新興株の中でも話題性があり、投資家の注目度が高い銘柄「RIZAPグループ(2928)」と「CYBERDYNE(7779)」の、アナリストによる診断結果を公開!
発売中のイヤモンド・ザイの特集「人気の株500+Jリート14激辛診断」では、アナリストが人気の株500銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価! 保有株の投資判断をチェックしたい人や、これから有望な株を探したい人は必見の内容だ。
特集内では、「人気新興株109銘柄」の激辛診断の結果を紹介。今回はそのうちの2銘柄の診断結果を抜粋するので、銘柄選びの参考にしてほしい。
2月の米国株の急落以降、マザーズ市場は低迷中!
好業績銘柄は増えているので、この低迷期が仕込み時か
東証マザーズ指数は低迷を続けている。2018年2月に、米国株急落を受けて下落して以降は冴えず、直近3カ月(2018年6月~8月)でも0.8%のマイナスとなった。日経平均株価が2018年の高値更新目前であることに比べると、新興市場の出遅れ感は否めないが、今は市場の再上昇をうかがう「仕込み時」ととらえたい。
細かく見ていくと、新興市場には“お宝の原石”もあり、第1四半期の決算が発表された3月期決算企業の中には、好スタートを切った企業が少なくない。こうした企業は通期の業績もよく、株価も上昇しやすい。
なお、ダイヤモンド・ザイの人気株500銘柄の激辛診断特集は、3カ月に一度のペースで実施しており、プロが人気銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価して掲載している(※銘柄診断は、アナリストらで構成されるダイヤモンド・ザイ「人気500銘柄分析チーム」が実施)。
今回、ダイヤモンド・ザイで取り上げた人気株500銘柄のうち、新興株は109銘柄。3カ月前の特集と比較すると、新興株の「買い」銘柄は、前回の4銘柄から9銘柄と、大幅に増えている。
ここからは、ダイヤモンド・ザイで取り上げている新興株109銘柄のうち、投資家の注目度が高い「RIZAPグループ(2928)」と「CYBERDYNE(7779)」の診断結果を公開しよう。
東証1部への市場変更も視野に入る「RIZAPグループ」は要注目!
「CYBERDYNE」は業績拡大中だが株価は一服
まずは、現在の札幌アンビシャスから「東証1部上場を目指す」との報道も出て、何かと話題の「RIZAPグループ」。診断の結果は「買い」となった。
美容・健康関連の通販からスタートした「RIZAPグループ」だが、現在はジム、インテリア、アパレル、店舗運営、出版など事業を拡大。M&Aを積極的に進める本業が好調で、今期も積極投資による大幅な増収増益を見込んでいる。
なお、「RIZAPグループ」は東証1部への上場を目指す方針との報道が8月末にあり、目標時期は示していないが、数年以内に実施するといわれている。第2四半期以降は過去最高益を連続更新する見込みで、進捗の確認とともに株価も戻りを試す展開。これらの内容を踏まえ、アナリストによる銘柄診断は「買い」継続となっている。
続いては、ロボット株の「CYBERDYNE(7779)」。銘柄診断は前回の「強気」から「中立」にダウンしている。
「CYBERDYNE」は、筑波大の山海嘉之教授が設立したロボットスーツ開発ベンチャー。8月の第1四半期決算発表ではサプライズがなく、株価は急落した。不安定な相場環境を映して、現金ポジションを高める動きが出た模様だ。
着実に事業は進展を見せているものの、投資家の警戒感が高まっているためリバウンドの動きは鈍く、アナリストの診断結果はいったん「中立」に。経産省は「CYBERDYNE」などの企業と連携して、ロボットの日本工業規格制定や国際規格の申請の動きを進めており、その動向も注視したい。
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