地場証券の対面営業員が
銘柄の話をしづらいワケは…
あるいは、これは地方の地場証券の営業員の悩みなのですが、お客様に銘柄を勧めるときに「5銘柄以上の選択肢を揃えないと推奨してはいけない」というルールがあるんです。
全国規模の大きな証券会社で、本社から「この銘柄を推奨せよ」というような指示が全国の支店に上意下達されるところならまだしも、地場証券の営業員にとって、お客様にお勧めする銘柄を毎日5銘柄探せというのはかなり高いハードルです。
そうすると営業員はだんだんお客様に銘柄の話ができなくなっているそうです。お客様のほうも営業員に銘柄のことが聞きづらくなって、日本全国津々浦々でだんだんと株に対する興味や話題が失われてしまっている。そんなのつまらないじゃないですか。
地場の証券会社なら、上場企業の増資を引き受けることもないので利益相反はありません。営業員がそれぞれの努力で研究して2銘柄見つけたら、「この銘柄はいいんじゃないでしょうか」と提案してもよいのではないでしょうか。
——(対面販売のない)大手ネット証券の松本社長から「営業員の銘柄推奨の条件を緩和しよう」という提言を聞くのは、ちょっと意外な感じがします。
そうですか? 私はマーケットが大好きなので、いろんなところで株の話題が語られていて欲しいと思います。われわれネット証券が存在できるのも、株に対する興味・関心が盛り上がっていればこそです。
個人投資家と直に接する証券会社の営業員が、個別銘柄の話をしづらい環境で株式投資が盛り上がるはずがありません。そうなって困るのは、私たち証券会社だけでないはずです。上場企業にとっても、経済を活性化したい国にとってもマイナスです。ザイオンラインさんにとってもそうでしょう?
個人投資家応援証券評議会が
議論を起こして変えていく!
——「個人投資家応援証券評議会」は何かを決定する力はあるんですか?
少なくとも「発信する力」はあります。それは、この評議会が日証協の中に設置されたというところに意味があるのです。評議会の議論は全てがガラス張りで、全国の証券会社に伝わっていくでしょう 。また、取りまとめた提言は正式なルートで、証券戦略会議などしかるべき場に上げられます。
先述の大規模増資の問題にしても、個人投資家応援証券評議会で規制を決定することはできませんが「規制が必要だ!」と提言することはできます。そうすれば他の評議会も、見てみぬフリはできなくなる。賛同してくれるか、あるいは対案を出してくるか――とにかく議論は起こります。今まではそれすらなかったわけですから。
この評議会はハッキリ「個人投資家応援」と打ち出しているので、100%個人投資家の側に立った提言をしていきます。有識者会議的なものにするつもりはありませんし、輪郭のくっきりした強いメッセージを打ち出していきたいと思っています。途中経過は逐一ご報告します。
——最後に、ザイオンラインの読者にメッセージをお願いします。
はい。かつて日本の株式市場では、銀行や企業が互いの株を持ち合ったり、年金機構が株を買ったりして、存在感がありました。ところがここ数年で銀行や企業の株の持ち合いはかなり解消され、年金も今後は払い超になって株を買うどころではなくなっていきます。現在は名実ともに個人投資家こそが、マーケットの主役になっています。
にもかかわらず、これまで個人投資家の声を聞き、個人投資家の立場からマーケットのルールを作っていくということが、十分になされてきませんでした。それを、私たち「個人投資家応援証券評議会」が実現していきたいと思っています。
私たちは個人投資家の皆さんを応援し、お手伝いし、お守りすることを約束します。ですから、個人投資家の皆さんも、私たちに声を届けてください。意見を聞かせてください。マーケットを良くするアイデアがあれば、どんどん教えてください。それを我々は議論して、実現できるように努力します。一緒に株式市場を盛り上げていきましょう!
個人投資家応援証券評議会議長の松本大マネックス証券社長
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日本株は07年の後半頃からずっと低迷が続いている。主要な海外市場はとっくにリーマンショック前の株価を回復しているのに、日本は未だにその後遺症を引きずっている。
株よりもFXをやる投資家が増えて「個人投資家の株離れ」とも言われて久しい。「このどんよりとした閉塞感を打破したい。株式市場を盛り上げたい!」という業界の切なる願いが、今回の「個人投資家応援証券評議会」設置の背景にあるのは間違いない。
大規模増資やインサイダーの問題については「今さらやっと!?」という気もしないではない。が、ネット証券や地場証券が業態の垣根を越えて「個人投資家応援」という枠組みでまとまってくれたのは斬新だし、望ましいところ。松本議長の話ぶりにも力がこもっていて、並々ならぬ意気込みが感じられた。
「結局、何においてもプロが有利なようにできてるんでしょ」と言われる状況を変えていくために、われわれ個人投資家も積極的に声をあげていきたい。同評議会は正式発足後に個人投資家から意見を聞く窓口を設ける予定。もちろん、ザイオンラインに送っていただいてもOKです。当サイトが評議会にあなたの声を届けます。
(取材・文/渡辺一朗 撮影/堀内慎祐)
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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