IPO株の銘柄分析&予想

「ディ・アイ・システム」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のシステムインテグレーション・教育サービス企業との比較や予想まで解説![2018年10月23日 情報更新]

2018年9月13日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ディ・アイ・システム
市場・コード/業種 JASDAQスタンダード・4421/情報・通信業
上場日 10月19日
申込期間(BB期間) 10月3日~10月10日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券岡三オンライン証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 3300円(+157.81%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ディ・アイ・システムのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 10月2日
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月3日~10月10日
公開価格決定 10月11日
購入申込期間 10月12日~10月17日
払込日 10月18日
上場日 10月19日

ディ・アイ・システムのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2018年10月4日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短3日で取引可能]
95.7
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
3.5
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三証券 0.9  

ディ・アイ・システムのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1220
仮条件
[予想PER(※2)
1220~1280円
13.4倍~14.0倍]
公募価格 1280円
初値 3300円
初値騰落率 +157.81%
予想トレーディングレンジ(※3) 2000円~4000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2018年10月1日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 26.6倍
セグエ<3968> 28.5倍(連)
SYSHD<3988> 23.0倍(連)
SIG<4386> 28.3倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ディ・アイ・システムの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 148万株(予定)
公開株式数 公募30万株  売出15万3000株
(オーバーアロットメントによる売出6万7900株)
想定公開規模(※1) 6.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ディ・アイ・システムはシステム開発会社のJQ上場案件

「ディ・アイ・システム」の公式サイトより

 システムインテグレーション事業及び教育サービス事業を展開する。売上高の9割超を占めるシステムインテグレーション事業では、IT通信業・金融業・流通業・医療・官公庁等の幅広い業種に対応した業務用アプリケーションの設計開発業務、インフラシステムの設計構築業務、業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務を中心に行っている。

 システム開発会社のIPOは目新しさこそないが、依然として根強い人気がある。これまでに承認された10月IPOはやや公開規模の大きい案件が多く、同社は軽量感が強く意識されやすい面もある。

 公開規模については6~7億円程度となる見込みで、ベンチャーキャピタル保有株もない。10/19はギフト<9279>が同時上場するものの、軽量感を重視する個人投資家の初値買いはディ・アイ・システムに向かいやすい。

◆「ディ・アイ・システム」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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ディ・アイ・システムの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2014/9 1,770
(―)
▲ 29
(―)
▲ 24
(―)
2015/9 2,092
(18.2%)
1
(―)
▲ 5
(―)
2016/9 2,506
(19.7%)
20
(1166.7%)
12
(―)
2017/9 2,887
(15.2%)
142
(591.3%)
91
(647.6%)
2018/9予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2016/9 2,543
(―)
24
(―)
17
(―)
2017/9 2,940
(15.6%)
145
(499.4%)
92
(435.3%)
2018/9予 3,350
(13.9%)
213
(46.4%)
136
(47.4%)
2019/9予 3,914
(16.8%)
221
(3.8%)
135
(-0.7%)
2018/6 3Q 2,527
(―)
197
(―)
130
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:91.22円/25.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

ディ・アイ・システムの業績コメント

 2019年9月期の業績は、売上高が前期比16.8%増の39.1億円、経常利益が同3.8%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループが属する情報サービス産業においては、依然として顧客からの技術要望、費用対効果の判断は厳しさがある一方で、顧客のIT投資に対する意欲は高く、市場は全般的に堅調に推移した。このような環境のなか、同社グループは2018年9月期の事業計画に基づくグループ経営方針のもと、グループ全体の成長と企業価値の向上に向けた諸施策を推進し、既存顧客への継続的な受注確保・拡大を図るとともに、新規顧客の獲得に努めた結果、売上高、利益面ともに堅調に推移している。

 主力のシステムインテグレーション事業においては、技術的な要求や費用対効果の判断については継続して厳しさがあるものの、既存顧客の業務系システムに対する投資意欲は依然として堅調に推移した。

