世界投資へのパスポート

ゴールドは、いよいよ1300ドルを上抜けするか!?
金価格が抵抗線を突破した場合、出遅れていた
ニューモンド・マイニングなどの金鉱株にも妙味が!

2017年8月28日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

ゴールドが1300ドルを巡る攻防から
新波動に入る可能性が

 ゴールド(金)は最近、ビットコインの華々しい値動きの陰に隠れて、影が薄いです。しかし先週金曜日は久しぶりに火花を散らしました。

 それというのも、ちょうどジャネット・イエレンFRB議長がジャクソンホール・シンポジウムでスピーチを始める時間に合せて、1分間に200万オンスにも相当する巨大なトレードが成立したからです。

 金価格は1300ドルがこのところのトレーディング・レンジの上限を形成しており、ここを抜けて新波動に入ることができるかどうかの瀬戸際にあります。

■金(現物 1oz.あたり)チャート/日足・1年
金(現物 1oz.あたり)チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 現時点では、まだどっちに転ぶかはわからない状況です。

大きな出来高は、今後の方向性が決まれば、
強いトレンドが出ることを示唆

 今回のように大きな出来高が記録されたということは、この次に現れる「上抜け」、ないしは「反落」のどちらのシナリオが起こるにせよ、その後の値動きはハッキリした、力強いものになることを示唆しています。

 従ってトレード戦略としては、もしゴールドが下降に向かうのであれば果敢に売りたいし、逆に1300ドルの上値抵抗線をハッキリと超えたなら、アグレッシブに買うべきです。

 さて、ジャクソンホール・シンポジウムでは、ジャネット・イエレンFRB議長も、マリオ・ドラギECB総裁も、金利政策に対する具体的言及は一切、ありませんでした。

 そのことは、しばらくの間、現状維持が続くことを示唆しています。

 これは、金価格にとって支援的材料だと思います。とりわけFRBのバランスシート圧縮に関し、今回、何も言及が無かったことは、ゴールドにとって良い材料です。

レンジ・ブレイクなら
金鉱株にもトレーディング・チャンスが到来!

 さて、金価格がボックス圏を上放れた場合、金価格に対しパフォーマンス的に劣後がいちじるしい金鉱株にもトレーディング・チャンスが回ってくると予想されます。

 具体的には、ニューモント・マイニング(ティッカーシンボル:NEM)に妙味があります。同社は米国屈指の産金会社で、年間生産高500万オンスを誇っています。

 同社は、1916年にウイリアム・ボイス・トンプソンによって創業された老舗の産金会社です。1961年にネバダ州のカーリンで、金粒のサイズが1ミクロン以下(=肉眼はもとより普通の顕微鏡でも見えない大きさ)の金を含む鉱床を発見しました。これは、それまでの金山の概念を打ち破る革命的な発見と言えます。

 現在でも、カーリン鉱床は同社の中核です。それに加えて、北米では、ツインクリーク、フェニックス、ロング・キャニオンなどの金山を持っています。同社はオーストラリアでも積極的に事業展開しており、ボディントン、タナミなどの金山があります。

 同社の金山開発プログラムは、パイプライン(=将来の生産予備軍)が充実しています。可採年数(Operating Reserve life)は11.8年で、業界平均の9.9年を上回っています。

 ニューモント・マイニングは負債の圧縮に成功しており、純負債は5年前の48億ドルが、現在は15億ドルに下がっています。純負債対修正EBITDA比率は、僅か0.6倍です。

 2016年は、非戦略事業を分離した際に計上した特別損があるので、赤字となっていますが、営業キャッシュフローは極めて健全であることがわかります。

 また、同社はコーポレート・ガバナンスがしっかりしており、2007年に金鉱株として最初に「ダウジョーンズ・サステイナビリティ・ワールド・インデックス」に採用されたことからもわかるとおり、社会的責任を果たすことに心を砕く経営をしています。

【今週のまとめ】
金価格がチャート的な節目に
ゴールドや出遅れ感の強い金鉱株に注目!

 金価格がチャート的な節目に来ています。先週金曜日には大きなトレードがあり、関係者を驚かせました。このため、上放れるにせよ、反落するにせよ、今後はハッキリとしたトレンドが出る可能性があります。トレードに際しては、柔軟なスタンスで臨みたいと思います。

 なお、金価格が上放れるシナリオでは、出遅れ感の強い金鉱株にも妙味が出ます。ニューモント・マイニングがとりわけしっかり経営されていると思います。

【今週のピックアップ記事!】
ビットコインの価格は5年後に「6倍以上」に上がる!? ビットコインETFの登場で、個人投資家中心の市場に機関投資家の莫大な資金が流入して一層活況になる!
米国株「スタバ」の投資判断が「強気⇒弱気」に転じた理由は?「ディズニー」「アップル」などの人気の米国株3銘柄を現地アナリストが激辛診断!

