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2017年の大型株「上昇率」&「下落率」ランキング!株価上昇率の高かった半導体、ロボット関連株など2017年の傾向から2018年に「買い」の銘柄を探せ!

2017年12月21日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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2017年の大型株「株価上昇率ベスト10」&「株価下落率ワースト10」を発表!

ダイヤモンド・ザイの特集「2018年『株』全予測」では、今後の日本株の動きをプロ100人が大予測! 為替や注目業種、投資信託についても徹底分析し、2018年に「買い」の株&投資信託を大公開している。

今回はその中から、大型株の2018年の狙い目株をピックアップ! 2017年に大幅に上がった株、下がった株の中から2018年の「買い」の銘柄を探してみよう!

上位5銘柄中3つが、安川電機などロボット関連

 2017年の相場を牽引したのは、半導体関連株だった。大容量・高速で情報処理できるようになり、世界的に需要が伸びている。

 時価総額3000億円以上の大型株で、2017年に最も値上がりした20銘柄についてランキングしてみたところ、8位に「アルバック(6728)」がランクインしたほか、13位に「SUMCO(3436)」、16位に「東京エレクトロン(8035)」などといった半導体関連銘柄が軒並みランクインした。ダイヤモンド・ザイでは20位まで掲載しているが、ここでは上位10銘柄を抜粋して紹介しよう。

2017年の大型株「上昇率」ベスト10
  上昇率 株価(12/1) 年初来安値・日付 投資判断 最新の株価
1位 ◆RIZAPグループ(2928・札A)
677% 2940円 378.5円・1/26 強気
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【分析コメント】健康を切り口にM&Aで事業領域を拡大。主力のボディメイクは生涯売上高向上。株価は過熱感も先高観は強い。
2位 ◆安川電機(6506・東1)
175% 5050円 1835円・1/6 買い
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【分析コメント】上期は営業利益倍増。企業の生産設備の高度化を背景に好調。中国で産業用ロボットを増産、需要を取り込む。
3位 ◆ダイフク(6383・東1)
161% 6100円 2338円・1/18 強気
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【分析コメント】受注は前期比85%増、売上も1.5倍に拡大。特にアジア・北米が強く、半導体向けの自動化搬送システムが倍増。
4位 ◆ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324・東J)
153% 7230円 2860円・1/4 中立
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【分析コメント】減速機の需要が旺盛で増産体制も進展。成長力、株価上昇ともにすさまじく、指標面では説明不可能な水準に。
5位 ◆昭和電工(4004・東1)
146% 4135円 1684円・1/18 買い
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【分析コメント】主力製品はハードディスク、黒鉛電極、半導体材料、アルミニウム自動車部品など。第3四半期は大幅増益で、中期的にも明るい。
  上昇率 株価(12/1) 年初来安値・日付 投資判断 最新の株価
6位 ◆ミネベアミツミ(6479・東1)
120% 2318円 1052円・1/18 強気
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【分析コメント】上期はボールベアリングが好調で125%営業増益。スマホ向け部品の計画は保守的で、上ブレの期待も。
7位 ◆三井金属鉱業(5706・東1)
116% 6240円 2890円・1/17 強気
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【分析コメント】電子機器で使われる極薄銅箔が高成長で、株価は緩やかな上昇継続か。ただ、同製品への依存が強い点は留意。
8位 ◆アルバック(6728・東1)
114% 7490円 3505円・1/18 強気
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【分析コメント】第1四半期は39%営業増益。有機EL蒸着装置などが需要増。半導体メモリーも引き続き好調で、当面は死角なし。
9位 ◆オープンハウス(3288・東1)
112% 5330円 2517円・2/15 買い
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【分析コメント】独立系の不動産会社。狭小地の仕入れで物件の低価格化を実現。戸建分譲、収益不動産ともに好調で最高益、連続増配。
10位 ◆任天堂(7974・東1)
106% 4万5290円 2万2005円・2/1 強気
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【分析コメント】上期は売上高が2.7倍に。ニンテンドースイッチは今期の出荷を1000万台から1400万台に上方修正した。
 ※投資判断と分析コメントは、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん。
2017年に上がった株は?

