「サイバーエージェント」や「ユニ・チャーム」など、安定感抜群で、さらなる成長も予感させる「大型株」2銘柄を紹介!
ダイヤモンド・ザイの特集は、「最強”日本株”2018年 夏の陣」! 「株主優待株」「10万円株」「高配当株」「10倍株」「大型株」「新興株」などの分野ごとに、2018年後半に”買い”の日本株98銘柄を紹介している。
今回はその中から「大型株」の記事をピックアップ。記事内では、各銘柄を武将に見立て、注目度が高い順に「総大将(2銘柄)」「副大将(2銘柄)」「武将(9銘柄)」として紹介している。ここでは、「副大将」として投資のプロが名前を挙げた2銘柄を抜粋してみよう。
スマホ動画広告やゲーム事業が好調! 「AbemaTV」の
シェア拡大にも期待できる「サイバーエージェント」に注目!
「大型株」と言えば、従来は自動車や機械メーカー、商社などが常連だった。しかし、今回アナリストが薦めた大型株は、EC(電子商取引)関連株の割合が増えており、時代の流れを感じさせる。
ダイヤモンド・ザイでは、そんなEC関連株を含む注目の大型株を13銘柄紹介している。ここでは、その注目度から「副大将」に選ばれた2銘柄を抜粋してみよう(※銘柄の選定は株式市場に精通する25人のアナリストが実施。株価や利回りは8月6日時点)。
東の副大将に選ばれた銘柄は、開局2年で3000万ダウンロードを突破した無料インターネットTV局「AbemaTV」が注目されている「サイバーエージェント(4751)」。
「サイバーエージェント」は代表的なIT大型株で、ネット広告代理店事業が主力。大手広告主からの需要増でスマホ動画広告が好調だ。また、ゲーム事業も新作の「プリンセスコネクト! Re:Dive」が収益に貢献。
「ネットTV局『AbemaTV』の影響で、メディア事業は20%の増収も営業利益は赤字。しかし、将来のための投資と位置づけ、同事業への投資は継続していきます。10~30代を中心に利用者が増加し、MAU(※『Monthly Active Users』の略で、1カ月間に1回以上利用したユーザーの数)が1100万人を突破。視聴を習慣づけるレギュラー番組を強化する方針です」(アルゴナビス・清水洋介さん)
「『任天堂(7974)』と共同で開発するスマホ新作ゲームも今夏配信予定で、期待ができます」(フェアトレード・西村剛さん)
世界展開に大成功し、長期的に世界中で儲けられる
強固な地盤を築き上げた「ユニ・チャーム」は、やっぱり強い!
一方、西の副大将は、海外で成長する生活必需品を展開する「ユニ・チャーム(8113)」。
この先、世界的な人口増加と高齢化は確実だが、この恩恵を長期間受けられるのが「ユニ・チャーム」だ。世界約80の国・地域で紙おむつや生理用品などを提供。売上高の約6割を占める海外で高成長が続いており、特に中国やタイ、インドネシアでの業績が堅調。世界展開に最も成功した日本企業のひとつだと言えるだろう。
「商品開発力やマーケティング力をもとに、国や地域で異なる生活スタイルや商習慣に合わせて事業を拡大。今後は、高齢化が進む国内では大人用衛生用品、ECでの販売が好調な中国では、プレミアム化が進む女性向け生理用品などが期待できます」(ラジオNIKKEI・和島英樹さん)
「第2四半期は、前年同期比で21%の営業増益を達成しており、通期業績の上方修正も」(フェアトレード・田村祐一さん)
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