今週(8月26日~30日)に「適時開示」で、
「増配」や「減配」「初配」などを発表して
「配当利回り」が変わった銘柄をまとめて紹介!
「配当利回り」は、投資する際に非常に重要な情報だ。「増配」や「記念配」を発表して配当利回りが高くなれば株価が急騰、「減配」や「無配」への転落を発表して利回りが低くなれば株価が急落することもある。
また、連続で「増配」する銘柄は業績が堅調だったり、成長していたりする「優良企業」である可能性が高く、「増配株」に狙いを絞って投資をすることで“億トレーダー”となった個人投資家もいる。つまり、短期的に株価に影響するだけでなく、長期的に見ても「増配」や「減配」は非常に重要な投資情報と言えるのだ。
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しかし、毎日発表される「適時開示」を読み込んで、「増配」銘柄や「減配」銘柄を探すのは難しい……。
そこで、ザイ・オンラインでは「適時開示」で「増配」や「減配」のほか、「記念配」「復配」「初配」「無配」などを発表して、「配当利回り」が変わった銘柄を1週間分、まとめて紹介! 発表された「変更内容」と変更後の「最新の配当利回り」を掲載するので、ぜひ投資に役立ててほしい!
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なお、本記事に掲載するルールは以下のとおり。
(1)配当利回りが変わらない場合は非掲載
原則として、配当利回りが変動する情報をピックアップ。株式分割や株式併合などによる1株あたり配当金の変更で、利回りが変わらない場合などは除外する。
(2)「増配」とは、年間配当金が「前回予想」から増額されるもの
「増配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が増額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が増額になるものを指す。「前回予想」に対して「増配」でも、「前期」と比較したら「減配」となる場合などは、備考欄に記載。
(3)「減配」とは、年間配当が「前回予想」から減額されるもの
「減配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が減額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が減額になるものを指す。「前回予想」に対して「減配」でも、「前期」と比較したら「増配」となる場合などは、備考欄に記載。
(4)「配当予想」が非公表だった場合、「前年同期比」と比較して「増配・減配」を表示
配当予想が非公表だった銘柄が、期中に配当予想を公開した場合、前年同期比で「増配」なのか、「減配」なのかを表示。なお、中間配当のみが公表され、年間配当金の方針が不明の場合、配当利回りは記載しないものとする。
(5)「配当利回り」は今期の予想値。予想が出ていない場合は実績値。
配当利回りは、「今期予想」が出ていれば「予想値」を、「今期予想」が出ていない場合は「実績値」を計算して表示。
なお、「適時開示」は毎日、大量に発表されるので、対象銘柄の掲載漏れや利回りの計算間違いなどがある可能性もあるので、実際に投資をする前には必ず自身で情報を確認するようにしてほしい。
それでは、今週(2019年8月26~30日)に「配当利回り」が変わった銘柄を紹介していこう!
(※「適時開示」の発表日時が最新の銘柄から順番に掲載)
■2019年8月26日~30日に発表された「配当」情報まとめ!
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発表日 | 発表内容 | 配当利回り | 最新の株価 | |
記念配 | ◆ニチモウ(8091・東1) | |||
8/30 | 2020年3月期 (50円予想⇒100円予想に) |
6.06% (予想) |
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【備考】2020年3月期は、期末配当のみの実施で「50円」となる予想だったが、2019年9月末を基準日として、創立100周年を迎えたことを記念する記念配「50円」を実施すると発表。年間配当金の予想は「100円」と修正された。なお、2019年3月期の年間配当金は「50円」。 | ||||
増配 | ◆内田洋行(8057・東1) | |||
8/30 | 2019年7月期(75円予想⇒90円に) 2020年7月期(90円予想) |
2.75% (予想) |
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【備考】2019年7月期の期末配当(年間配当金)は「75円」の予想だったが、「15円」増配の「90円」に決定された。2018年7月期の年間配当金は「75円」なので、前期比でも「15円」の増配。また、2020年7月期の年間配当金の予想は「90円」となっている。 | ||||
増配 | ◆東京ドーム(9681・東1) | |||
8/29 | 2020年1月期 (12円予想⇒16円予想に) |
1.55% (予想) |
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【備考】2020年1月期の期末配当(年間配当金)は、これまで「12円」の予想だったが、「4円」増配されて「16円」の予想に修正された。なお、2019年1月期の年間配当金は「16円」。 | ||||
増配 | ◆ウチダエスコ(4699・JQ) | |||
8/29 | 2019年7月期(35円予想⇒40円に) 2020年7月期(40円予想) |
2.09% (予想) |
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【備考】2019年7月期の期末配当(年間配当金)は「35円」の予想だったが、「5円」増配の「40円」に決定された。2018年7月期の年間配当金は「35円」なので、前期比でも「5円」の増配。また、2020年7月期の年間配当金の予想は「40円」となっている。 | ||||
増配 | ◆明電舎(6508・東1) | |||
8/28 | 2020年3月期の中間配当 (未公表⇒25円予想に) |
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【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともにこれまで未公表とされてきたが、今回中間配当の予想のみ公表され、「25円」となることが判明した。なお、2019年3月期の中間配当は「4円」、期末配当は「25円」だが、同社は2018年10月1日付けで5株⇒1株の株式併合を実施している。この影響を踏まえると、2019年3月期の年間配当金は「9円」。また、2020年3月期の中間配当は「5円」相当となるため、前年同期比で「1円」の増配となる。 | ||||
増配 | ◆イマジニア(4644・JQ) | |||
8/28 | 2020年3月期 (25円予想⇒30円予想に) |
3.74% (予想) |
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【備考】2020年3月期は、前回予想によると中間配当、期末配当ともに「12.5円」で、年間配当金は「25円」予想となっていた。しかし、中間配当、期末配当ともに「2.5円」ずつ増配の「15円」予想に修正され、年間配当金の予想は前回予想より「5円」増配の「30円」となる。なお、2019年3月期の年間配当金は「25円」で、前期比でも「5円」の増配。 | ||||
増配 | ◆モーニングスター(4765・JQ) | |||
8/28 | 2020年3月期の中間配当 (未公表⇒7円予想に) |
ー | ||
【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともに未公表とされていたが、今回中間配当の予想のみ公表され、「7円」となることが判明した。2019年3月期の中間配当は「6.5円」なので、前年同期比で「0.5円」の増配。また、2019年3月期の年間配当金は「14円」。同社は2019年3月期まで10期連続で増配中のため、2020年3月期も連続増配が期待される。 | ||||
記念配 | ◆霞ヶ関キャピタル(3498・マザ) | |||
8/27 | 2019年8月期 (無配予想⇒30円予想に) |
1.05% (実績) |
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【備考】2019年8月期は無配の予想だったが、2019年8月末を基準日として、東証マザーズ市場への新規上場を記念する記念配「30円」が実施されることになった。なお、2018年8月期は無配。 | ||||
増配 | ◆OBARA GROUP(6877・東1) | |||
8/26 | 2019年9月期 (90円予想⇒110円予想に) |
3.22% (予想) |
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【備考】2019年9月期の期末配当は、これまで「50円」の予想だったが、「20円」増配されて「70円」の予想に修正された。中間配当の「40円」と合わせて、年間配当金は「110円」予想となる。なお、2018年9月期の年間配当金は「110円」。 | ||||
※配当利回りは2019年8月30日の終値ベースで計算。 |
次のページ>> 前週(8月19~23日)の「増配・減配」銘柄ニュース!
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