世界投資へのパスポート

今週の米国株式市場ではアップル、フェイスブック、
アルファベット、アマゾンが決算発表!
注目ポイントと今後の業績と株価について解説

【第428回】 2016年7月25日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
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決算発表シーズンが今週佳境へ

 米国の第2四半期決算発表シーズンが佳境を迎えています。これまでにS&P500に採用されている銘柄の約4分の1が決算を発表し終わり、そのうち68%がコンセンサスEPSを上回りました。

 普通、決算発表シーズンの前半はコンセンサス予想を上回る企業が多く、後半になるほど、取りこぼしが多いので、今回の第2四半期決算が「想定外に良かった!」と断定するのはまだ早いと思います。

 S&P500の一株当たり利益(EPS)成長率は2015年第1四半期以来、成長率が漸減傾向にありました。その「じり貧」のトレンドを今回の決算発表シーズンで反転させることができるかどうか注目されます。

 これまでに決算発表した企業のうち、今後の会社側見通し(ガイダンス)を引き上げた企業は5社、引き下げた企業は14社でした。

 さて、今週はアップル(ティッカーシンボル:AAPL)フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)アルファベット(ティッカーシンボル:GOOGL)アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)が決算発表します。以下、それぞれの業績の見通しについて解説しましょう。

【アップルの決算発表】
注目ポイント⇒iPhoneの新製品発表タイミング

アップル(ティッカーシンボル:AAPL)は7月26日(火)引け後に決算発表します。

 コンセンサス予想はEPSが1.39ドル、売上高が421.25億ドルです。

 前回の第2四半期(3月期)決算は落胆すべき内容でした。EPSが予想2.00ドルを下回る1.90ドルにとどまったほか、売上高も予想519.8億ドルに対し505.6億ドルでした。売上高成長率は前年比-12.8%でした。

 アップルの場合、利益の大半はiPhoneが稼ぎ出しています。その関係でiPhone売上高と同社のEPSは高い相関性があります。

 先の第2四半期(3月期)決算では、iPhone販売台数が、予想5150万台に対し5120万台と予想を下回りました。

 アップルはこれまで2年毎にiPhoneをフルモデルチェンジしてきました。しかし今後はそのスケジュールを、3年毎に延ばすのではないか? と言われています。

 もしそれが事実であれば、今年9月の新製品発表会ではフルモデルチェンジされた新製品が発表されない可能性もあるので、それは同社の売上見通しに大きく影響します。

 今回の決算カンファレンスコールでは、そのような新製品発表タイミングに質問が集中すると予想されます。

 私はどちらかといえばアップルには弱気です。

⇒アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の最新株価チャートはこちら

【フェイスブックの決算発表】
注目ポイント⇒フェイスブック本体以外の課金戦略

フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)は7月27日(水)引け後に決算発表する予定です。

 コンセンサス予想はEPSが81セント、売上高が60億ドルです。

 フェイスブックは、これまでのところ、決算の取りこぼしはありません。

 ちなみに第1四半期決算ではEPSが予想62セントに対し77セント、売上高が予想52.6億ドルに対し53.8億ドル、売上高成長率は前年比+51.8%でした。

 しかしこのところ好決算を出した後、瞬間的に買われ、その後で株価がダレるということが繰り返されています。

 その理由はバリュエーションが高すぎ、既に好業績が株価に織り込まれてしまっているためだと思われます。

 ところでフェイスブックは近くClass C株を設けます。Class C株は投票権の無い株式で、Class AならびにClass Bの1株に対して新たに2株のClass C株を株式配当として配ります。これは、かつてグーグルが行ったのと同様の、実質的な株式分割です。

 これはマーク・ザッカーバーグが将来に渡ってリーダーシップを発揮できるように投票権の維持を目的としたものです。

 今回の決算発表ではWhatsAppなど、フェイスブック本体以外の課金戦略の進捗に注目が集まると思います。

 私は、どちらかといえばフェイスブックには弱気です。

⇒フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)の最新株価チャートはこちら

【アルファベットの決算発表】
注目ポイント⇒コスト削減の追加措置

 グーグルの持ち株会社であるアルファベット(ティッカーシンボル:GOOGL)は7月28日(木)引け後に決算発表する予定です。

 コンセンサス予想はEPSが8.04ドル、売上高が207.74億ドルです。

 このところアルファベットは「ちゃんと市場予想を上回る決算が出せない会社」に成り下がった観があります。

 ちなみに第1四半期決算ではEPSが予想7.96ドルに対し7.50ドル、売上高が予想203.8億ドルに対し202.6億ドル、売上高成長率は前年比+17.4%でした。

 YouTube広告は好調であり、それだけに依存する、ややイビツな構造になっています。

 同社の売上高の多くはモバイル広告です。モバイルはTAC(トラフィック・アクイジション・コスト=パートナー企業への割り戻し)の割合が高くなっています。

 今回の決算カンファレンスコールでは費用削減に関し同社が今後、どのような追加措置を取るかが注目されます。

 私は、どちらかといえばアルファベットには弱気です。

⇒アルファベット(ティッカーシンボル:GOOGL)の最新株価チャートはこちら

【アマゾンの決算発表】
注目ポイント⇒AWSの売上モメンタムが続いているか

アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)は7月28日(木)引け後に決算発表する予定です。

 コンセンサス予想はEPSが1.12ドル、売上高が295.7億ドルです。

 このところアマゾンの業績は好調です。実際、第1四半期決算ではEPSが予想60セントに対し1.07ドル、売上高が予想280億ドルに対し291.3億ドル、売上高成長率は+28.2%でした。

 アマゾンの業績のカギを握っているのはAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)です。第1四半期のAWSの営業利益は5.88億ドルでした。これは前年比+131%です。AWSの売上高は26億ドル(+64%)でした。

 今回の決算ではAWSの売上モメンタムが鈍化していないかに注目が集まると思います。

 私は、どちらかといえばアマゾンには弱気です。

⇒アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)の最新株価チャートはこちら
 

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