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「中国株」は株価が低迷している今こそ"買い時"か!?
アリババやテンセントの登場で、米国に次ぐIT大国に
変貌を遂げている中国経済の今を、アナリストが解説

2018年9月4日公開(2018年9月4日更新)
ザイ編集部
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「アリババ」と「テンセント」といった中国の企業が、いまや世界の時価総額ランキングでトップ10に入るほどの急成長を遂げている。しかし、米国との貿易摩擦問題などもあって、中国の株式市場は低迷中だ。はたして今、中国株は“買い”なのか!? 

発売中のダイヤモンド・ザイ10月号では、特集「今こそ中国株が狙い目だ!」を掲載。中国株に精通するプロに、中国株市場の現状分析や今後の展望、注目の大型株の分析、狙い目の銘柄などを聞いている。

今回は、特集冒頭の「中国株の現状分析」を抜粋。「中国の株式市場が低迷しているうちに投資してみたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてほしい!

米国企業ばかりが居並ぶ「時価総額ランキング」トップ10に
中国企業2社が食い込み、底力を見せた!

 市場では米国と中国の貿易摩擦が話題になっているが、現在の世界の株式時価総額トップ10企業(2018年7月24日時点)を見ると、見事に米国と中国の企業に集約されている。

 ちなみに、日本のトップ企業である「トヨタ自動車(7203)」は、だいぶ引き離されて29位。やはり、グローバルな視点で投資を考えるなら、米国だけでなく中国市場にも目を向けるべきだ。

 トップ10に入った「アリババ」と「テンセント」は、中国ではITを通して人々の生活に欠かせないサービスを提供している絶対的な存在。たとえば中国では、スーパーや交通機関、道ばたの露店でさえも現金なしでスマホで瞬時に決済できる。この風景を作ったのもアリババの「アリペイ」、テンセントの「ウィーチャットペイ」というモバイル決済サービスだ。

 「一党独裁による産業支援と、ハイテク産業などを中心に自由化した市場での、激しい競争の中から生まれる優良民営企業の存在が、新しい中国を支えています」(TS・チャイナ・リサーチの田代尚機さん)

 中国政府はインターネットを外国から遮断して、独自の国内マーケットを作った。13億を超える巨大な人口を背景に、決済、ビッグデータの活用、無人コンビニやスーパーなど、最新技術を使った事業が次々に立ち上がり、世界最先端のIT大国の地位を築き上げたのだ。

 IT以外の分野でも、AI、自動運転、電気自動車、新エネルギー、新薬開発など、その発展ぶりには目を見張るものがある。

◆世界の時価総額ベスト10企業は?
  銘柄名 時価総額
(億米ドル)
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1位 ◆アップル(米国) 9417
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2位 ◆アマゾン・ドット・コム(米国) 8743
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3位 ◆アルファベット(米国) 8407
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4位 ◆マイクロソフト(米国) 8288
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5位 ◆フェイスブック(米国) 6107
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6位 ◆バークシャー・ハサウェイ(米国) 4907
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7位 ◆アリババ・グループ・ホールディング(中国) 4790
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8位 ◆テンセント・ホールディングス(中国) 4545
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9位 ◆JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
(米国)
3859
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10位 ◆エクソン・モービル(米国) 3446
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※億米ドル以下の単位は切り捨て。7月24日時点。

国家主導で「新興産業」の発展が加速!
世界の工場から大転換し、イノベーションの中心地へ

 「今、中国では世界の中でも稀に見る構造改革が起こっていて、これから数年間で一番大きな変革が起こると考えています」(UBSアセット・マネジメントの松永洋幸さん)

 少し前まで、中国といったら「世界の工場」というイメージで、主流産業も鉄鋼、造船、セメントなど重厚長大な国営企業が中心だった。現在は、国民の所得増加をベースに消費、サービス分野の民間企業が大きく伸び、すっかり様変わりしている。

 また、国の政策としても「イノベーション型国家の建設」という目標を掲げ、産業構造の高度化を進めるとともに、「ユニコーン企業(※時価総額10億ドル以上で非上場のベンチャー企業)」と呼ばれるベンチャー企業への優遇施策も積極的に行っている。

 イノベーションの分野で躍進が目立つのは、IT関連の企業だ。インターネットやスマホを使ったサービスや技術開発を中心に、SNS、電子決済サービス、ビッグデータ活用、ドローン、AI、音声認識分野などの商品化で成果を上げている。

 「ITの技術革新を通じて発生した新しい産業や、それに属する企業は、中長期的に見て大きなチャンスがあります」(田代さん)

 ただし、IT産業においてこれからもトップに君臨し続けるのは、アリババとテンセントの2社だと予想されている。

 「圧倒的な時価総額とキャッシュ保有高で、新サービスが立ち上がると、この2社がトップ企業をすぐに買収して、成長エンジンにしてしまう傾向があります」(グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん)

 発売中のダイヤモンド・ザイ10月号では、テンセントなど中国の注目企業の紹介や、そのほかの「買い」の中国株、今後の展望などを詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

香港上場企業を中心に「中国株」の注目銘柄を紹介!
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