株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!

2018年「株価が上がった&下がった株」ランキングを発表! 上位の"大型株"と"新興株"全20銘柄の中で、2019年も「強気」とプロが太鼓判を押す銘柄とは!?

2018年12月24日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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2018年に「上がった株」&「下がった株」のランキングから、2019年に”買い”の銘柄を探せ!

ダイヤモンド・ザイは、年末年始の恒例企画「2019年『株』大予測&儲け方」を大特集! 投資のプロ100人が、日経平均株価、マザーズ指数、NYダウなどの主な株価指数やドル円、ユーロ円などの為替レートの値動きを大予測しているほか、2019年に投資で儲けるための「勝ち戦略」&株価が上がりそうな株や投資信託を紹介している。

今回はその中の「2019年に上がる株を探せ!」から一部記事を抜粋。2018年に上がった株&下がった株をランキング形式で紹介し、それらの銘柄が2019年にどのような展開を見せそうか、プロの評価を公開するので、2019年の投資の参考にしてみてほしい!(※評価は、ラカンリチェルカの村瀬智一さんと、ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チームが担当。上昇率と下落率は2018年1月4日~12月4日時点)

2018年の大型株で「下がった株」は半導体・ロボット関連、
「上がった株」は景気に左右されにくい内需関連が中心!

半導体・ロボット関連銘柄は下落

 まずは、「2018年に下がった大型株」から紹介していこう。

 「2018年に下がった大型株」を株価の下落率が高かった順に見ていくと、半導体・ロボット関連銘柄が中心となった。2015年後半からの2~3年間、日本株式市場を牽引してきた半導体・ロボット関連銘柄だったが、2018年は売り一辺倒となった。

 「半導体関連はブームで過剰に買われすぎていたこともあり、世界的な景気減速懸念や、中国での設備投資が慎重になったことで、一気に売りに転じました」(ラカンリチェルカ・アナリストの村瀬智一さん)

 2018年10月に、産業用ロボットメーカーの「安川電機(6506)」が下方修正すると、連鎖的な売りに拍車がかかり、2~3年前に躍進した「ファナック(6954)」や「ナブテスコ(6268)」、「THK(6481)」などが軒並み下がった。ただ、下がりすぎて株価が割安になった銘柄もあり、一部銘柄は「強気」判断になっている。

 なお、ダイヤモンド・ザイでは、「2018年に下がった大型株ランキング」を20位まで紹介しているが、ここでは上位5位までを抜粋して紹介しよう。

 ■2018年に下がった大型株ランキング
  最低投資額(12/4) 下落率 投資判断 最新の株価
1位 ◆シャープ(6753・東1)
約17万円 -59% 中立
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  第2四半期は計画線上。競争環境は厳しい。
2位 ◆ルネサスエレクトロニクス(6723・東1)
約6万円 -59% 強気
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3位 ◆LIXILグループ(5938・東1)
約15万円 -54% 中立
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【投資判断】上期は大幅減益。プロ経営者の瀬戸氏が退任。
4位 ◆SUMCO(3436・東1)
約18万円 -48% 中立
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【投資判断】2019年12月期は増益率が大幅な鈍化の見通し。
5位 ◆ZOZO(3092・東1)
約26万円 -47% 強気
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【投資判断】売上高は26%増、既存事業の収益力は抜群。

 一方、「2018年に上がった大型株」を株価の上昇率が高かった順に見ていくと、景気に左右されにくい内需関連が目立った。いまだ上昇の勢いが強い銘柄も多いが、なかにはすでに割高になっている銘柄も。たとえば、「ドンキホーテHD(7532)と提携した「ユニー・ファミリーマートHD(8028)」は、株価高騰で割高になり、プロの評価は「売り」判断に。

 「米国や世界的な景気減速懸念により、景気に敏感なハイテク関連から、不景気にも強い内需関連へという流れは2019年も続きそうです。小売りなど従来の内需関連のみならず、新しいテーマとして、システムの構築やメンテナンスを行うシステムインテグレーター(SI)や、データセキュリティ関連も注目です」(村瀬さん)

