東京市場まとめ
1.概況
日経平均は37円安の52,847円と続落して寄付きました。日米両政府が協調して円買いの為替介入に踏み切るとの警戒感から、輸出関連銘柄の売りが優勢でスタートとなりました。小幅安で始まった日経平均は徐々に下げ幅を縮小し、前場中ごろには上昇に転じました。中ごろからは、前日終値付近で一進一退に推移した日経平均は132円高の53,017円で前引けとなりました。
後場は上げ幅を拡大する展開で、堅調な推移となりました。14時ごろから高値圏で推移した日経平均は大引け前の15時15分に53,334円をつけ本日の高値を更新、最終的には448円高の53,333円で反発し取引を終えました。
TOPIXは11ポイント高の3,563ポイントで反発、新興市場では東証グロース250指数が2ポイント安の716ポイントで続落となりました。
2.個別銘柄等
ディスコ(6146)は3.7%高の68,930円をつけ3営業日ぶりに反発となりました。26日、外資系証券が同社の目標株価を従来の7万5700円から7万7500円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。なお、投資判断は3段階で最上位の「オーバーウエート」で据え置かれています。
オービック(4684)は0.6%高の4,626円をつけ6営業日ぶりに反発となりました。26日に発表した2026年3月期の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比13%増の662億円と市場予想を上回ったほか、年間配当計画も従来の1株当たり74円から84円に引き上げ、これらを評価した買いが入りました。
ゆうちょ銀行(7182)は1.1%高の2,494.5円をつけ反発となりました。26日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」、今後12ヶ月の目標株価を1,890円から2,800円に引き上げ、これを材料視する買いが入りました。
コーエーテクモホールディングス(3635)は一時6.6%安の1,672.5円をつけ昨年来安値を更新しました。26日に発表された2026年3月期の第3四半期決算では営業利益が前年同期比3%減の145億円となり、増益を見込んでいた市場予想に反して減益決算となったことが嫌気されました。
情報処理サービスを展開する両毛システムズ(9691)は一時14.5%高の5,420円をつけ昨年来高値を更新しました。27日、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比21%増の19億円になりそうだと発表しました。従来予想の15億円(同4%減)から一転して大幅増益となる見込みで、これを好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は448円高で反発となりました。取引時間中にドル円が円安に推移したほか、アジア各国の株価指数が堅調に推移したことが投資家心理の改善につながりました。明日に向けて、日米の主力銘柄の決算発表に注目が集まります。日本では大引け後に、信越化学工業(4063)、カプコン(9697)、米国ではボーイング[BA]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、アメリカン航空グループ[AAL]の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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