来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(1/26~1/30)の日経平均株価の予想レンジは5万3000~5万5500円! 日米で注目企業の決算が相次ぐ中、国内では衆院選を控えて「高市銘柄」が再燃!

2026年1月23日公開(2026年1月23日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、週前半は米欧関係悪化への懸念から
売られたものの、週後半には懸念が和らいで株価が回復!

 今週(1月19〜23日)の日経平均株価は小幅に下落し、最終的に先週末と比べて89.30円(0.17%)安い5万3846.87円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 米国のトランプ大統領は1月17日、グリーンランドの領有を巡る取引が成立しなければ欧州連合(EU)諸国に新たな関税を課すと表明。その結果、米欧経済への悪影響を警戒した売りが出て、週明け19日の日本市場は売りが先行して始まりました。

 また、先週は衆院解散への思惑から日経平均株価が急伸しましたが、1月19日夕方に高市首相が正式に解散を表明したことも影響し、今週前半までは利益確定の動きが優勢となりました。日経平均株価も21日まで5日連続で下落し、一時5万2194.81円まで下げる場面も見られました。

 しかし、トランプ大統領は1月21日、ルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長との会談を経て、グリーンランドを巡る欧州8カ国への追加関税を課さない考えを示しました。これを受け、米欧摩擦への懸念が和らぐとの見方から主力株を中心に買い戻しが入り、1月22日の日経平均株価は大幅に反発して一時5万3992.53円まで上昇しました。

 週末の1月23日には、前日の米国市場の強い値動きに加え、日銀の金融政策決定会合を通過したアク抜け(悪材料が出尽くし状態)の動きや、衆院解散によって改めて高市政権への期待感から買いが入り、一時5万4000円台を回復する場面も見られました。
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来週は、米国のIBM、マイクロソフト、メタ、アップル、テスラ、
国内のアドバンテス、ファナックなど、日米の主要企業の決算に注目!

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 5万3000 ~ 5万5500円

 
 来週(1月26〜30)の日経平均株価は、底堅い展開が期待されます。

 来週は米国で連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるほか、IBM(IBM)メタ・プラットフォームズ(META)マイクロソフト(MSFT)テスラ(TSLA)アップル(AAPL)シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)サンディスク(SNDK)ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)といった主要IT企業や半導体企業の決算発表が予定されています。特にエヌビディア(NVDA)に代わって人気が高まっているサンディスクの決算が投資家に与える影響は大きいと見られます。日本の株式市場も、これらの決算を受けた米国市場の動向に左右されやすいでしょう。

 一方、国内においても、日経平均株価へのインパクトが大きいアドバンテスト(6857)ファナック(6954)日東電工(6988)信越化学工業(4063)キーエンス(6861)などの決算が予定されており、決算内容を見極めたいとする“模様眺めムード”が強まりそうです。

 なお、衆院が解散し、27日公示―2月8日投開票の日程で選挙戦が行われます。高市首相は勝敗ラインを「自民党と日本維新の会で過半数」とし、「自身の進退をかける」と明言しています。高市政権への期待感から「高市トレード」が再燃しやすく、関連するテーマ株への物色意欲が高まりそうです。
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【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
ケミプロ化成が+64.58%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはケミプロ化成(4960)でした。高市首相が1月19日に実施した記者会見で今後の政策に関して説明しましたが、そのなかでペロブスカイト太陽電池の普及に言及。そこから「ペロブスカイト太陽電池」関連銘柄として買われたようです。
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「ペロブスカイト太陽電池」関連銘柄を紹介! 高市総裁の経済政策「サナエノミクス」で成長期待のセクターの中でも、エネルギー政策に関わる重要テーマを解説!

 値上がり率2位の中村超硬(6166)は、「レアアース」関連銘柄の一角として注目を集め、ストップ高を交えて上昇しました。
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「レアメタル」関連銘柄を紹介!「コバルトリッチクラスト」の採掘成功で注目される「レアメタル」は、“電気自動車”や“5G”にも欠かせない「国策テーマ」!

 値上がり率3位のチタン工業(4098)は酸化チタンや酸化鉄の製造を手掛けており、こちらも「レアアース」関連銘柄の一角として買いが波及しました。

 一方、今週の値下がり率ランキングの1位はエス・サイエンス(5721)でした。1月20日に、それまで非開示としていた2026年3月期通期の連結営業損益予想を3.7億円の赤字(前期は2.9億円の赤字)にすると発表したことが嫌気されました。

