「株」初心者向け!株式投資のはじめ方
2018年11月5日 ザイ編集部

株を底値で買い、天井で売るために、株価チャートの
“出来高”に注目しよう! 株価チャートの基礎知識と
出来高から相場の底値&天井を見極める方法を伝授!

荒れる株式相場の「大底」を株価チャートで見つけ出せ!「ローソク足」「移動平均線」など株価チャートの基礎知識のほか、「出来高」を利用して株価の「大底」や「天井」を見極める方法を紹介!

ダイヤモンド・ザイの別冊付録は、人気15銘柄の診断も掲載した「株価チャートがスラスラわかる本」! ローソク足、移動平均線、出来高で構成される基本のチャートで、日本株を代表する人気15銘柄を分析し、買い時や目標株価を算出している。

今回は、その中から「株価チャートの仕組み」や「出来高の使い方」についての記事を抜粋して紹介しよう!

株価チャートの売買サインで、勝率アップを目指せ!

 株価チャートのいいところは、今「上がっているのか」「下がっているのか」のトレンドが一目でわかること。さらに、業績分析重視の人も、株価チャートで今が過去の株価と比べて安値圏か、高値圏かを知ることで、高値掴みを避けることができる。また、短期・中期・長期のどの投資期間でも使える点もメリットだ。

◆【株価チャートの いいところは?
(1)株価のトレンドが、一目でわかる!
⇒日々の株価を340円、345円、320円…と並べても数字に目がくらむだけで何もわからない。一方、株価チャートは、横軸が時間軸、縦軸が株価になっているため、一目で株価のトレンド(方向性)がわかり、将来の株価の見通しも立てやすい。

(2) 高値掴みを避け、底値で買うことができる!
⇒株価チャートにはさまざまな情報が詰まっている。そして統計的に見て、「このローソク足が出たら底値のサイン」「この株価チャートの形は下落のシグナル」など、将来の値動きを占うサインが隠されている。業績分析と併用して勝率アップを狙おう。

(3)短期・中期・長期の、どの投資期間でも使える!
⇒株価チャートは、時間軸を1日、5日、1カ月、1年など自由に変えて見られる。1日の値動きで取引するデイトレーダーだけでなく、市場の雰囲気や企業の業績などを重視して年に数回取引する程度の長期投資家にとっても、役立つツールなのだ。


 株価チャートは、基本的に「ローソク足」「出来高」「移動平均線」の3つの要素から成り立っている。ただの折れ線グラフや棒グラフに見えるかもしれないが、実はそれぞれから大量の情報を読み取れる。

 まず、ローソク足。1本が始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)の4つの値でできており、株価が始値から上昇して終われば「陽線(ようせん)」、下落したら「陰線(いんせん)」となる。

 陽線・陰線の胴体の色はチャートによりさまざまだが、ザイでは基本、白が陽線、青が陰線だ。胴体の長さや色の違いで、その時の投資家の動きや勢いが一目でわかるのだ。

 下にある棒グラフが示す出来高は、期間中に成立した売買数量の合計のこと。出来高が多ければ多くの人が売買していることを意味し、いわば人気のバロメーターだ。

 また、ローソク足にからまる折れ線グラフ(移動平均線)は、直近の株価の平均値を割り出してグラフにしたもので、右肩上がりなら過去からずっと株価が上昇しており、強気の投資家が多いことを意味する。

 このように一目で投資家心理がわかるのが株価チャートだ。加えて、世界の多くの人が株価チャートを参考にしているため、買いサインや売りサインが当たりやすくなっている。

 ダイヤモンド・ザイでは、チャートの見方や、「ローソク足」「移動平均線」「出来高」の使い方を解説しているが、ここでは「出来高」の使い方を抜粋して紹介する。(※チャートはダイヤモンド・ザイの取材が行われた10月4日時点)

出来高の急増は底値圏では「買い」のサインだが、
高値圏だとピークを付ける可能性大!

 出来高の急増や急減だけで売買の判断はできない。出来高は株価の動きと一緒に見る必要がある。

 「不人気株で株価の動きがない銘柄の出来高が急増した場合は、買いサインです」(インベストラスト代表取締役・福永博之さん)

ジェイホールディングスの最新チャートはこちら!ジェイホールディングス(2721)」は、普段あまり出来高がないが、2年に1~2回ほど出来高が急増して株価が急騰。1~2カ月で株価が元の位置に戻る傾向があるので、短期の売買と心得よう。
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 普段注目されない株の出来高が増えるということは、何らかの要因があって急に注目が集まり、買いたい人が殺到していることを意味するからだ。ただし、上昇が一過性の可能性もあり、すぐに株価が元の位置に戻ることも多いので注意しよう。

信越化学工業の最新チャートはこちら!大型株の「信越化学工業(4063)」は、高値圏での出来高急増で下落トレンド入り。外国人投資家などの機関投資家が、それまでに上昇したことで、利益確定売りが増えた可能性が高い。
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 一方で、大型株の株価が高値圏で出来高が急増した場合は、要注意。買いたい人がいる一方で、利益確定の売りもたくさん出ており、株価がピークを付ける可能性が高いからだ。

 10月中旬以降、株式市場は大荒れだが、こんなときこそ株価チャートで正しい売買タイミングを計って勝率アップを目指そう!