IPO株の銘柄分析&予想

「i-plug(アイプラグ)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の求人サービス企業との比較や予想まで解説![2021年3月20日 情報更新]

2021年2月15日公開(2022年9月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 i-plug(アイプラグ)
市場・コード/業種 東証マザーズ・4177/情報・通信業
上場日 3月18日
申込期間(BB期間) 3月3日~3月9日
おすすめ証券会社 大和証券SBI証券マネックス証券松井証券岡三オンライン証券CONNECTDMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 6000円(+129.01%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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i-plugが3月18日にIPO(新規上場)!

「i-plug」の公式サイトより

 i-plugは、2021年2月12日、東京証券取引所に上場承認され、2021年3月18日にIPO(新規上場)することが決定した。

 i-plugは2012年4月18日に設立された。就職活動中の学生及び企業を対象に新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」と適性検査サービス「eF-1G(エフワンジー)」を提供している。

 同社グループのビジネスモデルは、ビッグデータを活用しながらインターネット上のプラットフォームで、HR領域(Human Resource=企業の人的資源)の課題を解決する事業を展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

i-plugのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月1日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月3日~3月9日
公開価格決定 3月10日
購入申込期間 3月11日~3月16日
払込日 3月17日
上場日 3月18日

i-plugのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年3月3日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
91.3
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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松井証券
[最短3日後に取引可能]
0.9%
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
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CONNECT
[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 4.3  
岡三証券 0.9  
いちよし証券 0.9%  

i-plugのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 2470
仮条件
[予想PER(※2)
2470~2620円
48.0倍~50.9倍]
公募価格 2620円
初値 6000円
初値騰落率 +129.01%
予想トレーディングレンジ(※3) 3500円~1万円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年2月25日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 79.3倍
パーソルHD<2181> 34.7倍(連)
リクルートHD<6098> 73.1倍(連)
アトラエ<6194> 130.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

i-plugの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 373万2500株(予定)
公開株式数 公募27万株  売出24万1600株
(オーバーアロットメントによる売出7万6700株)
想定公開規模(※1) 14.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

i-plugは新卒採用で人気上昇中

 新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」の運営を行う。ビッグデータを活用しながら、インターネット上のプラットフォームでHR領域(企業の人的資源)の課題を解決する。「OfferBox」の登録学生数は2021年卒業予定者で14.5万人となっており、就活生の約3人に1人が利用。企業登録数は7,547社。適性検査サービス「eF-1G」も。

 コロナ禍で類似の人材サービス会社の業績が落ち込むなか、同社は逆に成長が加速している印象。近年、学生からの人気が高まっているなどと報じられ、関西のスタートアップ企業のなかでも上場が有望視されていた。公開規模に特段の荷もたれ感はなく、成長期待から積極的な買いが入るだろう。

 公開規模については10億円台前半から半ばとなる見込み。ファンド保有株があるものの、上場初日に売り急ぐことはないと考えられる。

◆「i-plug」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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i-plugの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2017/3 306
(―)
▲ 132
(―)
▲ 133
(―)
2018/3 691
(125.6%)
34
(―)
48
(―)
2019/3 1,052
(52.3%)
101
(189.3%)
86
(77.8%)
2020/3 1,314
(24.9%)
▲ 55
(―)
▲ 60
(―)
2021/3予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2019/3 1,348
(―)
88
(―)
72
(―)
2020/3 1,598
(18.5%)
26
(-70.2%)
▲ 40
(―)
2021/3予 2,115
(32.3%)
276
(947.8%)
192
(―)
2020/12 3Q 1,449
(―)
104
(―)
57
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:51.44円/0.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

i-plugの業績コメント

 2021年3月期の業績は、売上高が前期比32.3%増の21.1億円、経常利益が同947.8%増の2.7億円と増収増益の見通しとなっている。

 2021年卒業予定者に対する企業の採用選考活動は、東京五輪の開催等により当初は早期化する動きが見られたが、新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発出されたため、2020年4月から5月にかけて一時停滞することとなった。その後、オンライン選考への切り替えが急速に進み、例年に比べて2カ月程度の遅れで採用選考活動は進捗し、2020年12月1日時点の学生の就職内定率は93.4%と例年並みの数値になった(就職みらい研究所)。

