今週(12月2日~12月6日)に「適時開示」で、
「増配」や「減配」「初配」などを発表して
「配当利回り」が変わった銘柄をまとめて紹介!
「配当利回り」は、投資する際に非常に重要な情報だ。「増配」や「記念配」を発表して配当利回りが高くなれば株価が急騰、「減配」や「無配」への転落を発表して利回りが低くなれば株価が急落することもある。
また、連続で「増配」する銘柄は業績が堅調だったり、成長していたりする「優良企業」である可能性が高く、「増配株」に狙いを絞って投資をすることで“億トレーダー”となった個人投資家もいる。つまり、短期的に株価に影響するだけでなく、長期的に見ても「増配」や「減配」は非常に重要な投資情報と言えるのだ。
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しかし、毎日発表される「適時開示」を読み込んで、「増配」銘柄や「減配」銘柄を探すのは難しい……。
そこで、ザイ・オンラインでは「適時開示」で「増配」や「減配」のほか、「記念配」「復配」「初配」「無配」などを発表して、「配当利回り」が変わった銘柄を1週間分、まとめて紹介! 発表された「変更内容」と変更後の「最新の配当利回り」を掲載するので、ぜひ投資に役立ててほしい!
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なお、本記事に掲載するルールは以下のとおり。
(1)配当利回りが変わらない場合は非掲載
原則として、配当利回りが変動する情報をピックアップ。株式分割や株式併合などによる1株あたり配当金の変更で、利回りが変わらない場合などは除外する。
(2)「増配」とは、年間配当金が「前回予想」から増額されるもの
「増配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が増額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が増額になるものを指す。「前回予想」に対して「増配」でも、「前期」と比較したら「減配」となる場合などは、備考欄に記載。
(3)「減配」とは、年間配当が「前回予想」から減額されるもの
「減配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が減額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が減額になるものを指す。「前回予想」に対して「減配」でも、「前期」と比較したら「増配」となる場合などは、備考欄に記載。
(4)「配当予想」が非公表だった場合、「前年同期比」と比較して「増配・減配」を表示
配当予想が非公表だった銘柄が、期中に配当予想を公開した場合、前年同期比で「増配」なのか、「減配」なのかを表示。なお、中間配当のみが公表され、年間配当金の方針が不明の場合、配当利回りは記載しないものとする。
(5)「配当利回り」は今期の予想値。予想が出ていない場合は実績値。
配当利回りは、「今期予想」が出ていれば「予想値」を、「今期予想」が出ていない場合は「実績値」を計算して表示。
なお、「適時開示」は毎日、大量に発表されるので、対象銘柄の掲載漏れや利回りの計算間違いなどがある可能性もあるので、実際に投資をする前には必ず自身で情報を確認するようにしてほしい。
それでは、今週(2019年12月2日~12月6日)に「配当利回り」が変わった銘柄を紹介していこう!
(※「適時開示」の発表日時が最新の銘柄から順番に掲載)
■2019年12月2日~12月6日に発表された「配当」情報まとめ!
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発表日 | 発表内容 | 配当 利回り |
最新の株価 | |
増配 | ◆ラ・アトレ(8885・JQ) | |||
12/5 | ◆2019年12月期 (28円予想⇒45円予想に) |
4.87% (予想) |
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【備考】2019年12月期の期末配当(年間配当金)は「28円」の予想だったが、業績予想の上方修正を受けて、「17円」増配の「45円」予想に修正された。2018年12月期の年間配当金は「14円」だったので、前期比で「31円」の増配予想で、3期連続増配の見込み。 | ||||
特配 | ◆スバル興業(9632・東1) | |||
12/5 | ◆2020年1月期 (100円予想⇒340円予想に) |
3.78% (予想) |
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【備考】2020年1月期は、前回予想によると中間配当、期末配当ともに「50円」で、年間配当金の予想は「100円」だった。しかし、「銀座スバルビル」の売却に伴う固定資産売却益の計上によって過去最高益となることが見込まれたことから、期末配当に特別配当「240円」が上乗せされることに。年間配当金の予想も「340円」に修正された。2019年1月期の年間配当金は「190円(特配90円を含む)」だったので、前期比で「150円」の増配予想で、3期連続増配の見込み。 | ||||
増配 | ◆オリバー(7959・東1) | |||
12/4 | ◆2019年10月期(53円予想⇒55円予想に) ◆2020年10月期(45円予想) |
1.23% (予想) |
