世界投資へのパスポート
2019年1月28日公開(2019年1月28日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

米国で山場を迎える決算発表シーズンの重要銘柄を
チェック! アップルやフェイスブック、アマゾン、
テスラ、ゼネラル・エレクトリックなどが要注目!

米国の第4四半期決算発表シーズンは今週が山場!
注目銘柄のスケジュールは?

 今週、2018年第4四半期決算発表シーズンは、最大の山場を迎えます。

 その理由は、アップル(ティッカーシンボル:AAPL)フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)テスラ(TSLA)ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)といった重要な企業が続々と決算発表するからです。

■今週の主な決算発表の予定とコンセンサス予想
銘柄
(ティッカーコード)
発表日 予想EPS
(ドル)
予想売上高
(ドル)
アップル(AAPL) 1/29(火)引け後 4.19 840.6億
フェイスブック(FB) 1/30(水)引け後 2.20 164.1億
マイクロソフト(MSFT) 1/30(水)引け後 1.09 324.9億
テスラ(TSLA) 1/30(水)引け後 2.23 70.8億
ゼネラル・エレクトリック(GE) 1/31(木)引け後 0.24 321.5億
アマゾン(AMZN) 1/31(木)引け後 5.70 719.1億

 各決算発表の見どころは、以下の通りです。

●アップル

 このうちアップルは、既に1月2日に利益警告しています。「アップル・ショック」と呼ばれるこの悪いニュースで、その翌日、アップル株が-10%下げたのみならず、アップルに部品を提供している半導体株などが軒並み売られました。

アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の最新株価はこちら!

●フェイスブック

 フェイスブックも過去2回の決算発表で連続して悪い決算を出しています。フェイスブックは、いつの間にか、ちっともちゃんとした決算を出せない銘柄に成り下がった観があります。

フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)の最新株価はこちら!

●マイクロソフト

 アップルフェイスブックとは対照的なのがマイクロソフトで、このところずっと良い決算を出し続けています。

マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)の最新株価はこちら!

●テスラ

 テスラは、先日、リストラを発表しました。人員整理によりコストを下げ、「モデル3」の販売価格を一段と引き下げる試みです。その発表の際に、今回の決算に関しても警告を発しているので、数字が悪くなることは織り込み済みです。

テスラ(TSLA)の最新株価はこちら!

●ゼネラルエレクトロニクス

 ゼネラル・エレクトリックは、発電タービンのビジネスの低迷が続いている関係で、酷い決算が続いています。しかし、ウォール街に影響力を持つJPモルガンのアナリストがGE株を格上げしました。今回の決算発表では、いよいよ業績の底打ちが見られるか注目したいと思います。

ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)の最新株価はこちら!

●アマゾン

 アマゾンは、過去2回の決算発表で、それぞれ今後の売上高ガイダンスを大幅に引き下げました。つまり、売上成長モメンタムの鈍化が著しいのです。今回の決算発表は、小売業にとって重要なクリスマス商戦期間を含んでいるため、とりわけ注目されます。

アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)最新株価はこちら!

先週の決算発表を総まとめ
スターバックスの既存店売上は好調だが、値上げに依存?

 さて、先週の決算発表ですが、まちまちな内容でした。

●プロクター&ギャンブル

 プロクター&ギャンブル(以下P&G、ティッカーシンボル:PG)の第2四半期(12月期)決算は、EPSが予想1.21ドルに対して1.25ドル、売上高が予想171.6億ドルに対して174.4 億ドル、売上高成長率が前年同期比+0.2%でした。

 オルガニックな売上高成長率は+4.0%で、うちボリュームが+2%、価格が1%、ミックスの改善が+1%でした。ミックスの改善に関しては、前期に続きプレミアムのスキンケア製品「SK-Ⅱ」が力強く成長したことが寄与しました。

 P&Gに関しては、これで2期連続で良い決算が続いたことになります。しかし、同社の好決算は「SK-Ⅱ」という流行に左右されやすい商品に依存しているため、懐疑的な投資家も多いです。

プロクター&ギャンブル(ティッカーシンボル:PG)の最新株価はこちら!

●スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)

 スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)の第1四半期(12月期)決算は、EPSが予想65セントに対して75セント、売上高が予想64.9億ドルに対して66.3億ドル、売上高成長率が前年同期比+9.2%でした。

 グローバル既存店売上比較は、予想+3%に対し+4%で、うち来店客数は+1%、価格は+3%でした。米州既存店売上比較は+4%で、うち来店客数は±0%、価格が+4%でした。中国既存店売上比較は+1%で、うち来店客数は-2%、価格は+3%でした。

 つまり、スターバックスの好調な既存店売上比較は、値上げに依存している部分が大きいのです。

スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)の最新株価はこちら!

 次に半導体セクターに目を転じると、決算は総じて悪かったです。

●テキサス・インスツルメンツ

 テキサス・インスツルメンツ(ティッカーシンボル:TXN)の第4四半期決算は、EPSが予想1.24ドルに対し1.27ドル、売上高が予想37.5億ドルに対し37.2億ドル、売上高成長率が前年同期比-0.9%でした。売上高成長率の内容を見ると、アナログICが+4%、エンベッデッド(組み込みプロセッサ)が-12%でした。

 第3四半期から見られ始めた需要の減退は、第4四半期も続きました。特にスマホ向け半導体が弱かったです。中国のスマホ・メーカーからの受注も弱かったです。卸業者は、米中貿易戦争で在庫を取ることに対し用心深くなっています。自動車向け半導体、工業向け半導体も需要が減退しました。その反面、5Gに向けてコミュニケーション半導体は好調でした。現在の在庫水準は、目標より未だ高目です。

 第1四半期のEPSは予想1.21ドルに対して新ガイダンス1.03〜1.21ドルが、売上高は予想36.1億ドルに対して新ガイダンス33.4億〜36.2億ドルが提示されました。

テキサス・インスツルメンツ(ティッカーシンボル:TXN)の最新株価はこちら!

●インテル(ティッカーシンボル:INTC)

 インテル(ティッカーシンボル:INTC)の第4四半期決算は、EPSが予想1.22ドルに対して1.28ドル、売上高が予想190.2億ドルに対して186.6億ドル、売上高成長率が前年同期比+9.4%でした。

 PCセントリック・ビジネス(CCG)の売上高は、+10%の98億ドルでした。ビジネス向け、ゲーム向けプロセッサが好調でした。次の主力商品となる第9世代コア・マイクロプロセッサ「アイスレイク」は、10ナノメーター線幅の微細加工技術を駆使した最新鋭のチップで、これを搭載したパソコンが店頭に並ぶのはクリスマスシーズンになると思われます。

 データ・セントリック・ビジネス(DCG)の売上高は、+9%でした。そのうち、クラウド向けは+24%、コミュニケーション向けは+12%、エンタープライズ向けは-5%でした。

 またインテルは、CPU「ゼオン」のハイパフォーマンス機種「カスケードレイク」を最近発表しました。これは、AIやメモリ機能を強化した製品で、すでに出荷が始まっています。

 インターネット・オブ・シングス・グループ(IoTG)の売上高は、-7%でした。ただし、第2四半期に他社へ売却したウインドリバー部門を除いた比較では、+4%でした。

 メモリ・ビジネス(NSG)の売上高は+25%、プログラマブル・ソリューションズ・グループ(PSG)の売上高は+8%でした。さらに、モービルアイ部門の売上高は、+43%の1.83億ドルでした。2018年中、モービルアイは28のデザイン・ウイン(他社製品の部品に採用されること)を獲得しており、現在78車種に採用されています。

 そんなインテルの第1四半期のEPSは予想1.01ドルに対して新ガイダンス87セントが、売上高は予想173.8億ドルに対して新ガイダンス160億ドルが提示されました。さらに、2019年度のEPSは予想4.54ドルに対して新ガイダンス4.60ドルが、売上高は予想732.2億ドルに対して新ガイダンス715億ドルが提示されました。

 これは、いまひとつ冴えないガイダンスだったと思います。

インテル(ティッカーシンボル:INTC)の最新株価はこちら!

