2018年最大のIPOとして大注目されている「メルカリ」について、プロの初値予想や、今後の成長性に関する見方を大公開!
ダイヤモンド・ザイでは、記者が集めたマネー・経済関連の最新トピックを「ZAi NEWS CHANNEL!」で毎号2本紹介している。今回はその中から、6月上場で話題の「メルカリ」に関する記事をピックアップ!
言わずと知れたフリマアプリ運営会社の「メルカリ(4385)」だが、新規上場で値動きはどうなるか、初値予想や今後の成長性に関するプロの分析を紹介。ブックビルディングに参戦する人も、上場後の投資を検討している人も、参考にしてみてほしい。
今年最大のIPO株がいよいよ上場へ!
スマホの利便性で急成長し、初値予想は+50%程度!
昨年から、いつ上場するのか、噂の的になっていたメルカリが、2018年6月19日(火)に東証マザーズに新規上場予定だ。
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メルカリ(4385)は、中古品を個人間で直接売り買いすることができる「フリマアプリ」で業績を拡大してきた。メルカリが提供する「フリマ形式」のアプリは、それまでのオークション形式と違い、売りたい人が値段を提示して売り買いする。このため、価格が決まりやすいのが特徴だ。また、スマホのアプリのみで取引が完結する手軽さも、人気拡大の理由である。
「急成長している中古品市場において、スマホによる利便性を武器に、フリマアプリでは首位という地位を築いている点も評価されるでしょう」(フィスコの株式アナリストの小林大純さん)
米国や英国でもフリマアプリを展開し、アプリダウンロード数は、世界累計で1億ダウンロードを超えている(メルカリのホームページより)。
それでは、やはりメルカリ(4385)株は買いなのだろうか?
「IPOの初値は、どれだけの買いの需要が見込めるかの“人気度”と、市場放出株はどのくらいか、初値での売り需要はどの程度発生するのか、という“需給”の2点でおおまかに決まってきます。知名度が高く成長度の高いネット系は人気化しやすく、普段IPO株を手掛けない投資家層の参加が期待できる点で、プラスです」(小林さん)
上場時の時価総額が2000億円超との報道も出ており、そうなると2018年に入って最初の大型上場となる。
「東証マザーズへの上場となると流通株比率は25%。ベンチャーキャピタルが約10%超を保有したままだと、売り出しと公募を合わせた流通額は15%=300億円程度です。300億円が個人と機関投資家にどのように配分されるかによって初値形成は変わるでしょう。成長性を考えると、個人および機関投資家にも需要が強く、品薄感が強まるので、初値はかなり期待できそう。2016年に新規上場した、同じくスマホアプリを展開する『LINE(3938)』がひとつの参考値となり、公開価格から50%増より少し下で初値がつくのではと予想します」(「東京IPO」編集長の西堀敬さん)
一方で、知名度が高いだけに期待先行の初値となりやすい点には注意が必要だ。
「上場後の購入を検討するなら、初値時の狂乱人気が終わった調整局面が狙いめです。ただし、スマホアプリとして、上場時に成熟感があった『LINE』より、業績や株価の伸びしろは大きいと思います」(小林さん)
なお、ブックビルディング(抽選申し込み)は6月4日(月)からスタートする。
競争率は高そうだが、抽選に申し込んで初値上昇を狙うのも手。主幹事証券は大和証券だが、その他にも申し込みできる証券会社はある(※以下の関連記事を参照)ので、チェックしてみてほしい。
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■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
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【2024年12月2日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |