(2018年6月19日追記)
メルカリが上場し、注目の初値は公募価格の+66.67%となる5000円となった。上場後のメルカリの株価上昇は止まらず、一時は6000円まで急騰。その後値下がりするも初値を割れることはなく、終値は5300円。終値ベースで計算した時価総額は7173億円で、東証マザーズ市場でもっとも時価総額の高い企業となった。
⇒【メルカリの最新株価はこちらをクリック!】
(2018年6月11日追記)
公募価格が「3000円」に決定。仮条件の上限で決まったことで、初値公募割れのリスクは低下したと言える。また記事内で、取り扱い証券会社ごとの引受シェアを更新した。
■価格情報 | ||||||
想定発行価格(想定仮条件) | 2450円(2200円~2700円) | |||||
仮条件 | 2700円~3000円 | |||||
公募価格 | 3000円 |
(2018年6月1日追記)
仮条件が「2700円~3000円」に決まった。2200円~2700円とされていた想定仮条件から大幅に価格を上げており、機関投資家などへのリサーチの結果、当初の想定以上に需要が高いと証券会社が判断した結果だろう。これは、初値形成にプラス要因と言える。もし、発行価格が仮条件上限の3000円に決まった場合、購入価格は30万円となる。
6月4日(月)から「メルカリ」の
ブックビルディングがいよいよスタート!
2018年最大規模のIPO(新規上場)として注目を集めるメルカリ(4385)だが、来週6月4日(月)から、いよいよブックビルディング(抽選申し込み)がスタートする。
メルカリ(4385)のIPOが承認されてから、すでに2週間。「メルカリのIPOはいつまでに申し込まないといけないの?」「今から主幹事証券会社に口座開設を申し込んでも、まだ間に合う?」と考えている個人投資家もいることだろう。
特に、メルカリ(4385)のIPO株の当選確率を上げるために、新たに証券会社の口座をつくろうと考えている人は、口座開設に必要な日数を考えて早めに申し込み手続きをしなければならない。
そこで今回は、メルカリ(4385)のIPOのブックビルディング申し込み期限から、証券会社の口座開設はいつまでに申し込む必要があるのか、さらに資金を用意するタイミングとそれを使った裏技まで、メルカリのIPOに参加する際に役立つ情報をまとめてみた。
メルカリの初値予想は+30〜50%の値上がりで
公募価格を下回るリスクは低い
まず、メルカリ(4385)IPOについて復習しておこう。
2018年6月19日に新規上場するメルカリ(4385)は、想定発行価格の2450円で試算すると、公開規模(吸収金額)1067億円、上場時の時価総額が3316億円にもなる大型IPOだ。その規模の大きさに加え、メルカリ(4385)の知名度の高さを考えると、今年一番の注目IPOになることは間違いないだろう。
投資情報サービス・フィスコでIPO分析を行っている小林大純(こばやし・ひろずみ)さんも、
「現時点での初値予想としては3割から5割高を見込んでいます。知名度や注目度の高さを考えると、公募割れの可能性は低いでしょう」
と、強気の初値予想をしている(2018年5月21日時点)。しかも、
「吸収金額が数億円程度の小型IPO銘柄は、人気が出ると当選倍率が何千倍になることも。(公開規模の大きいメルカリは)そんなIPO銘柄よりは、ずっと当たりやすいでしょう」(小林さん)
といコメントも。つまりメルカリ(4385)は、値上がりする可能性が高く、当選する確率も比較的高いという、実に魅力的なIPOということだ。もちろん投資に「絶対」はないので損をする可能性も0%ではないが、チャレンジしてみる価値は十分にあるだろう。
【初値予想など、メルカリのIPOについての解説・最新情報はこちら!】 | |
■ | 「メルカリ」IPOの初値予想は、公募価格から+30~50%の上昇! フィスコのアナリストの初値予想から業績推移、スケジュールまで「メルカリ」IPOを解説 |
■ | 「メルカリ」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のCtoCマーケットプレイス企業との比較や予想まで解説! |
メルカリの抽選申し込み期限は6月8日
中には前日に締め切ってしまう証券会社もあるので注意しよう
そんなメルカリ(4385)のIPOのスケジュールは以下の通り。ブックビルディング(抽選申し込み)の最終日は6月8日(金)だ。
■スケジュール | ||||||
仮条件提示 | 6月1日(金) | |||||
ブックビルディング(抽選申込)期間 | 6月4日(月)~8日(金) | |||||
