【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,149.38 ▼293.18 (4/21)
NASDAQ: 24,259.96 ▼144.43 (4/21)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って続落となりました。停戦期限が迫る中、バンス副大統領がパキスタン訪問を取りやめたとの報道があり、懸念が広がっています。
ダウ平均は245ドル高の49,688ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時51分に406ドル高の49,848ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落に転じ、日本時間4時44分に396ドル安の49,046ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや回復をしたものの293ドル安の49,149ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は144ポイント安の24,259ポイント、S&P500株価指数は45ポイント安の7,064ポイントでいずれも続落となりました。小型株で構成されるラッセル2000は27ポイント安の2,764ポイントで反落となりました。
2.経済指標等
3月の米小売売上高が発表されました。前月比1.7%増とり市場予想の1.4%増を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうちエネルギーのみ1.3%高となり、停戦期限が迫る中で原油価格上昇の恩恵を受ける形となりました。一方、そのほかの10業種は下落し、不動産が1.9%安、公益事業が1.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中10銘柄が上昇しました。第一四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、通期予想引き上げや自社株買いが好感されたユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が7.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。シスコシステムズ[CSCO]が2.3%高で続き、シェブロン[CVX]が1.5%高となりました。一方で、20銘柄が下落し、メルク[MRK]が3.9%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]が3.3%安、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が2.7%安となりました。また、クックCEOの退任が発表されたアップル[AAPL]は2.5%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、住宅建設会社のディーアール・ホートン[DHI]は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益などが予想を上回り、5.8%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.04%高い4.29%となりました。22日朝のドル円は159円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って続落しました。停戦期限が近づくも、バンス副大統領がパキスタン訪問を取りやめたと報じられたことで、停戦協議への懸念が生じて売りが優勢となりました。一方、トランプ大統領はSNSで停戦協議が完了するまで停戦を延長することを明らかにしており、引き続き今後の動向に注視が必要です。夜間の日経平均先物も490円安の58,850円で取引を終えており、米国の売りの流れや直近の上昇の利益確定売りを受けて本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。また、本日は日本の貿易収支の発表が予定されております。個別株では、オービック(4684)が21日引け後に決算を発表し、連結経常利益は1047億円となり、前期比16.7%増となりました。また、2027年3月期も前期比9.3%増の1145億円を見込んでおり、15期連続で過去最高益を更新する見通しを発表したことなどから物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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