「IPO(新規上場)から3年以内」で”株価10倍”が狙える3銘柄を紹介!
短期間&低リスクで大幅な利益が狙えることから、IPO株の人気がますます高まっている! そこで、発売中のダイヤモンド・ザイの特集「IPOで株価10倍を狙え!」では、IPOで大きく儲けるための”3つのワザ”を紹介している。
今回は3つのワザの1つ、「株価急騰の材料を持つ高成長株から選ぼう!」を抜粋。IPO株は新規上場前には当選しないと買うことができないが、上場した後にもチャンスは転がっており、銘柄選び次第で「10倍株」を掴めることも! ここでは、株価急騰の材料を持つ「IPOから3年以内の優良株」の見極め方を、具体例を挙げつつ紹介するので、参考にしてみてほしい。
「積極的な広告宣伝によって利益が圧迫されるも、
売上高が急伸している銘柄」が狙い目!
ひと口に「IPO投資」といっても、いくつかの手法がある。まずは、上場前に抽選を勝ち抜いてIPO株を買うこと。あるいは、高い成長性を見込めるIPO株を、上場直後に買うこと。さらに、IPOから3年以内の株に狙いをつける手もある。
ここでは、3つ目に挙げた「IPOから3年以内の優良株」を買うワザを紹介していこう。IPOから数年以内の株には、実は利益率が高いものが多い。しかし、それだけでは「株価10倍」は狙えないので、プラスアルファの要素が必要だ。
ダイヤモンド・ザイでは、そのプラスアルファの要素として「積極的な広告宣伝で売上高が急伸の株」「時価総額100億円以下で利益が急増中の株」「テーマ化でこれから株価が人気化する株」の3つを挙げている。順に解説していこう。
まず、フィスコの小林大純さんが、「積極的な広告宣伝で売上高が急伸の株」として名前を挙げるのが「ロコンド(3558)」である。
「ロコンド」は、即日出荷や返品可能が売りの靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営しており、出店ブランド数は約2000と日本最大級を誇る。また、自社運営の物流システムをEC事業者向けに提供もしている。デヴィ夫人を使ったTVCM効果で、10月の受注高は前年比で70%増の15億円と過去最高に。積極的なIT投資による効率的な運営によって、物流事業も好調だ。
「『ロコンド』のように、TVCMなどで売上高を5割増や2倍に伸ばしている企業があります。そういった企業は、広告宣伝費の増加で利益が圧迫されています。しかし、いずれコスト負担が減り、利益が急増するはずです」(小林さん)
現在の株式市場では、利益が伸びていない株は買われにくいため、
「時価総額100億円以下で利益が急増中の株」は、
規模が大きくなって機関投資家に買われると急騰も!
続いてのプラスアルファの要素は、「時価総額100億円以下で利益が急増中の株」。機関投資家がこれから買う可能性がある超小型急成長株だ。投資信託などを運用する機関投資家に買われると、株価の大幅な上昇が長期で続くケースがある。
「機関投資家は運用資金が巨額なこともあり、時価総額が100億円を超えるまでは買ってこない。時価総額100億円以下の高成長株で、100億円を超えたら機関投資家が買いそうな株を、先回りして仕込むのです」(小林さん)
その一例が、「ブティックス(9272)」だ。
「ブティックス」は介護業界に特化したM&A仲介や、介護事業者向け情報検索サイトの運営などを手掛ける企業。M&A仲介事業は前期42件とまだ少ないが、人員増で急成長中。今期は営業利益が70%増の予想だが、今後も介護報酬の改定で介護事業所の再編が加速すると見られており、長期的な成長が期待できそうだ。
「息の長いテーマ株」で株価の人気化が狙えるのは
実績と期待の両方を兼ね備えた銘柄!
最後のプラスアルファの要素は、「テーマ化でこれから株価が人気になる株」。株式ストラテジストの岡村友哉さんは次のように話す。
「株価10倍を狙うには、実績と期待の両方が必要。市場拡大が確実なAIやM&A関連のテーマで強力な強みを持ち、地歩を固めている株を狙うべき」
すでに実績がある人気テーマ株として、岡村さんが名前を挙げたのが「エーアイ(4388)」だ。
「エーアイ」は、高品質音声合成エンジンを展開する企業。AIを使った実用的なサービスの普及で、「音声合成技術」が利用される場面が増えている。今後は、法人向けスマートスピーカーや、車載機向け多言語音声合成エンジンの普及による成長を期待したい。
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⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
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【2024年11月1日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |