「LINE電話」のサービス開始(3月26日時点ではアンドロイド端末のみ)で、群雄割拠の様相を呈してきた「格安通話アプリ」業界。
前回の「前編」では、その料金と番号通知について徹底比較したが、各通話アプリの「通話品質」にはどんな違いがあるのだろうか?
今回は実際にザイ・オンラインの記者が4つの「格安通話アプリ」を利用して、使い勝手や通話品質を徹底比較! どういったタイプのユーザーに、どの通話アプリを使うのがもっとも適しているのかを引き続き検証していく。
「LINE電話」の料金プランは従量制が得か、定額制が得か
「前編」で「LINE電話」のほか、「楽天でんわ」「050plus」「SMARTalk」の4種類の「格安通話アプリ」のそれぞれの特徴を比較したが、もう一度、比較表を見てみよう。
■スマートフォン通話アプリ料金比較表(※1) | |||||
基本使用料 | 1分あたりの通話料金 | 相手への番号通知 | |||
対携帯電話 | 対固定電話 | ||||
大手3キャリアが提供する LTEプランのベース通話料 |
743円~ | 42円(30秒21円) | 自局番号 | ||
LINE電話 |
30日プラン (携帯・固定両用) |
無料 | 約6.5円 (60分390円) |
自局番号(※2) | |
30日プラン (固定専用) |
無料 | - |
約2円 (60分120円) |
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コールクレジット | 無料 | 14円 | 3円 | ||
050 Plus | 315円 | 16.8円 |
約2.8円 (3分8.4円) |
付与された050から 始まる番号 |
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SMARTalk | 無料 | 16.8円 | |||
楽天でんわ | 無料 | 21円 | 自局番号 | ||
※1:ザイ・オンライン編集部調べ。料金は国内限定で2014年3月26日現在のもの。 ※2:対ドコモの携帯電話を除く |
「LINE電話」の通話料の安さは魅力的だが、はたして従量制の「コールクレジット」と、30日間で合計60分通話できる「30日プラン(携帯電話・固定電話両用)」のどちらを選ぶべきなのか。
前回に引き続き、ITジャーナリストの三上洋さんの意見を聞いてみると……。
「まず『LINE電話』の2つのプランのどちらがいいか、という点について解説しましょう。通話時間が短い人であれば1分単位の従量制である『コールクレジット』のほうが使い勝手がいいと思うかもしれませんが、こちらは1分あたり14円と劇的に安いわけではない。ならば30日間で失効してしまうものの、60分間390円で話せる『30日プラン(携帯電話・固定電話両用)』を買ってしまったほうがいいでしょうね。たとえ60分を使い切れなかったとしてもユーザーはこの料金ならそれほど痛手にならないですし、やはり1分換算で6.5円という通話料の安さは魅力です。もちろん『30日プラン(固定専用)』は60分120円(1分換算で約2円)とさらに破格のリーズナブルさですが、文字通り、固定電話にしかかけられないので、かなり利用者を限定してしまうサービスでしょう」(三上さん)
30日間で約28分以上話すのであれば「コールクレジット」より「30日プラン(携帯電話・固定電話両用)」のほうが割安という計算になる。どちらのプランでも前払いの手間は変わらないので、「30日プラン」のほうが得をする人は多いだろう。
ただし、60分を超過してしまうと話の途中であっても通話ができなくなってしまうので、一度に長電話をする人にとっては少々不向きかもしれない。
「そういった点が気になって従量制にするのであれば、『コールクレジット』プランにするよりは、プリペイド制でない『050 plus』『SMARTalk』『楽天でんわ』にしたほうがいいでしょうね。それぞれの基本使用料、通話料、番号通知の有無を考えて、自分に一番合ったアプリが何か、ということを考えればいいでしょう」
固定電話へかける割合が多いのであれば、1分=約2.8円である「050 plus」が断然おトク。そうでなければ基本使用料が無料の「SMARTalk」がよさそうだ。
しかし、この2つのアプリは「前編」で説明した通り、別途付与される「050」の番号が相手に通知されることになってしまう。ビジネスでの利用が多く、相手に自局番号を通知させたいのであれば、他の「格安通話アプリ」よりは割高だが、大手3キャリアの通話料の半額になる「楽天でんわ」がいいだろう。
新サービスの「LINE電話」は、対ドコモの携帯電話では番号が通知されないため、どのキャリアのユーザーに電話をするかわからないビジネスマンには適さないと考える人は多そうだ。
「通話アプリ」の通話品質はどうなのか?
実際に4つの「通話アプリ」を体験レポート!
続いて、いよいよ肝心の「通話品質」を比較してみよう。
大手3キャリアが提供する通常の通話品質と比較して、それぞれの「格安通話アプリ」の話しやすさ、聞き取りやすさはどうなのだろうか? ザイ・オンライン記者がそれぞれのアプリを登録。いずれもLTE回線のもとで検証してみることにした!
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関連記事 | >>ドコモのカード「DCMX」保有のメリットとは? |
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発行元 | NTTドコモ | |
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還元率 | 年会費 (税込) |
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カード フェイス |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
永年無料 | VISA Master |
- | |
【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! 貯まるPontaポイントは「1ポイント=1円相当」としてカードの利用代金に充当できるほか、ローソンなどのPontaポイント加盟店でも現金同様に利用できて使い勝手も抜群。しかも、2024年6月から年会費が“永年無料”になってさらにお得になった! |
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