 半導体は、今まさに話題のAIや、IoTで使われる。ロボットもその一つで、上位5銘柄のうち、「安川電機(6506)」、「ダイフク(6383)」、「ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)」の3銘柄がロボット関連だった。

 半導体関連銘柄の株価は12月頭に反落したが、「今後も、半導体が牽引して世界的な好景気が続くでしょう。2018年も好調だと思います」(グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん)と予測する。

RIZAPグループは、割高感に警戒の声も

 そして、2017年に最も上昇したのは「RIZAPグループ(2928)」。株価は年初からなんと7.7倍に。積極果敢なM&Aで、赤字企業の再生に成功しており、事業領域を拡大中。2017年も和装卸の「堀田丸正(8105)」の買収を発表すると株価は爆騰した。ただし、PERは80倍台と、株価の過熱感を警戒する声も出ている。

 一方、下落率ランキングも見てみよう。

2017年の大型株「下落率」ワースト10
  下落率 株価(12/1) 年初来高値・日付 投資判断 最新の株価
1位 ◆東邦ガス(9533・東1)
-35% 3145円 4875円・1/5 弱気
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【分析コメント】ガス販売自由化による競合懸念や円安による原材料コスト拡大懸念で株価は大きく下落。2500円まで下がれば買い。
2位 ◆アシックス(7936・東1)
-32% 1654円 2416円・1/5 弱気
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【分析コメント】欧米で低迷も、第3四半期の利益は計画以上。それでも計画据え置きでは「第4四半期は赤字に?」との不安も。
3位 ◆ミクシィ(2121・東M)
-28% 5280円 7300円・6/22 弱気
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【分析コメント】第2四半期は営業利益が8%増。ただ、「モンスターストライク」に次ぐ新しい収益の柱なく、下値余地が大きい。
4位 ◆セガサミーホールディングス(6460・東1)
-27% 1340円 1848円・1/10 強気
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【分析コメント】上期は74%営業増益と好調。今後は、統合型リゾート事業に経営資源を集中、テーマ物色の注目を集めそうだ。
5位 ◆SUBARU(7270・東1)
-26% 3692円 5016円・1/5 弱気
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【分析コメント】通期営業益は前回予想から300億円下方修正。無資格検査問題の対策費に加え、米中の販売が想定以下だった。
  下落率 株価(12/1) 年初来高値・日付 投資判断 最新の株価
6位 ◆日本ハム(2282・東1)
-26% 2716円 3660円・6/15 中立
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【分析コメント】原材料価格の変動で海外の損失が膨らみ、株価は急落。連続最高益見通しは変わらず、大きく下げれば買いのチャンス。
7位 ◆神戸製鋼所(5406・東1)
-25% 1047円 1395円・7/31 弱気
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【分析コメント】会社ぐるみの不祥事で株価は急落。顧客多数でリコール費用負担がどの程度になるか、読み切れない。様子見。
8位 ◆京浜急行電鉄(9006・東1)
-25% 2137円 2834円・6/20 中立
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【分析コメント】通期減益の見通しで株価は下落。東京五輪に向けて買われる局面も想定され、下げ止まりを確認してから買いたい。
9位 ◆シャープ(6753・東1)
-24% 3815円 5040円・4/3 中立
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【分析コメント】第2四半期は好調で、通期を上方修正。スマホ向けパネルの稼働率が向上して利益が改善。設備投資も積極的。
10位 ◆マツダ(7261・東1)
-24% 1500円 1978円・1/4 強気
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【分析コメント】上期の進捗はまずまずで、通期計画は十分に達成可能。短期的にはPER1ケタは行き過ぎで反発局面を予想する。
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 下落率8位の「京浜急行電鉄(9006)」は羽田空港に直結していることから、“オリンピック銘柄”として2016年は株価が急上昇したが、2017年は一転して下落。まだPERは30倍台と割安感はない。 2018年の銘柄選びは、時流に乗ったテーマはもちろん重視したいが、割高になりすぎていないか、PERなどの指標もチェックして臨みたい。

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