公開価格決定 | 6月11日(月) | |||||
購入申込期間 | 6月12日(火)~15日(金) | |||||
払込日 | 6月18日(月) | |||||
上場日 | 6月19日(火) |
ここで気をつけたいのは、ブックビルディング期間が6月8日まであるといっても、厳密には、ほとんどの証券会社が8日の午前10時~11時頃には申し込みを締め切ってしまうことだ。中には野村證券のように、オンラインからの申し込みは前日の7日の23時59分で締め切られてしまう証券会社もある。
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うっかり「6月8日いっぱいに申し込めば大丈夫だろう」と勘違いしていると、申し込みそこねてしまうかもしれないので要注意だ。新たに証券会社の口座開設する場合も、どんなに遅くても前日の7日までに取引ができる状態にしておこう。
口座開設にかかる日数は証券会社によって異なる
できるだけ早めに手続きを済ませよう
では、実際のところ、口座開設の申し込みからIPOに申し込めるようになるまで、どのくらいの日数が必要なのだろうか。
もっとも早く口座開設ができるのは証券会社の店舗に直接行って申し込む方法だが、「近くに支店がない」「仕事があって平日の営業時間中に行けない」「店頭取引口座は売買手数料が高い」といった理由から、ハードルが高いのも確か。そのため、ほとんどの人は、インターネットから申し込むのが現実的だろう。
メルカリ(4385)のIPOの取扱証券会社にインターネットから申し込んだ場合にかかる口座開設日数をまとめたのが下の表だ。
■メルカリのIPOの「口座開設日数の目安」 | |||
証券会社名 |
口座開設日数 の目安※1 |
口座開設 | |
大和証券 | 最短翌日 | ||
SMBC日興証券 | 最短3日後 | ||
野村證券 | 最短翌日※2 | ||
マネックス証券 | 最短2日後 | ||
SBI証券 | 最短翌日 | ||
岩井コスモ証券 | 最短3日後 | ||
カブドットコム証券 (主幹事のグループ会社) |
最短4日後 | ||
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (共同主幹事) |
最短5営業日後 | ||
みずほ証券 | 最短4日後 | ||
極東証券 | ※ネット申し込み未対応 | ||
※1 申し込み後、口座開設が完了して実際に取引になるまでの日数の目安。※2「公的個人認証サービス」に対応したICカードリーダライタが必要。「公的個人認証サービス」はICカードリーダライタに代わりにAndroidのスマートフォンでも利用可能だが、野村證券のほうでは対応保証外 |
この表に掲載しているのは、「実際に取引ができる状態になるまでの日数」だ。証券会社によっては、公式サイトに「最短翌日には口座開設」と書いてありながら、よく読むと、口座開設完了後にID・パスワードなど郵送するので、実際にアクセスして取引をするにはあと数日かかる、なんて場合もあるので注意しよう。
ただし表内の日数も、各証券会社の公式サイトや窓口へのヒアリングを元にまとめた「目安」でしかない。申し込みをした時間や証券会社の混雑状況、郵便事情などによって、実際にはもっと日数がかかる場合も少なくない。
特に今の時期は、メルカリのIPOのために口座開設申し込みが急増していると考えられるので、できるだけ余裕を持って申し込み手続きをしておこう。
大和証券や野村證券の場合、
6月7日に口座開設を申し込んで間に合う場合も
メルカリ(4385)のIPOの取扱証券会社の中で、比較的短期間で口座開設ができるのは、大和証券、野村證券、マネックス証券、SBI証券だ。この4社であればブックビルディングが始まる6月4日に申し込んでも間に合う可能性は十分にある。SMBC日興証券と岩井コスモ証券の場合、実際はギリギリ間に合うかどうか、といったところだろう。
注目したいのは、主幹事証券である大和証券が、最短で申し込み翌日には取引可能となることだ。専用のスマホアプリを使ってマイナンバー登録することで、面倒な郵送での申し込み手続きを省略し、短期間での口座開設を実現している。
ちなみに、早い時間に申し込めば当日中に手続きが完了し、口座開設完了の案内が大和証券から発送される。そして運がよければその日のうちに配達され、取引可能になる場合もあるようだ。この場合、6月7日に申し込めば、翌日8日の締切時間になんとか間に合う計算になる。
実際のところ、そこまで短時間で取引可能になるケースはかなり少ないと思われるが、どうしても諦めたくないという人は、チャレンジしてみるといいだろう。
