JALUX（2729）、株主優待の廃止と無配を発表！TOB価格は本日終値の1.5倍に決定して、夜間取引では株価が23％超も上昇、祝日明けもストップ高は確実か

　双日グループの商社で、空港内売店の運営などを手掛ける株式会社JALUX（ジャルックス）が、株主優待の制度を廃止することを、2021年11月2日の15時に発表した。

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JALUXは双日グループの商社で、空港内売店の運営などを手掛ける企業。双日、日本航空が大株主。
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　JALUXの株主優待は、9月末と3月末時点の株主に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に『JAL World Shopping Club』（通販カタログ）、『JALプラザTABITUS＋STATION』（東京・有楽町店舗）、『BLUE SKY』（空港店舗）などで利用できる『JALUX商品券』を、保有株数に応じて年2回贈呈」というものだった。

　しかし、この株主優待は2021年9月末時点の株主への実施分を最後に、廃止の見通しとなった。なお、JALUXは同時に、2022年3月期の期末配当の予想を修正して「無配」とすることも発表している。

　JALUXが株主優待を廃止するのは、日本航空と双日がそれぞれ50.50％、49.50％出資する予定のSJフューチャーホールディングス株式会社が、同社に公開買い付け（TOB）を行うため。TOB価格は1株につき2560円で、2022年2月上旬頃をメドに開始予定。公開買い付けの成立後、JALUXは上場廃止となる見通し。

　今後、JALUXの株価は公開買い付け価格の2560円付近まで上昇する可能性が高く、実際、SBI証券の夜間取引（PTS取引）では、当日（11月2日）の終値1706円より400円も高い2106円（＋23.45％）を記録している。祝日明け11月4日以降の株価にも注目が集まりそうだ。
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廃止されるJALUXの株主優待制度の詳細と利回りは？

 JALUXの2021年11月2日時点の株価（終値）は1706円なので、株主優待が廃止されなければ、株主優待利回りは以下のようになっていた（※株主優待は年2回、受け取ったものとする）。

（100株保有の場合）
投資金額：100株×1706円＝17万600円
株主優待品：JALUX商品券4000円分
株主優待利回り＝4000円÷17万600円×100＝2.34％

（500株保有の場合）
投資金額：500株×1706円＝85万3000円
株主優待品：JALUX商品券8000円分
株主優待利回り＝8000円÷85万3000円×100＝0.93％

　JALUXの株主優待は通販カタログでのショッピングなどで利用できる「JALUX商品券」だったが、公開買い付けの成立を前提として、廃止の見通しになった。100株保有時の優待利回りは2.34％と、そこそこ高かったため、残念に思う株主もいるだろう。しかし、本日（11月2日）発表された公開買い付け価格は2560円で、本日の終値1706円と比べると5割も高く設定されているので、株主優待よりも大きな利益を手にできる投資家も多そうだ。
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　JALUXは双日グループの商社で、空港内売店の運営などを手掛ける企業。双日、日本航空が大株主。2022年3月期（通期）の連結業績予想は、経常利益が2億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1億円。

■JALUX
業種	コード	市場	権利確定月
卸売業	2729	東証1部	9月末・3月末
株価（終値）	必要株数	最低投資金額	配当利回り
1706円	100株	17万600円	ー
【JALUXの最新の株価チャート・株主優待の詳細はこちら！】
※株価などのデータは2021年11月2日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

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• 1月
• 2月
• 3月
• 4月
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• 6月

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• 8月
• 9月
• 10月
• 11月
• 12月

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