【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!

証券会社(ネット証券)比較!売買手数料で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!取引ツールで比較ページへ
 つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説ページへ
証券会社(ネット証券)比較!人気の証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!株アプリで比較ページへ
 iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説!詳しくはこちら!
ネット証券会社(証券会社)比較!最短で口座開設できる証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!外国株で比較ページへ
桐谷さんの株主優待銘柄ページへ
証券会社(ネット証券)比較IPO(新規上場)比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!キャンペーンで比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
【2022年8月1日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
5100銘柄以上 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
5100銘柄以上の米国株と約2600銘柄の中国株を取り扱っており、外国株式の取り扱い銘柄数の多さはトップクラス米国株は最低手数料0ドルから購入可能買付時の為替手数料0円(売却時は1ドルあたり25銭)なので、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。さらに中国株の手数料は業界最低レベルで、約定金額の0.275%(下限49.5香港ドル~上限495香港ドル)。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件クリアすれば銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。
【関連記事】
◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル!
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
5100銘柄以上 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
ネット証券最大手だけあって、米国、中国(香港)、韓国、ロシアからアセアン各国(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。米ドルの為替レートは「片道25銭」と他の証券会社と同じレベルだが、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金すれば「片道4銭」で両替可能。差額の21銭は1ドル=108円なら約0.19%に相当するので、かなりお得だ。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索やソートに使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。また、2021年4月から米国株式取引専用の「米国株アプリ」が登場した。インドネシアやタイなどのアセアン各国に関しては、主要約70銘柄の個別企業レポート「ASEANアナリストレポート」を提供している。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
5100銘柄以上 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と、幅広い銘柄がそろっているうえ、海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約350本を含む、約400本と業界No.1! 所定の米国ETF9銘柄については買付手数料が無料で取引ができる。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。米国株の注文受付時間が、土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。アセアン株式の情報も充実。財務分析でよく使われるPERなどの主な指標、過去5年間の業績推移や今後2年間の業績予想もチェックが可能だ。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。さらに、スマホ向けトレードアプリ「iSPEED」でも米国株取引が可能になった。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
1900銘柄以上 無料
【DMM.com証券おすすめポイント】
2019年12月に米国株の売買手数料を完全に無料化したことで、取引コストに関しては一歩リード!ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、割り狙いで長期保有する人は注意が必要だ。取扱銘柄数は少なめだが、FAANGなどの有名IT株やバンガードなどの人気ETFは、きちんと網羅されている。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に受け付けから円に交換されること。その後で持っておきたい人にはデメリットだが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。
【関連記事】
◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説!
◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介!
【米国株投資おすすめ証券会社】DMM.com証券の公式サイトはこちら
【米国株の売買手数料がなんと0円!】
DMM.com証券(DMM株)の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2022年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

5万円株113銘柄
米国株リアルレポート
成績トップ投信

9月号7月21日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[5万円株113銘柄/米国株レポート]

◎第1特集
今しか買えないお宝株がゴロゴロ
5万円株113銘柄

●トップは6%超!しかも買い!
高配当株トップ50の買い×売り激辛診断

●追い風上昇株30銘柄
[円安メリット][インバウンド][DX]ほか
●成長株12銘柄
・稼ぐチカラが増している好業績株

●割安株10銘柄
・割安で経営が安定している株
桐谷さん激推し
・株主優待株12銘柄+金券優待利回りトップ30銘柄

●みんなが気になる有名大型株の買い・売り診断
Zホールディングス(ヤフー・LINE)/ENEOS/日産/ヤマダ/りそな


◎第2特集
現地在住 のアナリストに聞く!

米国株リアルレポート
●from金融の街!ニューヨークNew York
「市街地は活況が戻る!株価の底値も見えてきた」
●fromハイテクの街!シアトルSeattle
「物価高への対応が上手な企業に注目」
●現地住みだからピンときた買いの株

 

◎第3特集
アノお騒がせ企業や株主泣かせの企業も
株主総会2022-突撃!41社

●アフターコロナに期待
●インフレで浮き沈み
●不祥事 お騒がせ
●優待改悪・廃止を発表!他


◎第4特集

日経平均やS&P500を大きく上回る投資信託も!
直近1年の成績トップ投資信託60
 

◎【別冊付録】

書き込み式で株力up!

あなたの株レベルを判定!株ドリル!


◎人気連載もお楽しみに!
●ボクの筋肉はふるさと納税でできている
●10倍株を探せ!IPO株研究所
●株入門マンガ恋する株式相場!
●どこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


【重要】
>>お盆期間中による定期購読誌配達への影響について


 

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2022】 クレジットカードの専門家が選んだ 2022年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン 【全41口座徹底調査】スプレッドやスワップポイントがお得なFX会社は? FX会社比較!

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報