東京市場まとめ
1.概況
日経平均は263円安の59,255円と反落して取引を開始しました。前日に最高値をつけていた反動もあり、利益確定の売りが優勢で推移しました。前場は587円安の58,930円で取引を終えました。
後場も基調は変わらず、安値圏で推移した日経平均は大引けに下げ幅を大きく拡大し、1,042円安の58,475円で取引を終えました。
TOPIXは53ポイント安の3,760ポイント、新興市場では東証グロース250指数が1ポイント未満安の790ポイントでそれぞれ4営業日ぶりに反落しました。
2.個別銘柄等
リクルートホールディングス(6098)は3.4%高の7,524円をつけ、4日続伸となりました。16日、外資系証券が同社の目標株価を従来の9,000円から9,300円に引き上げ、これを材料視した買いが優勢となりました。投資判断は3段階で最上位の「アウトパフォーム(買い)」に据え置かれています。
イオン(8267)は3.3%安の1,704円をつけ、3営業日ぶりに反落しました。原油先物価格の高止まりから、個人消費の悪化を懸念した売りが優勢となりました。また、同社の信用買い残を信用売り残で割った信用倍率は直近で2.27倍と足元で上昇基調であり、個人投資家による買い残の解消売りも重荷となりました。
任天堂(7974)は3.5%高の8,615円をつけ、続伸となりました。16日、同社のゲーム機である「ニンテンドースイッチ」用のシミュレーションゲーム「トモダチコレクション わくわく生活」を発売し、一部で販売の初動が良好との声があり、業績貢献に期待した買いが優勢となりました。
コメダホールディングス(3543)は1.1%高の3,165円をつけ、3日続伸となりました。16日、国内証券が同社の目標株価を従来の3,300円から3,400円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは建設費の上昇が逆風となって出店が減速したものの、2027年2月期から都市部のビル内店舗を中心に出店することで、当面の出店数や収益性を確保できる見通しだと指摘しています。
リカバリーウェアを販売するTENTIAL(325A)は5.5%高の4,390円をつけ、大幅反発となりました。16日、国内証券が同社の目標株価を従来の5,040円から6,200円に引き上げており、これを材料視した買いが入りました。同社は直近において、2026年8月期(今期)の業績を上方修正しており、増収によって利益率が期初計画を上回るとの見方が示されています。
VIEW POINT: 明日への視点
前日に最高値を更新した日経平均は利益確定の売りが出たことで、1,042円安の58,475円で反落となりました。週末を前に、持ち高調整の売りが出たことも上値を抑える要因となりました。
停戦交渉の進展をある程度織り込む形で株高が進んだ1週間となりましたが、来週も引き続き中東情勢や原油市場の動向が注目されます。このほか、米国では来週発表予定のテスラ[TSLA]やアイビーエム[IBM]など主力銘柄の決算が株価材料となりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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