 値下がり率2位のアミタホールディングス(2195)は、産業廃棄物を100%再資源化する技術を有しています。足元で「レアアース」関連銘柄として急騰していましたが、今週に入って反動が強まり、大きく売られました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +64.58 ケミプロ化成(東S・4960)
2 +64.52 中村超硬(東G・6166)
3 +60.63 チタン工業(東S・4098)
4 +56.32 GRCS(東G・9250)
5 +37.75 倉元製作所(東S・5216)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −30.05 エス・サイエンス(東S・5721)
2 −23.72 アミタホールディングス(東G・2195)
3 −20.90 東邦亜鉛(東P・5707)
4 −18.21 東洋エンジニアリング(東P・6330)
5 −17.71 住友ファーマ(東P・4506)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,029,918,700 NTT(東P・9432)
2 858,055,900 ランド(東S・8918)
3 801,897,100 ジャパンディスプレイ(東P・6740)
4 431,836,900 大黒屋ホールディングス(東S・6993)
5 429,766,900 ソニーフィナンシャルグループ(東P・8729)

【来週の主要イベント】
米国のFOMC、マイクロソフト、アップル、サンディスクの決算、
国内のファナック、アドバンテストの決算、衆議院選挙公示などに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<1月26日(月)>
◆決算:ファナック(6954)日東電工(6988)
◆11月景気先行指数/一致指数改定値
◆独1月IFO企業景況感指数
◆米11月耐久財受注
◆決算:ウルフスピード(WOLF)

<1月27日(火)>
衆議院選挙公示
◆決算:信越化学工業(4063)コメリ(8218)
◆12月企業向けサービス価格指数
米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆米11月住宅価格指数
◆米11月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米1月リッチモンド連銀製造業指数
◆米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
◆決算:ボーイング(BA)テキサス・インスツルメンツ(TXN)

<1月28日(水)>
◆決算:アドバンテスト(6857)
日銀金融政策決定会合議事要旨
◆独2月GFK消費者信頼感調査
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見
◆決算:IBM(IBM)メタ・プラットフォームズ(META)マイクロソフト(MSFT)テスラ(TSLA)

<1月29日(木)>
◆決算:オリエンタルランド(4661)キーエンス(6861)中外製薬(4519)
◆米7-9月期四半期非農業部門労働生産性 改定値
◆米11月貿易収支
◆米11月卸売売上高
◆決算:アップル(AAPL)シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)

<1月30日(金)>
◆決算:アルプスアルパイン(6770)レーザーテック(6920)
◆1月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆12月失業率
◆12月有効求人倍率
◆12月百貨店/スーパー販売額
◆12月鉱工業生産 速報値
◆12月新設住宅着工戸数
◆独1月失業率
◆独10-12月期国内総生産(GDP)速報値
◆欧10-12月期四半期域内総生産(GDP)速報値
◆独1月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米12月卸売物価指数(PPI)
◆米1月シカゴ購買部協会景気指数
◆決算:サンディスク(SNDK)ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)

【来週の注目銘柄】
「TOPPANホールディングス」「セーレン」
「アルゴグラフィックス」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

TOPPANホールディングス(2026年12月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
その他製品 東P・7911 4879円 19.6倍 1.07倍
生成AIの普及を背景に、次世代半導体パッケージの量産計画を進める
従来の印刷事業にとらわれず、今後重点的に取り組むべき成長領域として「健康・ライフサイエンス」「教育・文化交流」「都市空間・モビリティ」「エネルギー・食料資源」を設定。さらに、生成AIの普及で求められる高性能半導体の需要に対応し、次世代半導体パッケージを量産する計画も進めています。また、グループ会社のTOPPANエッジが、入場整理券作成や印刷、封入封緘までワンストップで受託対応するなど「選挙ビジネス」を展開しており、「選挙」関連銘柄の一角としても注目されます。株価は直近のリバウンドで25日移動平均線を突破し、2025年12月11日につけた高値5217円が射程に入ってきました。高値更新からの一段の上昇が期待されます。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
セーレン(2026年12月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
繊維業 東P・3569 3320円 12.8倍 1.33倍
超小型人工衛星「CubeSat」の開発に取り組む
総合繊維メーカーですが、独自のデジタルプロダクションシステム「Viscometrics(ビスコテックス)」を核とした多角化を推進しており、「生活価値創造企業」として事業を展開しています。また、福井県や東京大学などと連携し、「CubeSat(キューブサット)」とよばれる超小型人工衛星を開発。すでに複数機を軌道投入し、さまざまなデータを取得しています。株価は、直近の急伸で2025年12月9日以来となる昨年来高値を更新。1990年11月につけた高値3500円が射程に入ってきました。
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アルゴグラフィックス(2026年12月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東P・7595 1593円 5.8倍 2.54倍
製造業向けに3次元CADを活用した製品開発支援を手掛ける
製造業向けに3次元CADやIT技術で製品開発を支援するPLM(製品ライフサイクル管理)などを展開。3次元CADシステム「CATIA」などのソフトウェア販売から導入コンサルティング、運用保守、教育サービスまで一貫して提供しています。株価は中長期の上昇トレンドが続いており、2025年12月15日には1709円まで上昇。その後は調整を見せていますが、下値支持線として意識される13週移動平均線まで下げてきたことから、再度のリバウンドバが期待されます。
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【※今週のピックアップ記事!】
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