 ダイヤモンド・ザイでは、「2018年に上がった大型株ランキング」を20位まで紹介しているが、ここでは上位5位までを抜粋してみたい。

 ■2018年に上がった大型株ランキング
  最低投資額(12/4) 上昇率 投資判断 最新の株価
1位 ◆大日本住友製薬(4506・東1)
約38万円 164% 中立
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【投資判断】ラツーダ特許訴訟が和解。細胞医薬品へ期待も。
2位 ◆ユニー・ファミリーマートHD(8028・東1)
約163万円 134% 売り
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【投資判断】株価急騰でPER50倍台はローソンの2倍。
3位 ◆エーザイ(4523・東1)
約104万円 93% 強気
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【投資判断】抗がん剤事業の拡大で通期計画を上方修正。
4位 ◆東京電力HD(9501・東1)
約7万円 83% 中立
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【投資判断】第2四半期は猛暑で増収も燃料費が増え微減益。
5位 ◆タカラバイオ(4974・東1)
約29万円 83% 強気
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【投資判断】研究用試薬が好調なほか、遺伝子治療薬も売上計上。

2018年の「新興株」の上がった株・下がった株ランキングは、
IPO人気の高まりの影響を受けた銘柄が目立った!

2019年に上昇しそうな銘柄は?

 新興市場株はIPO人気の高まりで初値が高騰しがちだが、反動で株価が急落することも。「介護や人材関連は、高成長が見込みにくいので、割高なときは気を付けましょう」(村瀬さん)

 実際、「2018年に下がった新興株」を株価の下落率の高かった順にランキング化したところ、息の長いテーマと言われている介護関連が目立つ結果に。以下ではそのランキングを一部抜粋。ダイヤモンド・ザイでは10位まで挙げているが、ここでは上位5位までを紹介しよう。

 ■2018年に下がった新興株ランキング
  最低投資額(12/4) 下落率 投資判断 最新の株価
1位 ◆中村超硬(6166・東M)
約12万円 -84% 弱気
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【投資判断】中国の方針転換で太陽光市場低調。債務超過に。
2位 ◆幸和製作所(7807・東J)
約10万円 -78% 中立
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【投資判断】介護関連で人気化、株式分割後は材料難からじり安に。
3位 ◆ニチダイ(6467・東J)
約9万円 -78% 中立
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【投資判断】山田亨による大量保有で急騰もその後は急速に失速。
4位 ◆インターネットインフィニティ(6545・東M)
約8万円 -77% 中立
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【投資判断】介護報酬改定を追い風に上昇も、先行投資で下方修正。
5位 ◆SERIOホールディングス(6567・東M)
約10万円 -77% 中立
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【投資判断】子育て関連として初値は公開価格の2.3倍に。割高。

 最後は「2018年に上がった新興株」。株価上昇率が高かった順にみると、実にさまざまな業種がランクインした。そのなかでも、高成長分野であるセキュリティやキャッシュレス関連は、株価の伸びが期待できるというのがプロの見通し。もちろん、2018年に値上がりして割高になっているものあるので、株価指標も見ながら投資するチャンスをうかがおう!

 ■2018年に上がった新興株ランキング
  最低投資額(12/4) 上昇率 投資判断 最新の株価
1位 ◆ALBERT(3906・東M)
約151万円 1159% 強気
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  ビッグデータ、AIで販促支援。トヨタと提携。
2位 ◆地域新聞社(2164・東J)
約38万円 791% 中立
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  M&Aや地域の情報網を生かし販促サービス展開。
3位 ◆エムティジェネックス(9820・東J)
約157万円 717% 弱気
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  ビルリニューアルが主力。株価上昇で割高感。
4位 ◆メディアファイブ(3824・福Q)
約40万円 438% 中立
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  ジュピタープロジェクト社による大量保有が明らかに。
5位 ◆テリロジー(3356・東M)
約15万円 360% 中立
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