株式会社TOKAIホールディングスが株主優待を一時的に拡充することを、2017年10月24日に発表した。
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TOKAIホールディングスの株主優待は、従来3月末と9月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「100株(1単元)以上保有する株主を対象に、『自社グループ結婚式場婚礼割引券』および『自社レストラン食事割引券』を贈呈。加えて、『自社グループ飲料水』『QUOカード』『自社レストラン食事券』『自社グループ会員サービスのポイント』からいずれか1種類を、保有株数に応じて贈呈(選択制)」というもの。
「自社グループ結婚式場婚礼割引券」は、JR静岡駅前の葵タワーにある同社グループの結婚式場「グランディエール ブケトーカイ」で、「自社レストラン食事割引券」と「食事券」は、同じく葵タワー最上階で同社が運営するスカイレストラン「ヴォーシエル」(フレンチ)で使用できる。
また、グループ会員サービスのポイントは「TLCポイント」という名称で、TOKAIグループのサービス(水の宅配サービス、ケーブルテレビなど)の利用200円につき1ポイントが貯まる。
今後も以上の内容に変更はないが、2017年9月末と2018年3月末の限定で、株主優待内容に「格安SIM(LIBMO)の1年間無料サービス」が追加される。LIBMO(リブモ)は、2017年2月よりTOKAIホールディングスが本格参入したサービス。今回の期間限定の拡充は、LIBMO利用者1万件突破を記念するもの。
この株主優待の一時的な拡充は、2017年9月30日時点と、2018年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主に適用される。
TOKAIホールディングスの株主優待制度の変更前と変更後
(変更前) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末/ 9月末 |
100株以上 300株未満 |
◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル12本または 12ℓボトル1本:(1900円相当) (2)QUOカード:500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:1000円分 (4)「TLC ポイント」:1000ポイント |
300株以上 5000株未満 |
◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル24本または 12ℓボトル2本:(3800円相当) (2)QUOカード:1500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:3000円分 (4)「TLC ポイント」:2000ポイント |
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5000株以上 | ◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル48本または 12ℓボトル4本:(7600円相当) (2)QUOカード:2500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:5000円分 (4)「TLC ポイント」:4000ポイント |
(変更後) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末/ 9月末 |
100株以上 300株未満 |
◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ◆格安SIM/スマホサービス「LIBMO」1年間無料サービス (最大2万2560円割引(月額1880円割引×最大12か月)(※1) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル12本または 12ℓボトル1本:(1900円相当) (2)QUOカード:500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:1000円分 (4)「TLC ポイント」:1000ポイント |
300株以上 5000株未満 |
◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ◆格安SIM/スマホサービス「LIBMO」1年間無料サービス (最大2万2560円割引(月額1880円割引×最大12か月) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル24本または 12ℓボトル2本:(3800円相当) (2)QUOカード:1500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:3000円分 (4)「TLC ポイント」:2000ポイント |
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5000株以上 | ◆結婚式場婚礼10%割引券(割引上限10万円) ◆「ヴォーシエル」食事20%割引券(12枚) ◆格安SIM/スマホサービス「LIBMO」1年間無料サービス (最大2万2560円割引(月額1880円割引×最大12か月) ※加えて、以下から1種類選択 (1)自社グループ飲料水500mℓボトル48本または 12ℓボトル4本:(7600円相当) (2)QUOカード:2500円分 (3)「ヴォーシエル」食事券:5000円分 (4)「TLC ポイント」:4000ポイント |
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詳細 | (※1)この優待は、「特別コース」として2017年9月末及び2018年3月末の2回限定。 |
TOKAIホールディングスの株主優待の利回りはどうなる?
TOKAIホールディングスの2017年10月27日時点の株価(終値)は913円なので、変更後の株主優待利回りは以下のようになる(※年2回、株主優待を受け、飲料水を選んだものとする。変更後は、それに2万2560円を上乗せして試算。計算上、婚礼割引券や食事割引券は含めない)。
【変更前】
(100株保有の場合)
投資金額:100株×913円=9万1300円
飲料水:3800円相当
株主優待利回り=3800円÷9万1300円×100=4.16%
(300株保有の場合)
投資金額:300株×913円=27万3900円
飲料水:7600円相当
株主優待利回り=7600円÷27万3900円×100=2.77%
(5000株保有の場合)
投資金額:5000株×913円=456万5000円
飲料水:1万5200円相当
株主優待利回り=1万5200円÷456万5000円×100=0.33%
【変更後】
(100株保有の場合)
投資金額:100株×913円=9万1300円
優待品:飲料水3800円相当+格安SIM/スマホサービス2万2560円
株主優待利回り=2万6360円÷9万1300円×100=28.87%
(300株保有の場合)
投資金額:300株×913円=27万3900円
優待品:飲料水7600円相当+格安SIM/スマホサービス2万2560円
株主優待利回り=3万160円÷27万3900円×100=11.01%
(5000株保有の場合)
投資金額:5000株×913円=456万5000円
優待品:飲料水1万5200円相当+格安SIM/スマホサービス2万2560円
株主優待利回り=3万7760円÷456万5000円×100=0.82%
TOKAIホールディングスの株主優待は、同社グループが静岡市で運営する結婚式場やレストランで利用できる優待券に加え、飲料水や人気の「QUOカード」、レストラン食事券、会員サービスに利用できるポイントから1種類を選択可能。遠方で静岡市の施設を利用する機会の少ない投資家も、使い勝手のよい「飲料水」や「QUOカード」を選択できるのは魅力的だ。
そして、今回の株主優待の変更は、従来の優待はそのままに、2017年9月末と2018年3月末の2回限定で格安SIM「LIBMO」の1年間無料サービスが追加されるというもの。いくつかプランの種類がある中で、株主優待の対象となるのは月額1880円のプランに限定されるが、格安SIMの利用を検討中だった人なら、大幅に株主優待利回りがアップするので注目したい。
なお、TOKAIホールディングスは、2011年にLPガスのザ・トーカイとCATVのビック東海が経営統合して生まれた会社。エネルギー事業、情報通信事業などを行うグループ会社の経営管理業務を主とする。2017年8月4日に発表した2018年3月期第1四半期決算では、売上高は前年同期比2.2%増となるも、営業利益は25.0%減、経常利益は24.0%減、四半期純利益は33.1%減。売上高は継続取引顧客の増加等により増加したが、顧客獲得・解約防止によるコストも増加し、減益に。通期の予想は、すべて前期比で、売上高は6.0%増、営業利益は10.5%減、経常利益は11.1%減、当期純利益は12.1%減。
■TOKAIホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
卸売業 | 3167 | 東証1部 | 3月末/9月末 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
913円 | 100株 | 9万1300円 | 3.07% |
※株価などのデータは2017年10月27日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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