ダイヤモンド・ザイは、日本株の「2017年『株』全予測&儲け方」を総力特集。株の特集ではあるが、投資信託についても詳しく掲載している。
今回はその中から、投資信託のスタンダードとも言える「インデックス型」のコストに注目した記事を抜粋して紹介。インデックス型はコストの安さで知られているが、各社熾烈な低コスト競争を繰り広げており、こまめに低コストランキングは入れ替わっている。ここでは2016年11月末時点の最新情報を紹介するので、乗り換え先候補の検討に役立ててほしい。
信託報酬の高さで成績に大きな差が出る!
投資信託の手数料といえば、最も注目しなければならないのが「信託報酬」だ。指数への連動を目指すインデックス型投資信託は、信託報酬の高さが、成績に影響する。
このため、長期投資であるほど、信託報酬が低いインデックス型を選ぶことが重要になる。近年、信託報酬が低い投信が続々と設定され、設定当初は最安でも、さらに信託報酬が低い投資信託が出てきていることもある。
2016年11月末現在の主要なインデックス型投資信託の信託報酬の一覧は以下のとおりだ。
現在、「ニッセイノーロード」「iFree」や「たわらノーロード」「三井住友・DC」シリーズが最安の地位を競っている。
グローバル株型では「eMAXIS」シリーズが0.65%に対して、最安の「ニッセイノーロード」は0.22%と、0.4ポイント以上の差に。定期的にチェックし、低コストの投資信託に乗り換えるべきだ。
ここまで低コスト型のインデックス型投資信託を紹介してきたが、今後も勢力図が入れ替わる可能性は大。こまめにウォッチするよう心がけよう。
【2023年3月3日時点】 |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2652本 | 2652本 | 2460本 | 100円 | |
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2位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2625本 | 2625本 | 2482本 | 100円 | |
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3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1664本 | 1664本 | 1648本 | 100円 | |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1628本 | 1628本 | 1602本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 信託報酬控除前のトータルリターンが見られるので、実態に合った取引コストや運用パフォーマンスがわかるのも魅力だ。また「プレミアム積立」は100円から可能。au PAYカード決済による積立なら1%ポイント還元、投資について気軽に話し合えるSNS「ファンドスクエア」も魅力。積立の銘柄選びに役立つ「セレクション」は、ジャンルごとの代表的な銘柄が複数紹介されている。ファンド探しはランキングやファンド検索から。月間保有金額100万円で1ポイントがもらえる「毎月ポイント」は100ポイントで1万円の現金プレゼント。保有額が3000万円以上ならポイントが2倍になる。 |
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5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1299本 | 1299本 | 1251本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の購入時手数料はすべて無料! もちろん、NISA口座での取引や「投信つみたて」による購入も手数料0円だ。積立頻度は、一般的な「毎月」積立のほか「毎日」も選ぶことができる。ファンド探しに迷ったら、自分のライフプランに合ったファンド選びを手助けする「投信ポートフォリオ診断」を参考にするといいだろう。また、ポートフォリオの分析やリターン予測、アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION」も便利だ。ロボアドバイザーサービスは、1000円から始められる投資一任型の「ON COMPASS」と、最低投資金額が5万円で国内ETFで運用を行うアドバイス型の「Monex Advisor」が利用可能。なお、投資信託の保有金額の最大0.08%分(年率)のマネックスポイントがもらえるのもお得! さらに、マネックスカードを使えば投信積立のポイント還元率が1.1%になる。 |
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