◆大和証券 ⇒詳細情報ページへ | |||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | |||
2017 | 2016 | 2015 | |||
18社 41社 |
15社 34社 |
14社 39社 |
15%:1人1票の平等抽選 5%:「チャンス当選」 |
299万 ※ |
|
【ポイント】 ここ数年、主幹事数が増加。2017年は18社ものIPO銘柄で主幹事を務め、取扱銘柄数も41社と多い。ネット投資家を対象とした取引量・資金量が関係しない平等抽選が、原則15%と高めに設定されているのもメリット。申し込みは1銘柄につき1単元のみなので、当選確率が資金量に左右されない。平等抽選の後、落選者を対象に、5%を「プレミアムステージ」や過去の取引実績に応じて当選確率が変わる「チャンス抽選」で販売。※残あり口座数 |
|||||
野村證券の「スピード口座開設」やSBI証券の「EXPRESS口座開設」も速い。ただし野村證券は、ブックビルディングの申し込み期限が他の証券会社より早く、6月7日の23時59分には締め切られてしまうので気をつけよう。
なお、野村證券の「スピード口座開設」は、地方公共団体情報システム機構が提供する「公的個人認証サービス」を利用するため、ICカードリーダライタとパソコンが必要となる。
「公的個人認証サービス」は、ICカードリーダライタの代わりに、スマートフォン(Androidのみ)の「カードリーダライタモード」を使って利用することができる。しかし、野村證券に確認したところ、ICカードリーダライタをスマートフォンで代用することは「推奨外」とのこと。スマートフォンでも問題なく手続きできる可能性はあるが、絶対ではないことを覚えておこう。
◆「公的個人認証サービス」に対応するICカードリーダライタかスマートフォンが必要。対応機器は、「公的個人認証サービス」の公式サイトで確認できる。
◆「スピード口座開設」でのマイナンバーの登録には、「通知カード」ではなく「マイナンバーカード(個人番号カード)」が必要。
◆ICリーダライタの代わりにスマートフォンを使う場合でも、申し込みにはパソコンが必要。
◆野村證券のスマホ用サイトには、「スピード口座開設」に関する説明が掲載されていない。詳細を知りたい場合は、パソコンから閲覧するか「PC版サイトをリクエスト」などの機能を使おう。
野村證券、SBI証券ともに、申し込み時間や混雑状況によっては口座開設に予想外の時間がかかってしまう場合があるので、申し込み手続きはなるべく余裕を持って済ませよう。
◆野村證券 ⇒詳細情報ページへ | |||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | |||
2017 | 2016 | 2015 | |||
27社 38社 |
18社 30社 |
28社 44社 |
10%以上:1人1票の平等抽選 |
532万 ※ |
|
【ポイント】 取り扱い数はSMBC日興証券やSBI証券より少ないものの、主幹事数は毎年トップ! 国内最大手の証券会社だけあって、「日本郵政グループ3社」や「JR九州」のような、大規模IPO案件で主幹事を務めることも多い。毎回、引受株数の10%以上が完全抽選制のオンライン口座に配分される。また、購入資金は当選後の購入申し込みまでに入金すればOKなので、口座の資金を気にせず気軽に申し込めるのは、限られた資金で運用する個人投資家にとって大きなメリット。本気でIPO投資を考えるなら、真っ先に口座を開いておきたい証券会社だ。※残あり口座数 |
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◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | |||
2017 | 2016 | 2015 | |||
8社 83社 |
13社 75社 |
8社 78社 |
70%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジ ポイント」順に配分 |
426万 | |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、SBI証券の口座さえ持っていれば、大半のIPO銘柄に申し込めるのだ。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。 |
|||||
「IPOチャレンジポイント」を貯めると、当選確率が何倍にもアップ! |
大和証券と一緒に共同主幹事を務めるのが三菱UFJモルガン・スタンレー証券だが、残念なことに公式サイトによると、メルカリ(4385)のIPOに間に合わせるためには「スマートフォンアプリでのお申込み:5/29(火)まで」の申し込みが必須とのこと。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設が間に合わなかった人にオススメなのが、グループ会社のカブドットコム証券だ。カブドットコム証券は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に割り当てられたIPO株の一部が委託される。
どの程度の株数がカブドットコム証券に回ってくるのかは不明だが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同主幹事であることを考えると、一般的な幹事証券よりも多くのIPO株が振り分けられることも期待できる。
◆カブドットコム証券 | |||||
グループ会社の主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | |||
2017 | 2016 | 2015 | |||
4社※1 27社 |
2社※1 19社 |
7社※1 18社 |
一定割合:1人1票の平等抽選 | 109万 | |
【ポイント】 日本5大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年数件のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが、売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「カブドットコム証券」なら、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。IPO投資に特化したスマホ用アプリ「IPOLab」も便利。 ※1「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」のIPO主幹事数。 |
|||||
野村證券と岩井コスモ証券なら
購入資金がなくても抽選に申し込みできる
IPOのスケジュールで、もうひとつ知っておきたいのが「入金」のタイミングだ。
IPO株を購入するには当然資金が必要だが、多くの証券会社ではブックビルディングに申し込む段階で口座に購入資金を入れておく必要がある。そのため、仮にメルカリ(4385)の発行価格が想定仮条件の上限2700円に決まった場合、4つの証券会社から申し込むには2700円×100株×4社=108万円のお金を用意しなければならない。
当選確率を上げるためにはできるだけ多くの証券会社から申し込みたいところだが、その分、多くの投資資金が必要となるのだ。
そこで利用したいのが、ブックビルディング申し込み時点では口座にお金が入っていなくてもいい証券会社だ。下の表は、メルカリ(4385)のIPOを取り扱っている証券会社の入金タイミングをまとめたものだ。
■メルカリのIPOの「入金期限」 | ||||||
証券会社名 | 入金の期限 | 口座開設 | ||||
大和証券 | 抽選申込時(6/8) | |||||
SMBC日興証券 | 抽選申込時(6/8) | |||||
野村證券 | 当選後の購入申込時(6/14) | |||||
マネックス証券 | 抽選申込時(6/8) | |||||
SBI証券 | 発行価格決定日(6/11) | |||||
岩井コスモ証券 | 抽選前の購入申込時(6/14) | |||||
カブドットコム証券 (主幹事のグループ会社) |
抽選申込時(6/8) | |||||
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (共同主幹事) |
抽選申込時(6/8) | |||||
みずほ証券 | 抽選申込時(6/8) | |||||
極東証券 | 購入申込時※ | |||||
※口座のある店舗、新規顧客か新規顧客か、などによって異なる |
注目は、入金の締切日が6月14日と遅い、野村證券と岩井コスモ証券だ。正確には、野村證券は6月14日の15時、岩井コスモ証券は6月14日の10時半が最終的な入金のリミット。つまり、野村證券と岩井コスモ証券は、口座にお金が入っていない状態でもIPOの抽選に申し込みが可能なのだ。
他の証券会社は、6月11日〜12日に抽選を行い、当落が決まる。そのため、落選が決まった証券会社の資金をそのまま野村證券や岩井コスモ証券に回すことができる。