 このような状況のなか、自費出版大手ECサイトシステムの新規構築案件や既存顧客のシステム設計構築・運用保守業務を主としたIT投資案件を受注して事業展開をした。

ディ・アイ・システムの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都中野区中野四丁目10番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 長田 光博(昭和27年9月28日生)
設立 平成9年11月5日
資本金 9705万円(平成30年9月13日現在)
従業員数 新規上場会社392人 連結会社407人(平成30年8月31日現在)
事業内容 システムインテグレーション事業及び教育サービス事業
■売上高構成比率(2017/9期 実績)
品目 金額 比率
システムインテグレーション事業 2,709 百万円 92.1%
教育サービス事業 231 百万円 7.9%
合計 2,940 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社NAM 50万株 42.37%
2 長田 光博 16万株 13.56%
3 吉原 孝行 8万株 6.78%
4 ディ・アイ・システム社員持株会 7万3000株 6.19%
5 石井 亜沙子 6万株 5.08
5 仲 麻衣子 6万株 5.08%
7 富田 健太郎 4万2600株 3.61%
7 関亦 在明 4万2600株 3.61%
9 長田 明子 4万2500株 3.60%
10 大塚 豊 2万6000株 2.20%
合計   108万6700株 92.09%
■その他情報
手取金の使途 (1)名古屋支店オフィス移転に関する資金、(2)システム投資資金、(3)本社オフィス移転に関する資金、(4)借入金の返済資金に充当する予定
関係会社 アスリーブレインズ株式会社 (連結子会社)
教育サービス事業、システムインテグレーション事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2017年5月31日
割当先 松本 光博
発行価格 800円 ※株式分割を考慮済み
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ディ・アイ・システムの銘柄紹介

 同社グループは、独立系の情報サービス企業として同社及び連結子会社1社により構成されており、システムインテグレーション事業及び教育サービス事業を営んでいる。

(1)システムインテグレーション事業

 システムインテグレーション事業では、エンドユーザ、エンドユーザの情報システム子会社、通信事業者、同社と同業となるシステムインテグレーション事業者に対して、IT通信業・金融業・流通業・医療・官公庁等の幅広い業種に対応した業務用アプリケーションの設計開発業務、インフラシステムの設計構築業務、業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務を中心に行っている。サービス提供形態としては、顧客要望を確認のうえ、派遣契約にて顧客の事務所内に人材を常駐させて作業を行う方法や、請負契約にて作業を一括して請負う方法等を採用している。

1.業務用アプリケーションの設計開発業務

 売上管理、顧客管理、購買管理、生産管理等の顧客業務を効率化するための業務用アプリケーションの設計開発業務を行っている。上記の設計開発業務においては、「顧客要望に対して最適なシステム提案を行う」という方針のもと、独立系の情報サービス企業としての強みを活かし、顧客の投資金額、ユーザ規模、希望納期等に応じて、スクラッチでのシステム設計開発業務、ソフトウェアパッケージ製品を利用したシステム設計開発業務を提案・対応をしている。

2.インフラシステムの設計構築業務

 IT基盤において、「想定されたユーザが確実にシステムを使用できること」に加え、「想定されたユーザ以外は、システムを使用できない」ことを達成するために必要となる情報を管理する各種サーバ、ネットワーク、ストレージ等で構築するインフラシステムの設計提案業務を行っている。

 業務用アプリケーションの設計開発業務と同様に、「顧客要望に対して最適なシステム提案を行う」という方針のもと、独立系の情報サービス企業としての強みを活かし、顧客の投資金額、ユーザ規模、希望納期等に応じて、各種メーカの機器選定を含めたシステム設計構築業務の提案・対応を行っている。

3.業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務

 業務用アプリケーション・インフラシステムともに運用段階において、顧客はシステム導入した効果を享受することになる。一方、業務用アプリケーション・インフラシステムの適切な運用のためには、システムの運用監視、データ投入・解析、保守開発、機器メンテナンス等の運用保守が必要となる。

