世界景気の先行き不透明感から、軟調な展開が続く「大型株」の中でも、好調な「5G」や「半導体」関連でアナリストが太鼓判を押すのは、「ソニー(6758)」と「村田製作所(6981)」の2銘柄!
発売中のダイヤモンド・ザイの大特集は「【最強日本株】2019年・夏の陣」! 今年後半の株式市場は波乱相場が続くと予想されるが、こんなときこそ「絶好の買い時」と見ているプロも多い。そこで、この特集では「2019年後半に儲けるための投資戦略」を紹介するほか、「10万円株」「5万円株」「高配当株」「大型株」「新興株」「10倍株」などのジャンルで、今後注目すべき銘柄を格付けして取り上げている。
今回は、「【最強日本株】2019年・夏の陣」特集の中から、時価総額が比較的大きい「大型株」カテゴリーで、アナリストが厳選した2銘柄を紹介する!
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次世代通信規格「5G」関連や半導体関連銘柄が“総大将”に!
ゲームと半導体の「ソニー」、「MLCC」の「村田製作所」
ダイヤモンド・ザイ10月号では、アナリストがおすすめする「大型株」を10銘柄ピックアップ。各銘柄を「武将」になぞらえて「攻撃力(増収率やROEなど)」や「防御力(割安度、利回りなど)」のデータを掲載し、それぞれの力量から各銘柄を「総大将」「副大将」「武将」などとランク分けしている。今回はその中から、最も力量が高く、注目度も高い「総大将」の2銘柄を抜粋してみよう(※銘柄分析はアナリストなど専門家27名が担当。株価などのデータは2019年8月2日時点)。
今回、「大型株」の中で、多くのアナリストの支持を集めたのは、2020年に実用化が予定されている次世代通信規格「5G」関連や半導体関連銘柄だ。「東の総大将」に選ばれたのは、“電子の眼”とも称される「CMOSイメージセンサー」(半導体)事業への積極投資を進める「ソニー(6758)」。
「ソニー」は、いわずと知れた世界的なエレクトロニクス企業。直近の四半期決算ではスマホ向けで主力のCMOSイメージセンサー(半導体)事業が好調で、株価は上昇トレンドが続く。7月末に発表された2020年3月期の第1四半期の営業利益はスマートフォン向けのイメージセンサーが牽引し、前年同期比18.4%増の2309億円となった。さらに、2010年にサービスを開始した世界最大のゲームのサブスクリプションサービス「PS4」の世界での会員数が今年3月末時点で3640万人を超え、収益に貢献している点なども評価されたポイントだ。
「安定的な収入が期待できるサブスクリプションモデルの浸透で、映画や音楽などの事業の価値が高まった。ミラーレスカメラ『α』シリーズも好調」(鈴木一之さん)
「特に期待できるのはゲーム関連。PS4の次世代機や、クラウドゲームでのマイクロソフトとの交渉の行方に注目」(楽天証券経済研究所・土信田雅之さん)
「金融、映画、ゲーム、CMOSセンサーなど、爆発的な伸びは期待できないにしても安定した成長が続く。VR(バーチャルリアリティー)分野にも期待」(アルゴナビス・清水洋介さん)
もう一方の「西の総大将」に選ばれたのは、「積層セラミックコンデンサー(MLCC)」で世界首位の「村田製作所(6981)」。
「村田製作所」は大手電子部品メーカー。中でも「積層セラミックコンデンサー」は、次世代通信規格「5G」で需要が高まっている。高速環境の「5G」では部品の高密度化によって温度が上昇するため、高温環境に耐えうる部品が必要になる。こうした部品に強みがある村田製作所は、「5G」時代の本格的な到来で高い成長を続ける可能性がある。
「世界トップの『積層セラミックコンデンサー』は、これまではスマホ向けだったが、今後は『5G』や車載向けへの伸びを見込む。車載向けは実用化が進む自動運転などでも期待が大きい」(ラジオNIKKEI・和島英樹さん)
「足元は米中貿易摩擦の影響などが懸念される。しかし、長い目で見ると、自動運転やセルフレジ、キャッシュレス化、セキュリティーシステムの機械化、AI(人工知能)利用の拡大で、電子部品需要の拡大は必至だ。生産力も強化しており、将来性が高い」(アルゴナビス・清水洋介さん)
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ダイヤモンド・ザイ10月号の大特集「【最強日本株】2019年・
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