 このような状況のなか、同社グループは、いち早くオンライン選考の普及やオンラインでの営業マーケティング活動への移行に取り組んだ結果、相次ぐ合同説明会の中止等による採用の母集団形成不足を補う需要やインターンシップ需要の取り込みができたため業績は堅調に推移している。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高14.4億円で68.5%、経常利益1.0億円で37.6%となっている。

i-plugの詳細情報

■基本情報
所在地 大阪市淀川区西中島五丁目 11 番 8 号
代表者名(生年月日) 代表取締役CEO 中野智哉(昭和53年12月9日生)
設立 平成24年4月18日
資本金 2億1500万円(令和3年2月12日現在)
従業員数 新規上場会社141人 連結会社166人(令和2年12月31日現在)
事業内容 新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」の運営
■売上高構成比率(2020/3期 実績)
品目 金額 比率
OfferBox(早期定額型) 997 百万円 62.4%
OfferBox(成功報酬型) 273 百万円 17.1%
eF-1G 280 百万円 17.6%
その他 46 百万円 2.9%
合計 1,598 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 中野 智哉 231万株 66.71%
2 山田 正洋 39万株 11.26%
3 ニッセイ・キャピタル8号投資事業有限責任組合 30万株 8.66%
4 田中 伸明 21万株 6.06%
5 直木 英訓 9万株 2.60
6 おおさか社会課題解決投資事業有限責任組合 6万2500株 1.81%
7 りそなキャピタル4号投資事業組合 3万7500株 1.08%
7 株式会社シタシオンストラテジックパートナーズ 3万7500株 1.08%
9 学校法人グロービス経営大学院 2万5000株 0.72%
合計   346万2500株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 運転資金として(1)新規事業領域含むプロダクト開発力の強化のための人件費等、(2)OfferBox事業の成長を加速させるためのプロモーション費、(3)グループ会社の株式会社イー・ファルコンの事業拡大に向けた人件費に、借入金返済として(4)当社の有利子負債の返金資金にそれぞれ充当する予定
関係会社 株式会社イー・ファルコン (連結子会社) 各種アセスメントサービスの販売及び導入支援
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2018年11月30日
割当先 学校法人グロービス経営大学院
発行価格 800円 ※株式分割を考慮済み
◆「i-plug」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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i-plugの銘柄紹介

 同社グループ(同社及び同社の関係会社)は、同社と子会社1社((株)イー・ファルコン)により構成されている。同社グループは、「つながりで世界をワクワクさせる」というミッションのもと、「人の成長を加速させるキャリアデータベースプラットフォームをつくる」をビジョンに掲げ、就職活動中の学生及び企業を対象に新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」と適性検査サービス「eF-1G(エフワンジー)」を提供している。

 同社グループのビジネスモデルは、ビッグデータを活用しながらインターネット上のプラットフォームで、HR領域(Human Resource=企業の人的資源)の課題を解決する事業を展開することを可能とするものである。同社は、新卒採用領域において、インターネット上で、就職活動中の学生と新卒学生の採用を求める利用企業のマッチングを実現するダイレクトリクルーティングサービスを運営することからスタートした。

 さらに、学生と企業の最適なマッチングを実現するため、適性検査を同社サービスに組み込み、全ての利用企業が自社で活躍している人材の要件を分析し、その要件と合致する学生を探し採用することを可能にした。これにより、活躍・定着につながるマッチングを増やし、新卒採用におけるミスマッチの軽減を目指し取り組んでいる。また、適性検査サービスにおいては、新卒採用の領域にとどまらず、中途採用における採用支援、人材育成や人材の活躍・定着という面に適用する事業を展開し、個人の成長と企業の発展に貢献している。

(1)新卒ダイレクトリクルーティングサービス OfferBox

 新卒採用支援の領域においては、「つながりで世界をワクワクさせる」というミッションのもと、将来を担う若い人材の可能性を拡げる「つながり」を提供し、個人の成長と企業の発展を実現するため、新卒ダイレクトリクルーティングサービスOfferBoxを提供している。従来の新卒採用領域における人材ビジネス(学生から企業にエントリーするという仕組みで、採用の成否に関わらず、求人広告の掲載と同時に広告掲載料金が発生するビジネスモデル)では提供し得なかった企業側からのオファー(利用企業がOfferBox上で、自社の採用基準を満たす学生に対して説明会や面接等の案内を送付すること)で企業と学生との接点を創出し、両者をマッチングすることができる仕組みを実現している。

