IPO株の銘柄分析&予想
2018年2月23日 ザイ・オンライン編集部

「和心(わごころ)」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の和装小物販売・着物レンタル企業との比較や予想まで解説!

[2018年3月30日 情報更新]

会社名 和心(わごころ)
市場・コード/業種 東証マザーズ・9271/小売業
上場日 3月29日
申込期間(BB期間) 3月13日~3月19日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券マネックス証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 4555円(167.94%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

和心のIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月12日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月13日~3月19日
公開価格決定 3月20日
購入申込期間 3月22日~3月27日
払込日 3月28日
上場日 3月29日

和心のIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2018年3月16日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短3日で取引可能]
92.2
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
2.6
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短2日後に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
野村證券 1.7  
極東証券 0.9%  
エース証券 0.9%  
エイチ・エス証券 0.9%  

和心のIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1620
仮条件
[予想PER(※2)
1620~1700円
21.0倍~22.0倍]
公募価格 1700円
初値 4555円
初値騰落率 167.94%
予想トレーディングレンジ(※3) 2000円~5000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2018年3月8日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 11.2倍
日本和装<2499> 14.0倍(連)
一蔵<6186> 10.8倍(連)
ヤマノHD<7571> 8.7倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割高と判断できる。

和心の発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 275万5700株(予定)
公開株式数 公募29万株  売出11万4000株
(オーバーアロットメントによる売出6万600株)
想定公開規模(※1) 7.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

和心は着物・和装を手掛ける成長企業

「和心」の公式サイトより

 和装小物の販売及び着物レンタルを行う。「モノ事業」では、製造小売業(SPA)の事業形態で、「かんざし屋wargo」など6ブランドの商品を、京都をはじめ国内の主要都市・観光地に4業態で展開している。「コト事業」では、「きものレンタルwargo」の業態で京都をはじめ国内の主要都市・観光地に出店するほか、ECサイトからも着物レンタルを提供している。

 公開規模が比較的小さいうえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けてインバウンド関連として注目を集める可能性があるだろう。「はれのひ」の事業停止問題で着物業界への悪影響が懸念されるが、同社は直近数期の業績が好調に推移しており、IPOにおいて初値への影響は小さいと考えられる。

 公開規模については8億円前後となる見込み。アズ企画設計<3490>が同日上場するものの、ともに公開規模が小さいため、吸収は十分可能だろう。

◆「和心」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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和心の業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2014/12 1,027
(―)
▲ 23
(―)
▲ 10
(―)
2015/12 1,286
(25.3%)
64
24
2016/12 1,732
(34.6%)
153
137.1%
94
287.2%
2017/12推 2,488
(43.6%)
246
(60.1%)
150
(58.0%)
2018/12予 3,588
(44.2%)
340
(38.2%)
213
(42.0%)
2017/9 3Q 1,801
(―)
174
(―)
115
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:77.29円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

和心の業績コメント

 2018年12月期の業績は、売上高が前期比44.2%増の35.8億円、経常利益が同38.2%増の3.4億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元では、同社はモノ事業及びコト事業において、競合他社との差別化の更なる強化を図り、顧客に選んでもらえる店舗となるべく取り組みを行っている。

 モノ事業は、前第3四半期累計期間(2017年1月~9月)において「北斎グラフィック」5店舗、「箸や万作」4店舗の新規出店を行った。その結果、前第3四半期累計期間末においては41店舗となった。また、既存店が順調に推移したことにより、売上高の増加に繋がった。

 コト事業は、「きものレンタルwargo」4店舗の新規出店を行った。その結果、前第3四半期累計期間末においては11店舗となった。また、既存店が順調に推移したことにより、売上高の増加に繋がった。

和心の詳細情報

■基本情報
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目20番12号
代表者名(生年月日) 代表取締役 森 智宏(昭和53年12月10日生)
設立 平成15年2月7日
資本金 1億6485万円(平成30年2月23日現在)
従業員数 100人(平成29年12月31日現在)
事業内容 和装小物の販売及び着物レンタル
■売上高構成比率(2016/12期 実績)
品目 金額 比率
モノ事業 1,324 百万円 76.4%
コト事業 408 百万円 23.6%
合計 1,732 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社フォレスト 105万株 42.58%
2 森 智宏 82万5000株 33.46%
3 最上 夢人 28万2000株 11.44%
4 中村 彰一 6万1800株 2.51%
5 株式会社エボラブルアジア 4万2000 1.70
6 バリューマネジメント株式会社 3万9900株 1.62%
7 株式会社BuySell Technologies 3万株 1.22%
8 羽原 加奈子 2万7000株 1.10%
9 株式会社ブレア 1万9800株 0.80%
10 藤山 恵莉香 1万8000株 0.73%
10 株式会社ビジョン 1万8000株 0.73%
合計   241万3500株 97.88%
■その他情報
手取金の使途 設備投資資金、システム投資資金及び増床資金に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2017年9月22日
割当先 株式会社エボラブルアジア、他4社
発行価格 1,666円 ※株式分割を考慮済み
◆「和心」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短2日後に取引可能]
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和心の銘柄紹介

 同社は『日本のカルチャーを世界へ』を経営理念に、「日本文化を感じるモノを作り販売する」モノ事業と「日本文化の良さを体験してもらう」コト事業の2つの事業を運営している。

 同社が製品・サービスのテーマに掲げる"日本のカルチャー"とは、日本の風土そのもの、またそれにより育まれた日本人の民族性、生活様式/習慣、あるいはそれらに影響を受けた人々が生み出してきた哲学や思想、文化・芸術や技術の賜物である。伝統と革新の両面で、日本という国を象徴するあらゆるモノ、そこに住む我々日本人を形づくってきたあらゆるコトを言う。

 2つの事業のいずれにおいても、インターネット上での周知・拡散を集客手段の基本とし、京都をはじめとした国内の主要都市/観光地においてドミナント出店(注)を行うことで、顧客が最初に接点を持った1店舗/媒体を入口に、他店舗/他媒体への興味・関心を喚起することで、顧客に複数の製品と購買機会を提供するビジネスモデルを展開している。

(注)「ドミナント出店」とは、小売業が特定の地域に集中して出店し、管理や販促等の効率化やコスト削減を図ることをいう。

(1)モノ事業

 モノ事業は、企画・デザインから製造、販売までを自社で徹底して管理する製造小売業、いわゆるSPA(「Specialty store retailer of Private label Apparel」の略語)の事業形態を取っている。店舗の空間設計や施工、オムニチャネル化を可能としたECサイトの開発・運用まで一貫して管理する事業形態を取ることで、効率的かつ高収益を目指した小売業を展開している。また、小売業で蓄積したノウハウを武器に、他企業へのOEM提案を行っている。

(2)コト事業

 「きものレンタルwargo」の業態で京都をはじめ国内の主要都市/観光地に11店舗(2017年12月31日時点)を出店するほか、ECサイトからも着物レンタルを提供している。

 なお、京都府では「京都きものレンタルwargo」、京都府以外の地域では「きものレンタルwargo」の店舗名で事業展開している。

 観光や冠婚葬祭で着る着物のレンタルはもちろん、着付けや荷物の預かり、ヘアセットまで提供し手ぶらで着物を楽しめる店舗、及びECサイトで着物一式を借りることができる宅配着物レンタルサービスを運営している。

和心の投資のポイント

 公開規模が比較的小さいうえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けてインバウンド関連として注目を集める可能性があるだろう。今年1月の成人式に起きた「はれのひ」の事業停止問題で着物業界への悪影響が懸念されるが、同社は直近数期の業績が好調に推移しており、IPOにおいて初値への影響は小さいと考えられる。

 むしろ訪日外国人客年間4000万人という政府目標に向けてインバウンド需要の拡大が見込まれ、関連銘柄として東京五輪に向けて成長が期待されよう。昨年のIPOで公開規模が10億円未満だった33社の公開価格に対する初値上昇率は平均193.7%と極めて好調だったことから、同社も軽量感を背景に初値買い人気が高まりそうだ。

 同社は「モノ事業」と「コト事業」の2つの事業を運営する。2016年12月期実績で売上高の76.4%を占めるモノ事業では、企画・デザインから製造、販売までを自社で徹底して管理する製造小売業(SPA)の事業形態で、「かんざし屋wargo」「かすう工房」「おびどめ屋wargo」「北斎グラフィック」「ゆかた屋hiyori」及び「箸や万作」の6ブランドの商品を、京都をはじめ国内の主要都市・観光地に4業態で展開している。

 同23.6%を占めるコト事業では、「きものレンタルwargo」の業態で京都をはじめ国内の主要都市・観光地に出店するほか、ECサイトからも着物レンタルを提供している。着物を着慣れない現代の若者や外国人でも扱いやすいポリエステル素材の着物を、着付け無料で貸し出すことで、誰もが気軽に日本古来の装いと接点を持てる機会を提供する。また、インバウンド需要にも応えるために自社開発のECサイトを12カ国語で展開している。

 業績面について、2018年12月期は売上高が前期比44.2%増の35.8億円、経常利益が同38.2%増の3.4億円と増収増益の見通しとなっている。期末店舗数はモノ事業が前期末比18店舗増の62店舗(出店22店舗、閉店4店舗)、コト事業が同9店舗増の20店舗(出店9店舗)を計画しており、店舗数の拡大が業績をけん引する。また、日本人国内旅行消費額及び訪日外国人旅行消費額の増加も追い風となっているようだ。

 想定仮条件水準の今期予想PERは20~22倍程度となる。着物・和装を手掛ける類似企業のバリュエーション水準は低く、同社は業績の伸びをある程度織り込んだ価格設定と言えるだろう。

 公開規模については8億円前後となる見込み。代表取締役の森氏とその資産管理会社が発行済株式の7割超を保有しており、株主構成を見ても需給面は良好だろう。なお、株主にはエボラブルアジア<6191>ビジョン<9416>の名も見られる。また、3/29はアズ企画設計<3490>が同時上場するものの、ともに公開規模が小さいため、吸収は十分可能だろう。

◆「和心」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
マネックス証券[最短2日後に取引可能]
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