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【備考】2019年10月期は、前回予想によると中間配当が「15円」、期末配当が「38円」で、年間配当金の予想が「53円」だった。しかし、期末配当が「2円」増配の「40円」で着地し、年間配当金も「2円」増配の「55円」となった。2018年10月期の年間配当金は「40円」だったので、前期比で「15円」の増配。なお、2020年10月期の年間配当金の予想は「45円」で、前期比で「10円」の減配。 | ||||
特配 | ◆東京楽天地(8842・東1) | |||
12/4 | ◆2020年1月期 (60円予想⇒80円予想に) |
1.27% (予想) |
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【備考】2020年1月期は、中間配当、期末配当ともに「30円」予想で、年間配当金は「60円」となる予想だったが、期末配当に特別配当「20円」が上乗せされて、「50円」予想に修正。年間配当金の予想も「80円」に修正された。2019年1月期の年間配当金は「60円」だったので、前期比でも「20円」の増配。 | ||||
増配 | ◆ミダック(6564・東2) | |||
12/3 |
◆2020年3月期 (5円予想⇒5円予想に) ※ただし、2020年2月1日に予定している 「1株⇒1.3株」の株式分割を考慮すると、 2020年3月期は「6.5円」で実質「1.5円」の増配予想 |
0.28% (予想) |
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【備考】2020年3月期の期末配当(年間配当金)は「5円」の予想だが、2020年2月1日付で実施予定の「1株⇒1.3株」の株式分割後も、配当予想を「5円」のまま据え置いたことから、分割前換算で「6.5円」となり、前回予想より実質「1.5円」の増配となる。2019年3月期の年間配当金は「15円」だが、同社は2019年9月14日付で「1株⇒3株」の株式分割を行っているため、それを勘案すると実質「5円」相当となり、2020年3月期は前期比でも「1.5円」増配の予想となる。 | ||||
増配 | ◆トーセイ(8923・東1) | |||
12/3 | ◆2019年11月期 (37円予想⇒42円に) |
2.78% (実績) |
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【備考】2019年11月期の期末配当(年間配当金)は「37円」の予想だったが、「5円」増配されて「42円」となった。2018年11月期の年間配当金は「30円」だったので、前期比で「12円」の増配で、8期連続増配に。 | ||||
増配 | ◆ジェイ・エス・ビー(3480・東1) | |||
12/2 | ◆2019年10月期 (41円予想⇒55円に) |
1.16% (実績) |
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【備考】2019年10月期の期末配当(年間配当金)は「41円」の予想だったが、業績予想の上方修正を受けて、「14円」増配の「55円」に修正された。2018年10月期の年間配当金は「40円(記念配4円を含む)」だったので、前期比で「15円」の増配で、3期連続増配に。 | ||||
記念配 | ◆日神不動産(8881・東1) | |||
12/2 | ◆2020年3月期 (16円予想⇒18円予想に) |
3.31% (予想) |
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【備考】2020年3月期の期末配当(年間配当金)は「16円」の予想だったが、「2円」の記念配当が上乗せされて「18円」予想に修正された。2019年3月期の年間配当金は「16円」だったので、前期比でも「2円」の増配。 | ||||
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増配 | ◆日本エスコン(8892・東1) | |||
12/2 | ◆2019年12月期 (35円予想⇒36円予想に) |
3.56% (予想) |
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【備考】2019年12月期の期末配当(年間配当金)は「35円」の予想だったが、「1円」増配の「36円」予想に修正された。2018年12月期の年間配当金は「32円」だったので、前期比では「4円」の増配で、7期連続増配の見通し。 | ||||
特配 ・記念配 |
◆シノケングループ(8909・JQ) | |||
12/2 | ◆2019年12月期 (30円予想⇒38円予想に) |
2.82% (予想) |
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【備考】2019年12月期は中間配当、期末配当ともに「15円」予想で、年間配当金は「30円」の予想だったが、業績が好調に推移していることから、期末配当に「3円」の特別配当が上乗せされ、さらに創業30周年を記念する記念配当「5円」も上乗せされることとなり、「38円」予想に修正された。2018年12月期の年間配当金は「45円」だが、同社は2018年7月1日付で1株⇒2株の株式分割を行っているため、それを勘案すると、実質「30円」相当。そのため、2019年12月期は前期比で「8円」増配の予想となる。 | ||||
※配当利回りは2019年12月6日の終値ベースで計算。 |
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