ANAホールディングス株式会社が、2019年3月末時点の株主に配布済みの「株主優待番号」の有効期限を「2020年5月末」⇒「2020年11月末」まで、6カ月延長することを、2020年4月27日に発表した。
【※ANAホールディングスが2020年4月28日に開示した「無配」に関する記事はこちら!】
⇒ANAホールディングス(9202)、10年ぶりの「無配」を発表し、配当利回り3.1%⇒0%に! 2020年3月期の配当は前期比75円の減配、2021年3月期の配当は未定
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ANAホールディングスの株主優待は、毎年9月末と3月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「100株以上の株主に、保有株数に応じて、国内線片道1区間を株主優待割引運賃で利用できる『株主優待番号ご案内書』を贈呈。そのほか、100株以上の株主に『ANAグループ優待券』を贈呈(いずれも×年2回)」というもの。
「株主優待番号ご案内書」で通知される株主優待番号とは、一つにつき、大人・小児ともに、1人片道1区間に対して優待割引運賃が適用されるもので、ANA国内全路線(コードシェア便含む)で利用が可能。「ANAグループ優待券」とは、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの優待や、国内・海外パッケージツアー商品の優待、ゴルフプレー料金の割引優待、空港内の売店での買物優待などのクーポンがセットになった冊子。いずれも非常に人気があり、株主優待目当てに投資している株主も多い。
今回、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2019年3月末時点の株主に贈呈されている「株主優待番号」の有効期間が、従来の「2019年6月1日~2020年5月末」から「2019年6月1日~2020年11月末」まで延長されることが発表になった。
【※2020年6月29日追記】
新たに、2019年9月末時点の株主に贈呈されている「株主優待番号」の有効期間の延長も発表された。従来の有効期間は「2019年12月1日~2020年11月末」だったが、変更後は「2019年12月1日~2021年5月末」となった。
このところ、外食優待株の多くが優待券の有効期限を延長しているが、ANAホールディングスのような交通系の株主優待でも、優待券などの有効期限が延長される可能性がある。バスや鉄道系、航空会社などの株式を保有しているなら、情報収集を意識したほうがいいだろう。
【※関連記事はこちら!】
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ANAホールディングスの株主優待制度の詳細
■ANAホールディングスの株主優待制度の詳細 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
9月末・ 3月末 |
100株以上 | ◆株主優待番号ご案内書1枚(×年2回) ※100株超過分は、100株ごとに1枚増 ◆ANAグループ優待券1冊(×年2回) |
400株以上 | ◆株主優待番号ご案内書4枚(×年2回) ※400株超過分は、200株ごとに1枚増 ◆ANAグループ優待券1冊(×年2回) |
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1000株以上 | ◆株主優待番号ご案内書7枚(×年2回) ※1000株超過分は、400株ごとに1枚増 ◆ANAグループ優待券1冊(×年2回) |
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10万株以上 | ◆株主優待番号ご案内書254枚(×年2回) ※10万株超過分は、800株ごとに1枚増 ◆ANAグループ優待券1冊(×年2回) |
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備考 | ※各便の販売状況により、販売制限あり。 ※ほかの割引券との重複利用は不可。 ※株主優待割番号は、株主以外でも利用できる。 |
ANAホールディングスの株主優待でもらえるのは、国内線の航空券が割引になる「株主優待番号」と、グループ各社のサービスが割引になる「クーポン」の冊子。今回、すでに発行されている株主優待番号の有効期間が6カ月間延長されることが発表された。新型コロナウイルスの感染拡大により、外出の自粛が求められる今、この有効期間の延長を歓迎する株主は多そうだ。
ANAホールディングスは国内線・国際線ともに首位の最大手航空会社。新型コロナウイルスの感染拡大によって甚大な打撃を受けており、株価は1月20日に年初来高値の3674円を付けた後、急落。4月6日には年初来安値の2060円まで下落した。4月20日に2020年3月期の連結業績予想を下方修正。売上高は1兆9700億円(前回予想は2兆900億円)、営業利益は600億円(前回予想は1400億円)、経常利益は580億円(前回予想は1370億円)、当期純利益は270億円(前回予想は940億円)としている。。
【※ANAホールディングスが2020年4月28日に開示した「無配」に関する記事はこちら!】
⇒ANAホールディングス(9202)、10年ぶりの「無配」を発表し、配当利回り3.1%⇒0%に! 2020年3月期の配当は前期比75円の減配、2021年3月期の配当は未定
ANAホールディングスによると、「世界各国の入国制限や日本国内における移動自粛等の影響を強く受け、とりわけ3月は需要が急激に減少したため、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、前回修正した予想数値を大きく下回る見込みとなりましたので、上記の通り2020年3月期の通期業績予想を修正しました」とのこと。2021年3月期の業績も、引き続き新型コロナウイルスの影響を受けると考えられることから、投資する際はタイミングに注意すべきだろう。
■ANAホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
空運業 | 9202 | 東証1部 | 9月末・3月末 |
株価(終値) | 必要株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
2365.5円 | 100株 | 23万6560円 | 3.17% |
※株価などのデータは2020年4月27日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。 |
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