株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2017年2月26日 ザイ編集部

為替に影響されにくい、業績好調の割安な新興株は?
プロ考案の「5つの条件」でスクリーニングした中で
3期連続で営業利益が増益のジャスダック銘柄を紹介!

発売中のダイヤモンド・ザイ4月号では、「今月の株スクリーニング5」と題し、フィスコの佐藤勝己さんにこれから上昇する株の「5つのスクリーニング条件」を挙げてもらい、実際にそのスクリーニング条件で抽出された注目銘柄をランキングで紹介している。本誌では5銘柄挙げているが、ここではその中から3銘柄をピックアップする。

今は不安定な大型株より
高値更新の「新興株」に注目をせよ!

 米国のトランプ大統領のインフラ投資計画や減税政策などが実行されていくに従い、為替はドル高円安となっていく可能性が高く、日本株の先高期待は大きい。ただ、直近では円安への口先介入なども含めた保護主義政策が大きくクローズアップされ、日本株に対する不安要素となっている。そのため、当面は神経質な展開に注意が必要だ。

 こうしたなか、為替の影響が相対的に小さい新興市場銘柄に、より関心が向かっていく公算は大きい。直近、マザーズ指数は昨年7月14日以来の1000ポイント乗せを達成。ジャスダック平均も2015年7月の高値を更新して、11年ぶりの高値水準に達している。新興市場の最大の魅力は業績の成長性だが、国内外の経済情勢が好転してきている状況下において、あらためて高い成長性に期待する動きが強まっていくはずだ。

為替の影響を受けにくく業績好調の割安株を見つける
「5大スクリーニング条件」を公開!

 上記の状況を踏まえたうえで、為替の影響を受けにくく、これから上がる可能性のある日本株の「スクリーニング条件」を5つにまとめると以下のようになる。

【条件1】新興市場の銘柄であること!
⇒今上昇力が強いジャスダック市場に上場

 トランプ米大統領の円安への口先介入なども想定され、円高の影響が少ない新興市場銘柄に資金が向かう可能性は高い。

【条件2】業績が安定的に好調なこと!
⇒今期予想を含めて3期連続で営業増益

 成長性は新興市場銘柄の最大の魅力。そこに加えて、安定して業績が成長している株であれば、買いへの安心感が強い。

【条件3】海外投資家も注目していること!
⇒外国人持株比率が10%以上

 海外の機関投資家の保有比率が高い銘柄は、先行きに対する自信が持てる。個人投資家中心の銘柄に比べ、株価の安定感も強い。

【条件4】人気が過熱していないこと!
⇒予想PERが30倍未満

 成長性が高くても、株価に過剰に織り込んでいる銘柄は、業績の成長性が少しでも低下した際には過度に売られるリスクがある。

【条件5】株価が上がり過ぎていないこと!
⇒2016年の株価上昇率が20%未満

 高値掴みを避けるため大きく上昇した銘柄を排除。ちなみに2016年のジャスダック平均の上昇率は3.5%、マザーズ指数は6.3%。

5つのスクリーニング条件にあてはまる3銘柄を紹介!

 ダイヤモンド・ザイ4月号では、ここで紹介した5つのスクリーニング条件にあてはまった銘柄のなかから、【条件2】で挙げた「今期予想を含めて3期連続で営業増益」している銘柄のランキングを5位まで紹介しているが、ここではそのうちの上位3銘柄を抜粋しよう。

 1位は、3年間で営業利益が3倍超に増加した「チヨダウーテ(5387)」だ。同社は、石こうボードなどの建材メーカーで、遮音や湿度調整機能ボードなど独自技術製品が強み。石こうボードは、調湿やホルムアルデヒド吸着分解、抗菌・消臭機能など幅広い機能を持った商品群が特徴だ。

 「チヨダウーテ」は、千葉工場でのドライヤー熱効率改善工事をはじめ、各工場における生産体制を見直し、合理化・効率化対策を推進している。営業利益は2014年3月期を底にV字回復した。

 2位は、真空シールなどの半導体装置向け部品を開発する「フェローテック(6890)」。そのほかに、太陽電池用のシリコンインゴットも展開する「フェローテック」は、今期第2四半期の営業利益は7割増と好調だ。

 特に半導体・液晶パネル等の製造装置向け真空シールやマテリアル製品が堅調で、太陽電池関連事業はシリコン製品などの需要増により量産効果が向上し、黒字を維持している。また、自動車温調シート向けのサーモモジュール、パワー半導体用基板も伸びている。

 そして3位になったのが、国内最大手の翻訳専門会社の「翻訳センター(2483)」だ。

 医薬分野での翻訳専門会社として創業した「翻訳センター」も、現在は特許、工業、金融・法務へと翻訳分野を拡大。通訳、派遣、コンベンション運営、通訳者・翻訳者教育など多角化も進めている。

 多数の中小プレーヤーがひしめく翻訳業界において、専門分野に特化し、組織化・システム化された営業・制作機能を整備。国内翻訳業界1位、世界の語学サービス企業で14位、アジアでは4年連続1位のポジションを築いている。