例えば、メルカリ(4385)のIPOに使える投資資金が2口分しかなかった場合でも、大和証券とSMBC日興証券、野村證券の3社からブックビルディングに申し込むことができる(お金は、大和証券とSMBC日興証券の口座に1口分ずつ入れる)。
そして、6月11日〜12日の抽選後に野村證券で当選したことがわかったら、他の落選した証券会社に入っているお金を野村證券に回せばよいのだ。もし3社とも当選した場合は購入資金が足りなくなってしまうが、3社すべてで当選する可能性は限りなく低いので、そこまで心配する必要はないだろう。
限られた資金でメルカリ(4385)のIPOに当選する確率を少しでも上げたいと考えている人は、ぜひ利用して欲しい裏ワザだ。
ちなみに、野村證券は国内最大手の証券会社だけあってIPOに強く、主幹事数では毎年トップに輝いている。IPOの当選が決まるまでお金を用意する必要がないので、気になるIPOが出てきたら、気軽にブックビルディングに申し込める。購入資金については、当選した後に考えればOKだ。
野村證券に対して、店頭取引が中心の「昔ながらの証券会社」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、2018年1月に従来の「野村ホームトレード」と「野村ネット&コール」を統合し、「野村のオンラインサービス」としてリニューアルするなど、最近ではインターネット取引にも力を入れている。
メルカリはもちろん、今後もIPO投資を続けるのであれば、ぜひ口座開設をしておきたい証券会社のひとつだろう。
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■ | 【証券会社おすすめ比較】IPO(新規公開株)の主幹事数・取扱銘柄数で選ぶ! より多くの当選が期待できるおすすめ証券会社 |
◆野村證券 ⇒詳細情報ページへ | |||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | |||
2017 | 2016 | 2015 | |||
27社 38社 |
18社 30社 |
28社 44社 |
10%以上:1人1票の平等抽選 |
532万 ※ |
|
【ポイント】 取り扱い数はSMBC日興証券やSBI証券より少ないものの、主幹事数は毎年トップ! 国内最大手の証券会社だけあって、「日本郵政グループ3社」や「JR九州」のような、大規模IPO案件で主幹事を務めることも多い。毎回、引受株数の10%以上が完全抽選制のオンライン口座に配分される。また、購入資金は当選後の購入申し込みまでに入金すればOKなので、口座の資金を気にせず気軽に申し込めるのは、限られた資金で運用する個人投資家にとって大きなメリット。本気でIPO投資を考えるなら、真っ先に口座を開いておきたい証券会社だ。※残あり口座数 |
|||||
以上、今回は「メルカリのIPOはまだ間に合うか?」というテーマで、ブックビルディング期間や取り扱い証券会社の口座開設日数について解説した。
メルカリ(4385)は、今年一番の注目IPOであり、めったに出てこない「お祭りIPO」になるだろう。この記事を読んで興味を持った人は、ブックビルディングへの参加を検討してみよう。
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■「メルカリ」IPOの取り扱い証券会社(2018年6月11日時点。割当は変更になる場合があります) | ||||||
証券会社名 (※青文字はクリックで詳細ページへ) |
引受シェア※1 | 口座開設 | ||||
大和証券(主幹事証券) [最短翌日に取引可能] |
16.1% | |||||
SMBC日興証券 [最短3日で取引可能] |
1.3% | |||||
野村證券 | 0.5% | |||||
マネックス証券 [最短2日後に取引可能] |
0.04% | |||||
SBI証券 [最短翌日に取引可能] |
0.04% | |||||
岩井コスモ証券 [最短3日で取引可能] |
0.03% | |||||
カブドットコム証券(主幹事のグループ会社) [最短4日後に取引可能] |
(委託) | |||||
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券) | 5.5% | |||||
みずほ証券 | 1.1% | |||||
極東証券 | 0.01% | |||||
※海外募集分 | 75.3% |
■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年12月2日時点】
|
◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |