前期比3.1倍の5,620億円になりそうだと発表し、従来予想の4,940億円から上方修正となったことに加え、市場予想を上回る見通しが好感され買いが入りました。
食料品の東洋水産(2875)は一時9.3%高の11,235円をつけ、年初来高値を更新しました。31日前引け後に発表した2026年3月期の中間純利益は前年同期比0.6%減の333億円と、市場予想を上回ったことで、これを好感する買いが優勢となりました。
CRE(企業不動産)に関するソリューション提供などを手掛けるククレブ・アドバイザーズ(276A)はストップ安水準となる19.5%安の4,140円をつけ大幅反落となりました。30日に、公募や第三者割当増資による発行済み株式総数(30日時点)の最大18%ほどにあたる新株の発行で、最大約39億円を調達すると発表し、これによる株式需給の悪化や1株利益の希薄化への懸念から売りが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で6.3%高の52,411円と大幅高で取引を終えました。半導体銘柄が日経平均をけん引しているものの、本日はそのほかの好決算銘柄にも買いが入っています。来週に向けて、引き続き企業の決算発表に注目が集まります。
本日の大引け後には東京エレクトロン(8035)やレーザーテック(6920)、SCREENホールディングス(7735)の決算が控えており、強気の半導体セクターを後押しする内容を示せるか注目です。また経済指標では、9月の米PCE価格指数の発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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