(2)適性検査 eF-1G

 同社グループの適性検査における主力サービスである適性検査「eF-1G」は、 細かいメッシュと高い網羅性で、戦力となる人材を選び、育て、活かすという人事活動を一貫して支援する適性検査である。「eF-1G」の特徴は以下のとおり。

1. 194個の測定項目

 適性検査の結果として得られる測定項目数が194個であり、これにより就業上必要なストレス耐性や継続力、面接では見極めにくい幼少期から青年期の経験や変わりにくい気質といったデータを確認することができる。また、既存従業員の適性検査結果を分析することにより、一般的に求められる要件ではなく個々の企業での活躍し定着する人材の要件を見極めることが可能となる。

2. 採用から登用まで一貫して活用できるアセスメント

 適性検査を活用するシーンにより、入社前であれば採用選考における見極めから、内定後の動機づけまで採用のあらゆるシーンで活用することができる。また入社後であれば、職種適性による適材適所を実現したり、登用の検討材料として活用したり、データを蓄積することで採用成果を検証したり、人物の成長を確認する等育成にも用いることができる。

i-plugの投資のポイント

 株価バリュエーションに割安感があるとは言えないが、コロナ禍で類似の人材サービス会社の業績が落ち込むなか、同社は逆に成長が加速している印象。合同説明会の中止など企業の採用選考活動に影響があったものの、いち早くオンライン選考の普及やオンラインでの営業マーケティング活動への移行に取り組んだことが奏功したという。

 近年、学生からの人気が高まっているなどと報じられ、関西のスタートアップ企業のなかでも上場が有望視されていた。株主にはベンチャーキャピタルが散見されるが、公開規模に特段の荷もたれ感はなく、成長期待から積極的な買いが入ることで吸収可能だろう。

 同社グループは、就職活動中の学生及び企業を対象に新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」と適性検査サービス「eF-1G(エフワンジー)」を提供している。ビッグデータを活用しながら、インターネット上のプラットフォームでHR領域(Human Resource=企業の人的資源)の課題を解決する。

 「OfferBox」の登録学生数は2021年卒業予定者で14.5万人となっており、就活生の約3人に1人が利用。企業登録数は7,547社、決定人数は2021年卒業予定者で3,441人。採用広報解禁日よりオファー送信ができ、入社合意に至った時点で費用が発生する「成功報酬型」と、学生が3年次のインターンシップへの参加促進など採用広報解禁よりも前からオファー送信ができ、契約時に利用料金及び採用枠料金を一括して請求する「早期定額型」がある。適性検査「eF-1G」は、細かいメッシュと高い網羅性で、人事活動を一貫して支援する。

 業績面について、2021年3月期は売上高が前期比32.3%増の21.1億円、経常利益が同947.8%増の2.7億円と増収増益の見通しとなっている。サービス別売上高はOfferBox(早期定額型)が同34.0%増の13.3億円、OfferBox(成功報酬型)が同68.6%増の4.6億円、eF-1Gが同9.2%減の2.5億円など。売上高は下期に偏重する傾向がある。

 想定仮条件水準の今期予想PERは46~50倍程度。一般的な人材サービス会社と比べ高い水準だが、リクルートHD<6098>の来期市場予想コンセンサスに基づくPERが50倍前後で、これらを意識した価格設定か。HRテックベンチャーはアトラエ<6194>など高評価を受けているケースが多く、同社も業績成長率の高さから割高とは受け止められないだろう。

 公開規模については10億円台前半から半ばとなる見込み。ファンド保有株は40万株(上場時発行済株数の10.7%)あり、上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除される。ただ、直近のIPO結果を見ると、これら株主が上場初日に売り急ぐことはないと考えられる。また、3/18に同時上場する企業はなく、初値買いが集中しやすいだろう。

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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