【今週のまとめ】
アップルやフェイスブック、アマゾンなどは悪い決算の可能性も。
ひきつづきアトラシアンに注目!

 今週はアップルフェイスブックマイクロソフトテスラ(TSLA)ゼネラル・エレクトリックアマゾンなど、重要な企業の決算発表が相次ぎます。これらの銘柄は悪い決算を出すクセがついてしまっているので、注意が必要です。

 先週決算発表した企業の中で「これは買いたい!」と思わせるような銘柄はありませんでした。引き続きアトラシアン(ティッカーシンボル:TEAM)を一押しとしたいと思います。
【※アトラシアンに関する詳細はこちら!】
⇒米国株の決算発表シーズンは、滑り出しから不調で市場のEPS予想も下落! そんな中、好決算を続けるテンバガー(10倍株)候補のアトラシアンに注目!

■アトラシアン(TEAM)チャート/日足・6カ月
アトラシアン(TEAM)チャート/日足・6カ月アトラシアン(TEAM)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます。
拡大画像表示

【※今週のピックアップ記事はこちら!】
株初心者におすすめの「10万円株」2銘柄を紹介! AI翻訳機・ポケトークで好業績の「ソースネクスト」、利回り3.85%と高配当が魅力の商社「双日」に注目!

「NISA」で儲けるための「5カ条」をマンガで解説! 投資の目的の明確化、損切りや利益確定の徹底など、2019年に「NISA」で勝つために必要な戦略を伝授!

【2019年2月1日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。また「トレードステーション米国株 スマートフォン」なら、高機能チャートなど、多彩な機能を活用しながらスマホアプリから米国株の取引が可能! 現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1400銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル

注)2017年9月25日現地約定分からの手数料
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr


ZAiオンライン Pick Up
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開! ダイナースクラブカード」の全15券種の  付帯特典を調査して“実力”を検証 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 じぶん銀行住宅ローンの金利が業界トップクラスの低金利!じぶん銀行住宅ローン https://diamond.jp/articles/-/120666?utm_source=z&utm_medium=rb&utm_campaign=id120666&utm_content=recCredit ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ! 株主優待名人・桐谷さんがおすすめする「株主優待」を大公開!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

高配当株の儲け方
じぶんで作る年金
株主優待123銘柄

4月号2月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!お得な定期購読の詳細はコチラ!

 

【高配当株+Jリートの儲け方】

最強「日本株」の選び方!
利回り4%以上の全221銘柄の辛口
高配当株の投資ワザ9とオススメ銘柄
・とにかく
高い配当収入にこだわる! 
・配当を取りつつ
値上がり益を狙う
米国高配当株で配当&上昇を狙う! 
・Jリートで
4%以上の家賃収入!

毎月収入があるしくみを作れ! 
じぶんで作る
年金ガイド
しくみ作りを計画!
4人の達人のリアル事例集

ZAi読者2018年に買った株を診断!
値下がり株をメッタ斬り! 
・診断1-「IPO株」
ソフトバンクなど
・診断2-「お騒がせ株」
TATERUなど
・診断3-「優待株」
RIZAPグループ
・診断4-「高配当株」日産自動車など
・診断5-「有名株」
楽天など

フリマアプリお小遣い稼ぎ
●毎月分配型投信100本の本当の利回り

【別冊付録】
消費増税から生活を守る株主優待123銘柄

定期購読を申し込むと500円の図書カードをプレゼント!春のキャンペーン開催中!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ) 新築マンションランキング