(2)教育サービス事業

 教育サービス事業では、エンドユーザ(ITエンジニアに育成することを前提に人材採用をした企業)、エンドユーザの情報システム子会社、エンドユーザの教育サービス子会社、同社グループと同業となる教育ベンダに対して、コンピュータ言語、データベース、サーバ、ネットワーク等の教育業務を行っている。顧客の人事戦略に基づき、新入社員向け研修、中堅社員向け研修を行っている。新入社員向け研修においては、IT基礎研修の実施から成果発表会までを行っている。新入社員の採用数が数十名となる企業については、研修内容、研修期間を個社向けに調整した研修コースの提案・提供をしている。

 新入社員の採用数が5名前後となる企業については、複数社合同にて開催することができる汎用性のある研修コースの提案・提供をしている。中堅社員向け研修においては、受講人数が数十名となる企業、もしくは、特殊な技術の研修を希望する企業については研修コースの開発から研修実施までの提案・提供をしている。汎用性のある技術の研修を希望する企業については、複数社合同にて開催することができる研修コースの提案・提供を行っている。

ディ・アイ・システムの投資のポイント

 システム開発会社のIPOは目新しさこそないが、依然として根強い人気がある。8月にマザーズへ上場したシステムサポート<4396>は公開価格1750円に対し初値4000円(+128.6%)、7月にマザーズへ上場したロジザード<4391>は公開価格900円に対し初値2500円(+177.8%)、6月にジャスダックへ上場したSIG<4386>は公開価格2000円に対し初値4665円(+133.3%)を付けている。

 8~9月のIPOでは小型案件でも公開価格の2倍以下の初値を付けるケースが散見されたものの、足元では日経平均が急ピッチの上昇を見せるとともにIPO銘柄の初値買い人気も回復してきており、同社にとって追い風となるだろう。これまでに承認された10月IPOはやや公開規模の大きい案件が多く、同社は軽量感が強く意識されやすい面もある。

 同社グループは、独立系の情報サービス企業としてシステムインテグレ-ション事業及び教育サービス事業を営んでいる。2017年9月期実績で売上高の92.1%を占めるシステムインテグレーション事業では、エンドユーザ、エンドユーザの情報システム子会社、通信事業者、同社と同業となるSI事業者に対し、IT通信業・金融業・流通業・医療・官公庁等の幅広い業種に対応した業務用アプリケーションの設計開発業務、インフラシステムの設計構築業務、業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務を中心に行う。業務用アプリケーションの設計開発業務では、売上管理、顧客管理、購買管理、生産管理等の顧客業務を効率化するための業務用アプリケーションの設計開発業務を行っている。

 また同7.9%を占める教育サービス事業では、コンピュータ言語、データベース、サーバ、ネットワーク等の教育業務を行っている。売上高の8.1%がNTTコミュニケーションズ向け。

 業績面について、2019年9月期は売上高が前期比16.8%増の39.1億円、経常利益が同3.8%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。引き続き顧客のIT投資が堅調に推移し、システムインテグレーション事業が同16.9%増収、教育サービス事業が同15.2%増収とともに伸長する見込み。ただ、売上原価となる人件費や外注加工費、それに販管費の増加が利益を圧迫するもよう。

 想定仮条件水準の予想PERは12~15倍程度となる。ジャスダック上場の類似企業では20~30倍台が多く、同社は割安感が意識されそうだ。1株当たり配当は25.0円を予定している。

 公開規模については6~7億円程度となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株もなく、需給面は良好だろう。また、10/19はラーメン店を展開するギフト<9279>がマザーズへ同時上場するものの、公開規模の軽量感を重視する個人投資家の初値買いはディ・アイ・システムに向かいやすいと考えられる。

◆「ディ・アイ・システム」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
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【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
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マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
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【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
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◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
【関連記事】
◆「岡三オンライン証券」の「IPO(新規公開株)」取扱数が急増中で、IPO投資に必須のネット証券へ!岡三証券との連携強化で、全IPOの7割が申込可能に!?
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆「スマホ証券」の手数料やおすすめポイントを比較!「LINE証券」「大和コネクト証券」「STREAM」など、株初心者でも使いやすいスマホ特化の証券会社を紹介
◆1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説!
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
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26社
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23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
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