利上げは「しんどい」が、最悪シナリオではない
政策金利を緩和から引締めに転じるということは、つまりそれだけ景気が良いことを意味します。
それはこれまで金融相場のストーリーに乗っかって投資してきたのを、業績相場のストーリーに乗っかる投資に置換することに他なりません。
この気持ちの入れ替えは、しんどい作業であることにはちがいありませんが、「喉元過ぎれば」という類の、一過性のものです。
本当に怖いのは、インフレの息の根を止めるために、利上げに次ぐ利上げを繰り返し、とうとう経済の息の根まで止めてしまうシナリオです。最近では2007年夏に利下げに転じたエピソードが思い出されます。

言い換えると、政策金利が「下から上」に変わるとき(=それは今です)は、ようやく景気が立ち直っているときなので、居心地の悪さは一時的だということです。これとは対照的に、政策金利が「上から下」を向き始めた2007年夏の例などでは、大惨事になることもあるということです。
市場参加者のセンチメントを見ると、リーマンショック以降、かれこれ5年半も「FRBに、おんぶにダッコ」という状態に慣れきってしまった投資家は、まだまだ緊張感が足りません。
下は投資家の強気(ブル)と弱気(ベア)の状況をグラフ化したものです。

強気が多いほど、慢心している投資家が多いので危険だという風に解釈します。
呑気な投資家が多すぎるので、先週の下げで「もう調整は完了。再び買い乗せ出来る」と安心するのは、すこし虫が良すぎる気がします。
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